エクストリーム・ジョブ
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エクストリーム・ジョブ
????
監督
イ・ビョンホン
脚本ムン・チョンイル
ペ・セヨン
製作キム・ソンファン
イ・ジョンスク
コ・テスク
モ・ソンジン
出演者リュ・スンリョン
イ・ハニ
チン・ソンギュ
イ・ドンフィ
コンミョン
音楽キム・テソン
撮影ノ・スンボ
編集ナム・ナヨン
製作会社アバウトフィルム
映画社ヘクリム
CJエンタテインメント
配給 CJエンタテインメント
クロックワークス[1]
公開 2019年1月23日
2020年1月3日[1]
上映時間111分[1]
製作国 韓国
言語韓国語
製作費95億ウォン[2]
興行収入 1,396億ウォン[3]
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エクストリーム・ジョブ
各種表記
ハングル:????
漢字:?不可失(極限職業)
発音:クッカンチゴプ
英題:Extreme Job
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『エクストリーム・ジョブ』(原題:????)は、2019年公開の韓国映画。犯罪組織を検挙するため、フライドチキン屋に扮した麻薬捜査班の奮闘を描くアクションコメディ[4]韓国で歴代興行収入1位を記録し、観客動員数は歴代2位となる1,626万人を突破した(2019年時点)[5][6]
日本では2020年1月3日公開[1]ケヴィン・ハート主演でハリウッドリメイクされることが決定している[7]
ストーリー

コ班長以下たった5人の麻薬捜査班は、いずれも人並み外れた体力と情熱を持って、昼夜を問わず事件を追っているものの、いつもミスに見舞われて被疑者を取り逃がし、実績ゼロで解体寸前となっていた。ムベ率いる国際犯罪組織による麻薬密輸事件が起き、組織の検挙指令が麻薬捜査班に下される。麻薬捜査班は潜伏捜査として、ムベ一味のアジトの目の前にあるフライドチキン屋に客として通い詰めながらの監視を開始するが、一味は証拠になるような動きを見せなかった。

ある日、チキン屋の主人が「あなたがた以外に客が来ないため店を閉める」と告げる。班の存続を事件解決に賭けているコ班長は、妻に内緒で前借りした退職金でフライドチキン屋を買い取り、秘密捜査本部として用いるようになる。出入り口の鍵を閉めなかったためにムベの手下がチキンを食べようと店内に入り、あわてた刑事たちは「準備中だ」として彼らを追い返してしまう。このことをきっかけに5人は、アジトへ突入しての現行犯逮捕を狙って、アジトからの出前注文を待つために、フライドチキン屋の営業を始める、という遠大な作戦に乗り出す。すると、絶対味覚を持つマ刑事が考案した新レシピが当たり、チキン屋が連日大繁盛してしまう。ところがいつまで経ってもムベ一味からの注文はなく、ついに店の切り盛りに追われて、捜査を後回しにするようになる。

姿を見せない麻薬捜査班に業を煮やした署長が、5人を署に呼び出して叱責する。そのとき、アジトから出前の注文が入り、班は急いで店に戻ったうえ、かねて綿密に計画していた突入作戦を決行する。意を決したコ班長がドアを開けると、そこにいた注文の主はムベ一味ではなく、清掃員に振る舞う軽食を求めていたビルの大家だった。麻薬捜査班が店を留守にしている間に、アジトは引き払われていたのだった。捜査が振り出しに戻った5人に追い打ちをかけるように、かつて取材を門前払いしたテレビディレクターの逆恨みによって、店の悪評につながるような編集映像を放送されてしまう。捜査の真相を知った署長は麻薬捜査班に無期限の停職を命じる。チキンづくりへの情熱が芽生えていたコ班長たちは、悪評を払拭するためにチキン屋の経営を継続することに決める。

たまたまチキン屋の映像特集をテレビで見ていたムベは、手下のコンサルタント・チョンを送り込む。チョンは店の救済策として、チキン屋を全国チェーンに拡大する経営計画を持ちかける。ムベは客足が途絶えたチキン屋の弱みに付け込めると合点し、フライドチキンチェーン店に偽装した麻薬の秘密流通計画を企んだのだった。チキンで稼いで退職金を取り返したいコ班長はチョンの計画に応じる。新たに各地で開店した支店はムベの麻薬配達基地となる。麻薬の梱包と配達を裏稼業とする支店の、片手間で作られたチキンの味はひどいものとなる。

やがて、支店の評判が芳しくないことを見聞きした5人は、チェーン店運営会社内に「従業員教育部」を発足させ、刑事として培った技能を用いて実態を調査していく。配達代金が支払われたばかりのチキンが食べられずに捨てられる事態や、配達員に麻薬中毒者がいることが判明したことで、5人は計画をさとり、ついにムベの居所をつかむが、感づいたムベは先手を打ち、マを捕らえる。4人はマを救出するため最後の戦いに挑む。
登場人物・キャスト
麻薬捜査班

劇中で「水原カルビ味チキン」本店メンバーにもなる。
コ・サンギ
演 -
リュ・スンリョン(日本語吹替 - 白熊寛嗣[8]麻薬捜査班の班長。チームの年長者[9]。潜入捜査の一環で偽装営業したフライドチキン屋の店長となる。何事にも真面目で正義感も強く温厚だが、凡ミスが多く職場では署長から、家庭では妻から?られるのがお決まりで、娘からは言わばATMのような扱いをされていたりと、肩身の狭い日々を送っている[10]。20年凶悪犯罪と対峙するベテランで12回刺された経験を持つ。武術に長けている訳ではないが、卓越したスタミナと刺されても死なないことから警察内ではゾンビと呼ばれる。
チャン・ヨンス
演 - イ・ハニ(日本語吹替 - 木村涼香)麻薬捜査班の紅一点。怖いもの知らずで、歯に衣着せぬ少々ガサツな立ち振る舞いと正義感によって、考えるより先に身体が動いてしまうムエタイの元チャンピオン。チキン屋ではホールマネージャーを担当し、客をテキパキとさばき、会計周りをビシビシと仕切っていく[10]
マ・ポンパル
演 - チン・ソンギュ(日本語吹替 - 内野孝聡知能指数は高いとは言えず何をやらしても失敗する、麻薬捜査班で一番のボンクラかつトラブルメーカー。実は絶対味覚の持ち主で、実家が焼き肉屋であることを活かした応用レシピによって、神がかり的に美味しい「タレ付きチキン」を作れたことからチキン屋の厨房長を務めることになるが、自身の才能に気付きチキン作りが天職なのではないかとアイデンティティーに悩む[10]。元柔道韓国代表選手。
キム・ヨンホ
演 - イ・ドンフィ(日本語吹替 - 濱野大輝)麻薬捜査班では一番常識的で冷静な人物。当初の潜入捜査では唯一店を切り盛りせず、店の前に停車した自動車の中から組織のアジトを監視し、時には追跡・尾行する係だったため、頻繁に捜査のことで一人で悶々と真剣に悩む。チキン屋の営業に夢中になって刑事の本分を忘れたメンバーに「俺たち刑事なのに何で全力でやってんだよ! 繁盛させてどうするんだよ!」と現実を自覚させるツッコミ的役割も担っている[10]。元韓国海軍特殊部隊所属で、「人を殺した」との噂がある人物。
キム・ジェフン
演 - コンミョン(5urprise(朝鮮語版))(日本語吹替 - 清水健佑)麻薬捜査班の最若手。真面目だが極端に熱血で単純な性格のため、時に捜査やチーム内を混乱させる。組織のアジトを監視するために閉店寸前のチキン屋を買い取って営業するという提案をした人物でもある。潜入捜査に誰よりも積極的に取り組み、チキン屋では厨房補佐として不器用な手付きながらも食材の下ごしらえ[注 1]に励む[10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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