株式会社エキスプロダクション種類株式会社
本社所在地 日本
〒182-0014
東京都調布市柴崎1-6-13[1]
設立1966年[1]
業種情報・通信業
法人番号6012401007360
エキスプロダクションは、日本の造型制作会社。現所在地は東京都調布市柴崎[1][2]。 1966年、大映の特撮映画『大怪獣ガメラ』に造型で参加していた八木正夫・村瀬継蔵・鈴木昶らが中心となり、特撮専門の造型会社として設立された[3][4]。八木が代表取締役を務め、村瀬が造型美術、鈴木が特撮をそれぞれ担当した[3]。社名は「エキスパート集団」を意味しており、村瀬によって命名された[4]。 『大怪獣ガメラ』では、当初の造型制作を行っていた撮影所の一角が使用できなくなったため、八木の自宅にプレハブの作業場を設けており、これがエキスプロダクションの前身となった[4]。 『大怪獣ガメラ』に引き続き、昭和ガメラシリーズや同じ大映制作の『大魔神』の造型を担当した[5]。そのほか、東映・円谷プロダクション・宣弘社など第一次怪獣ブームで特撮作品を制作していた各社の大半にエキスプロダクションのメンバーが関わっていた[4]。また、海外の映画会社から招聘され、韓国の『大怪獣ヨンガリ』や台湾の『封神榜』『乾坤三決闘』、『閃電騎士シリーズ』なども手掛けた[6][5]。 1971年、『仮面ライダー』への参加を皮切りに東映生田スタジオの制作作品で美術全般を手掛ける[6]。 現在は特撮美術だけでなく、プロ野球チームやJリーグチームのマスコット、企業キャラクターのスーツ、アニメキャラクターの宣伝用着ぐるみなどを幅広く手掛ける[1][2]。造型製作時の匂いや音に周辺住民から苦情が出るために移転が多く、現在の所在地は4か所目である[2]。
概要
主な人物
八木功 - 現・代表取締役。
過去の所属者
八木正夫 - 初代代表取締役。
村瀬継蔵 - 創設メンバーの1人[3]。立ち上げ時に「助手を6人育てたら独立する」と述べており、その言葉通り1972年に独立してツエニーを立ち上げた[5]。
鈴木昶 - 創設メンバーの1人[3]。
三上陸男 - 大映特撮からの繋がりで参加[7]。生田スタジオ時代の頃は全体の進行を調整するプロデューサー的な立場を務めた[7]。1975年に香港のショウ・ブラザーズからの招待で独立し、同年に藤崎幸雄とともにコスモプロダクションを立ち上げた[7]。
高橋章 - 『大怪獣ガメラ』に操演のアルバイトとして参加した時に三上と知り合い、以後美術を担当するようになりエキスプロに参加する[7][注釈 1]。