エウリュアロス(古希: Ε?ρυ?λο?, Euryalos, ラテン語: Euryalus)は、ギリシア神話の人物である。主に5人のエウリュアロスが登場する。 一人はメーラスの子で、カリュドーン王オイネウスに対して陰謀を巡らしたために、兄弟とともにオイネウスの息子テューデウスに殺された。 もう一人は、メーキステウスの息子でアルゴナウタイ及びエピゴノイの一人である。エウリュアロスはテーバイ攻めの七将が敗れた10年後、エピゴノイとしてアルゴス勢を率いてテーバイを攻略した。エピゴノイには、エウリュアロスの代わりにヒッポメドーンの子ポリュドーロスを入れる説もある。 エウリュアロスはイアーソーン率いるアルゴナウタイにも加わり、後のトロイア戦争では、同じエピゴノイであるステネロスとともにディオメーデースに従ってアルゴス勢として参戦した。 アミュターオーン エイドメネー
メラースの息子
メーキステウスの息子
プロイトス
アイオリアー ペリメーレー
リューシッペー ビアース ペーロー イーピアナッサ メラムプース
ペリアース アナクシビアー アバース
アカストス アルケースティス タラオス リューシマケー コイラノス イドモーン オイクレース ヒュペルムネーストラー ポリュペイデース クレイトス
プローナクス メーキステウス パルテノパイオス アリストマコス テストール エリピューレー アムピアラーオス テオクリュメノス コイラノス
アドラーストス アムピテアー エウリュアロス
アイギアレウス キュアニッポス テューデウス デーイピュレー ポリュドーロス クリュティオス アムポテロス アカルナーン エウケーノール
ポリュネイケース アルゲイアー ディオメーデース アイギアレイア コメーテース
その他のエウリュアロス
ペーネロペーの求婚者に2人のエウリュアロスが名を連ね、イタケーに帰還したオデュッセウスに殺された。
アイネイアースの部下。
参考図書
アポロドーロス『ギリシア神話』(高津春繁訳、岩波文庫)
ロバート・グレーヴス『ギリシア神話』(上・下、高杉一郎訳、紀伊國屋書店)
カール・ケレーニイ『ギリシアの神話』(「神々の時代」・「英雄の時代」、高橋英夫訳、中央公論社)