エイリアンVSプレデター_(カプコン)
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エイリアンVSプレデタージャンルベルトスクロールアクション
対応機種アーケード
開発元カプコン
発売元カプコン
人数1 - 3人
メディアCPS-2
稼働時期1994年
5月20日[1]
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『エイリアンVSプレデター』(: ALIEN VS. PREDATOR)は、カプコン1994年5月に発売したアーケードベルトスクロールアクションゲーム20世紀フォックス社によるSF映画の看板モンスター『エイリアン』と『プレデター』のクロスオーバー作品で、ダークホースコミックス社より発売されたアメリカンコミックを基にしているが、ダークホースコミックスのクレジット表記はない。

1990年代に家庭用ゲーム機に移植される予定があったが中止されている。2019年11月、カプコンUKがユーロ圏向けにリリースしたカプコンのレトロアーケードゲーム16作をプリインストールしたスタンドアローンタイプのゲーム機Capcom Home Arcadeに、日本国外版Alien vs. Predatorが収録された[2]。同名ゲーム作品については「エイリアンVSプレデター (ゲーム)」を、同コミックから着想を得た2004年の映画作品については「エイリアンVSプレデター (映画)」を、2008年の続編映画については「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」を参照
ゲームシステム

攻撃方法として、標準装備している銃器や、コマンド入力による特殊技がある。『エイリアン2』のパルスガンやスマートガン、『プレデター2』の武器であるレイザーディスクといった、各作品に登場したアイテムを使用可能。また、各キャラクター間の性能に著しい差異があり、多人数プレイでは1人用とは違った戦略構築が楽しめる。

また、これまでのシリーズと違っていかなるときでも(ダウン中の倒れている敵でも)ダメージを与えられる。
ストーリー

エイリアンの出現によって地獄絵図と化したアメリカの西海岸にある海上独立都市「サン・ドラド」に降り立った宇宙海兵隊であるダッチ・シェーファー(階級:少佐)とリン・クロサワ(階級:中尉)の2人の軍人が、惨劇の地と化した現場で3体のプレデターに遭遇(プレイヤーとして選択できるのは「ウォリアー」と「ハンター」の2人)。彼らはエイリアンの軍勢に対して共闘することになる。
プレイヤーキャラクター

プレイヤーはプレデターの2人、もしくは人間タイプのキャラクター2人の計4人の中から選択してプレイする。3人までの協力プレイが可能。

使用ボタンは3つで、Aで各キャラクター固有の飛び道具(ガンゲージを消費、時間で回復。アイテムで一定時間無消費)、Bで基本攻撃、Cでジャンプやスライディング(下同時押し)・特殊攻撃が行える。攻撃はレバー入力によるコマンド操作でいくつかの技を繰り出せる。

いずれかのボタンの2つを同時押しで「メガクラッシュ」(体力を微量消費する無敵攻撃)、敵への一定距離の接近で掴みや掴み攻撃、投げ(レバー入力ありとCB同時押しの2つが存在)が可能。

ダッチ・シェーファーを除き、初期状態で固有の武器(手持ちアイテムと同様にダウンで落とす)を装備している。
プレデター・ウォリアー(PREDATOR WARRIOR)
宇宙の様々な星を渡り歩き、強い獲物を狩ることを生き甲斐とする異星の戦闘民族。地球の生物を「狩る」ために地球に降り立つが、予期せぬエイリアンの大発生に遭遇し、「サン・ドラド」で戦っていたシェーファーとリンに協力することになる。通常攻撃のスピアはリーチがある上に隙も少ない。攻撃力の高い技、素早いため緊急回避としても使えるジャンプなど、欠点らしい欠点がなく、全分野において高性能を誇るため、全キャラクター中で最も初心者向けなキャラクターとなっている。武器と使用火器は映画版と同じく「スピア」と「ショルダーキャノン」。ショルダーキャノンはゲージの消費が大きく攻撃力も低いものの、地面に向けて発射し着弾時に広く爆発巻き込める敵の数も多い。
プレデター・ハンター(PREDATOR HUNTER)
ウォリアーと共に地球へ降り立った、もう一体のプレデター。ウォリアーと比べ口調が荒く猫背で、銅色の装甲とマスクを着用している。パワーとスピードはウォリアーを凌駕し、身体を丸めて回転しながらの体当たり(技名:サプライジングロール)など、よりダイナミックな戦法で戦う。移動スピードが二番目に速い。使いこなすにはテクニカルな操作を要求される。武器はゲームオリジナルである「ナギナタ」。使用火器は映画版と同様の「ショルダーキャノン」。基本的な性能はウォリアーに準ずるが、細かい点で異なる。リーチは全キャラクター中で最長かつパワーもあるが、スキのある技が多く、少々クセがあるので中級者向け。ガンの当たり判定がウォリアーに比べてやや小さいが、ボディプレスとジャンプキックの性能はウォリアーより優秀である。多人数プレイ時の連携やナギナタを落として素手になった後のスピーディなプレイで、その真価を発揮する。
リン・クロサワ(LINN KUROSAWA)
本作のオリジナルキャラクター。プレイヤーキャラクターの紅一点。宇宙海兵隊の第13独立部隊リーダーを務めるサイボーグ兵士。東洋古武術に「気」の力を付加した格闘術と日本刀を用いた剣術で戦う。パワーはないが、空中戦においての性能が高い。歩きのスピードは全キャラクター中で最速であり、銃器は多様なコンビネーションに活用できる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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