エイケン_(漫画)
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エイケン
ジャンル
ラブコメディハーレムもの
漫画
作者松山せいじ
出版社 秋田書店

その他の出版社
長鴻出版社
メディアブラスターズ
鶴山文化社、韓国データハウス
Burapat Comics

掲載誌週刊少年チャンピオン
レーベル少年チャンピオンコミックス
巻数全18巻
OVA:エイケン エイケンヴより愛をこめて
原作松山せいじ
(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
監督大畑清隆(前編)、阿蘭墨(C)(後編)
脚本大久保智康
キャラクターデザイン石浜真史
アニメーション制作J.C.STAFF
製作エイケンヴ一同
発表期間2003年6月25日 - 2004年6月23日
話数全2話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『エイケン』は、松山せいじによる日本漫画。また、それを原作としたOVA。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2001年22・23合併号から2004年36・37合併号まで連載された。単行本は全18巻。ラジオドラマが『堀江由衣の天使のたまご』内で放送されたほか、2003年から2004年にかけてOVA『エイケン エイケンヴより愛をこめて』が発売された。本作の後日談であり正史扱いとなる作者本人による成年向け同人誌『オトナのエイケン』シリーズや、ギャグ調セルフパロディの成年向け同人誌『エイケン魔改造』もある。Tubiサービスに追加されました [1]
概要

冴えない主人公・三船伝助が、謎の部活・エイケン部に入部したことで巻き起こる、学園ラブコメディ。

登場する女性キャラクターのほとんどが異様な爆乳超乳)であり、水や汗などのあらゆる液体が精液にしか見えないなど、少年誌とは思えない表現で話題を呼んだ。

キャラクターの名前などは作者の地元の地名に由来しており、物語の舞台となる「ザッショノ市」も雑餉隈をもじったものとされる[2]
あらすじ

総生徒数5万4000人の巨大(マンモス)学園、私立ザッショノ学園。この学校の高等部に入学した三船伝助は、同じく高等部に入学した美少女・東雲ちはるに一目惚れしてしまう。そんな時、伝助は謎の先輩・御園霧香の謀略により、半強制的に謎の部活・エイケン部に入部させられることになる。しかし、エイケン部は顧問を含め全員美女ばかりの部で、何とちはるもエイケン部に入部させられていた。

部員やザッショノ学園の生徒の起こす騒動に巻き込まれつつも、伝助はちはるとの仲を良くするべく奮闘する。
登場人物

※声はOVA・ゲーム・ドラマCDにおける声優
エイケン部
三船 伝助(みふね でんすけ)
声 -
渡辺明乃本作品の主人公。高等部1年。普通科F.1-E在籍。身長161→162cm。体重48kg。血液型A。背が低い、影も薄い、特徴もあまり無い、といった典型的なラブコメの主人公。勉強もスポーツもダメで、ザッショノ学園にも補欠合格でようやく入学したほど。しかし女装させるとかわいく、本人の声も高いため、男だとばれずに通用することもある[3]。あまりにも影が薄く、出席をとるときには名前を呼ばれなかったことがあったり、部活勧誘時にどこのクラブからも勧誘されず、入部当初はエイケン部員に名前や顔をなかなか覚えてもらえなかった。一方で、騒動が起こる度に自身と関わりの無い多くの人を敵に回す災難な役回りも演じている。優柔不断な性格ではあるが、誰にでも優しく接する人当たりの良い性格や女性を守ろうとする行動から、彼に想いを寄せる女性は多い。本人は作中で一貫してちはるに好意を持っており、性的に意識する妄想すらあるが、美八留とも友人以上の関係を築いている。転んだ拍子に相手の胸を掴んでしまうなど偶然の形で女性の身体に接触することが日常茶飯事である。『オトナのエイケン』では夢であったスポーツライターの職に就いていることが明らかになっており、ちはるとも性的な関係となっている。『エイケン魔改造』では性的に奔放な世界観の中でも輪を掛けた変態として描かれている。
東雲 千春(しののめ ちはる)
声 - 大城美和本作品のメインヒロイン。高等部1年。特別進学クラス1-A在籍。身長159cm。体重45kg。血液型O。利き手左利き。通称「ちはる」。高等部の入試をトップ合格し、様々なスポーツの助っ人もそつなくこなす、才色兼備のザッショノ学園のアイドル。さらに家事一般も得意であり、の面倒見もいいなど、非の打ちどころのない女の子。初期には中学時代まで眼鏡を掛けていたという設定があった。しかし性格はとても内気で、中学校は女子校であったことから、男性に対する免疫がない。幼少の頃は、男の子が近寄っただけで泣き出すほどだった。スタイルはかなり良い。1巻プロフィールでのスリーサイズは88(F)[4]・55・82であったが、連載が進行していくにつれて伝助や百合子に胸を揉まれる数々のアクシデントに見舞われたためか、どんどん胸囲が大きくなっている(現実では胸を揉むことでサイズアップは見込めない)。作中では伝助と恋仲になる前から2度も伝助に大股開きの全裸を見られたり、百合子から激しい乳揉みと乳首攻めを食らって息も絶え絶えに悶絶したりと、散々な目に遭っている。バストの最終的な数字は100cm以上と見られるが、最終巻でのプロフィールではバスト部分が空白となっている[5]ため、正確な数字は不明。連載10周年を記念して作られた同人誌では「国内ブラは入らない」と百合子に言われている[6]。また、『オトナのエイケン』では、その後も成長を続け、高校在学中には母・京子のバストサイズ(123.45cm)を超えたことが明かされている。『オトナのエイケン』から少し後の時系列である『オトナのエイケン キリカ』では、現在も成長中であることが仄めかされている。姓は、福岡市博多区の東雲町から。
御園 霧香(みその きりか)
声 - 浅野真澄ザッショノ学園の生徒であること以外、その素性に関しては、学年はおろか一切が謎に包まれているエイケン部のリーダー的存在。身長182cm。体重?kg。血液型?。伝助をエイケン部に強制入部させた張本人。唯一の男子部員である伝助をおもちゃにするのが趣味。破天荒な言動が多いが、ちはるに対してなかなかアプローチできない伝助を後押ししたりするなど姉御肌な面もある。普段はそんなに怒らないおおらかな人物ながら、エイケン部を潰そうとした銀天蝶には激しい怒りを見せたこともある。風邪をひいて熱を出したり、花粉症で鼻詰まりになったり、鼻に虫が入るなど鼻に異常が起きた時は大和撫子的な性格になる[7]。また、この性格になった時に限っては伝助に胸を揉まれるシーンがある。作中でも特に長身・爆乳・巨尻に描かれた美女で非常にセクシーなキャラクターという描写があり、露天風呂のエピソードではそのプロポーションで通りすがりの中年男性を失神させて伝助とちはるの危機を救っている。だが伝助は一部例外的シチュエーションを除いて霧香を異性として意識しておらず、自分に悪戯をする強引な先輩としか思っていない。最終巻のおまけページに記述された裏設定は概して「伝助の祖父は戦時中に疎開先で『年を取らない人間を生みだす組織・永研』へ参加しており、そこで『年を取らない人間』である霧香が生み出された。」という内容である。当初作品のラストは、この設定による霧香の過去をめぐったエピソードの構想であったが、作者の松山によれば、「そんなラストにする作風とは、かけ離れてしまった。また、あくまで伝助と千春の物語なので、明るく楽しく読んでもらいたい。」との思いから、重く、シリアスな展開を避けるために変更された。松山は「もうなくなった設定ですが・・・」と前置きしている。『オトナのエイケン キリカ』では伝助の夢の中で性的な絡みを演じている。また、伝助がその夢から醒めると体が小さくなった霧香が現れており、最終回のおまけページにあるように人造人間であることを匂わせるものとなっている。スリーサイズは、99→測定不能(G→?カップ)・61→60・89。
春町 小萌(はるまち こもえ)
声 - 大野まりな初等部6年。6-F在籍。身長145cm。体重50kg。血液型は「調べていない」ということで不明。エイケン部最年少部員でありながら、部内最大の胸囲の持ち主。現実で言う思春期乳腺肥大症のような異様な見た目のバストとなっている。よく無防備に胸を揺らすが、本人に胸が大きい自覚はない。元料理部で、料理が得意。特にうどんが得意料理[8]らしく、作中よく料理する描写がある[9]。頑張り屋な性格。顧問の先生や部長の大善寺ひかると仲が良い。一人っ子であるため兄妹に憧れており、伝助を実の兄のように慕っている。スリーサイズは、111・46・65。ちなみに、体重の大部分は胸部の重量とのこと。なお「オトナのエイケン」シリーズには成長した姿を含め、一切登場していない。姓は、福岡市博多区の春町から。
諸岡 京子(もろおか きょうこ)
声 - 門脇舞中等部2年。身長138cm。体重29kg。血液型A。元科学部所属で、現在はエイケン部科学技術部門担当。母親が天才的な機械技師で、その影響からかペンタゴンのコンピュータへのハッキングや、ロボットの「グスタヴ」の設計・操縦など、並外れた技術力を持つ。


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