エアポート_ユナイテッド93
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、2006年のテレビ映画について説明しています。2006年の劇場用映画については「ユナイテッド93」を、基となった出来事の詳細については「ユナイテッド航空93便テロ事件」をご覧ください。

エアポート ユナイテッド93
Flight 93
監督ピーター・マークル
脚本ネヴィン・シュライナー
製作クララ・ジョージ
製作総指揮デヴィッド・ガーバー
出演者ジェフリー・ノードリング
ブレナン・エリオット
ケンドール・クロス
タイ・オルソン
モニー・マイケル
音楽ヴェルトン・レイ・バンチ
撮影マーク・アーウィン
編集スコット・ボイド
配給 A&E
アルバトロス
公開 2006年1月30日(初回放送)
2006年10月6日(ソフト)
上映時間100分
製作国 アメリカ合衆国
カナダ
言語英語
アラビア語
テンプレートを表示

『エアポート ユナイテッド93』(Flight 93)は、2006年アメリカ合衆国カナダで放映されたテレビ映画。2001年9月11日に起きた、ユナイテッド航空93便テロ事件を描いた作品である[1]。作品自体高い評価を受けてプライムタイム・エミー賞 作品賞 (テレビ映画部門)にノミネートされた。日本では、アルバトロス株式会社よりDVDが発売された[2]
あらすじ

2011年9月11日早朝、副操縦士のリロイ・ホーマー・ジュニア(英語版)はパイロットの制服に着替え、妻にキスして仕事へと出かける。ニューアーク国際空港ではユナイテッド航空93便に乗客が乗り込む。その中にはトム・バーネット(英語版)、ジェレミー・グリック(英語版)、トッド・ビーマー(英語版)、マーク・ビンガム(英語版)、ローレン・グランドコラス(英語版)、ドナルド・グリーン、エリザベス・ワイニオがいる。アルカイダのテロリスト、ズィアド・ジャッラーフ(英語版)、サイード・アル=ガームディー(英語版)、アフマド・アル=ハズナーウィー(英語版)、アフマド・アル=ナーミー(英語版)の4人も同便に搭乗する。同機はカリフォリニア州サンフランシスコに向かってニューアークを飛び立つ。

離陸から46分後、ハイジャック犯が行動に出る。乗客のマーク・ローテンバーグが交渉しようとするが刺されて死亡し、「爆弾」が目に入ったことで乗客らはパニックに陥る。ハイジャック犯らは客室乗務員1人を刺して意識を失わせ、コックピットに乱入して操縦士らに襲いかかる。ハイジャック犯らとの格闘の際に、副操縦士ホーマーは救助コールを送信するが、機長のジェイソン・ダールとともに人事不省に陥る。数分後に77便バージニア州アーリントンにあるペンタゴン(アメリカ国防総省本庁舎)に激突する。

93便の乗客らは機内電話を使って家族らからニューヨークワールドトレードセンターへの攻撃やワシントンD.C.のペンタゴンへの攻撃のことを知る。乗客らはハイジャック犯4人に組織だった抵抗を行おうと決意する。乗客の中のドン・グリーンに飛行機の操縦経験があることも手伝って、その計画は実行に移される。彼らはグリーンが最低でも同機を制御できるようにと望みを託す。

乗客らは武器を手に取り、祈りを捧げ、愛する者へと最期の連絡をつけると、トッド・ビーマーは「行くぞ!(英語版)(Let's roll!)」と声を上げる。抵抗の手始めに、通路を食事用のカートを押して駆け上る。ジャッラーフは乗客らをよたつかせようと機体を激しく振り、93便は危うく小型飛行機にぶつかりそうになる。その間にも、乗客らは攻撃をし続け、コックピットの外にいるアル=ナーミーを圧倒する。煮え立った湯をかけられたアル=ナーミーはマーク・ビンガムに魔法瓶で頭を殴られて死亡する。乗客らが迫っているのを目にして、アル=ガームディーとジャッラーフ、それにアル=ハズナーウィは、目標とする攻撃対象には到達できないと観念して、同機を墜落させる準備をする。乗客らはカートを使ってコックピットのドアを破る。アル=ガームディーとアル=ハズナーウィは乗客らがコックピット内に入るのを防いでいる間に、計画の残りを実行せずにただ飛行機を墜落させろとジャッラーフに命じる。ジャッラーフが機首を下げると、乗客らはついにコックピット内に入り込む。93便は裏返しになり、ペンシルベニア州シャンクスヴィルに墜落し、乗客らは全員死亡する。航空管制官らが93便からの何らかの応答がないか必死に情報を探る姿が描かれる。消防士らが墜落場所(大きな穴で示される)を調べるために駆けつける。画面には歳月の経過が表現され、それとともにその大きな穴は消えていく。
スタッフ

監督:ピーター・マークル

製作総指揮:デヴィット・ガーバー

製作:クララ・ジョージ

脚本:ネヴィン・シュライナー

音楽:ヴェルトン・レイ・バンチ

撮影:
マーク・アーウィン

編集:スコット・ボイド

特殊効果:ヒドゥン・フォートレス

キャスト

※括弧内は日本語吹き替え

トム・バーネット:
ジェフリー・ノードリング鳥畑洋人

トッド・ビーマー:ブレナン・エリオット内田直哉

ディーナ・バーネット:ケンドール・クロス(唐沢潤

マーク・ビンガム:タイ・オルソン坂詰貴之

リサ・ジェファーソン:モニー・マイケル(藤生聖子

脚注^ 劇場用映画の『ユナイテッド93』とは別の作品である。
^ この作品は、『大空港』に始まる「エアポート・シリーズ」とは関係がない。また、アルバトロス株式会社は、他にもエアポートを冠したタイトルでソフトを発売しているが、それらの作品とも制作上直接の関係はない。

外部リンク

エアポート ユナイテッド93
- allcinema

Flight 93 - オールムービー(英語)

Flight 93 - IMDb(英語)


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:11 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef