エアウィーヴ
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株式会社エアウィーヴ
airweave inc.
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
100-0004
東京都千代田区大手町2-2-1
新大手町ビルヂング 8階
本店所在地444-0115
愛知県額田郡幸田町大字荻字荒井28番地
設立2004年11月11日
業種繊維製品
法人番号8180301011159
事業内容寝具・クッション材「エアウィーヴ」の製造・販売
代表者代表取締役会長兼社長 高岡本州
売上高217億円(2022年度)
従業員数950人(2023年2月時点)
主要子会社ロフテー株式会社
外部リンクhttps://airweave.jp/
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株式会社エアウィーヴ(: airweave inc.)は、日本総合寝具メーカー。スローガンはThe Quality Sleep(眠りの世界に品質を)[1]。また、同社が製造販売する高反発マットレスパッドの商品名でもある。

2020年現在、東京本社(東京都千代田区)、幸田工場および幸田ロジスティクスセンター(愛知県額田郡幸田町)、長浜工場(滋賀県長浜市)、大阪営業所(大阪市淀川区)、福岡営業所(福岡市中央区)、福島工場(福島県伊達郡)を持つ[2]
概要

高岡本州(たかおか・もとくに)は、1983年3月に名古屋大学工学部応用物理学科を卒業し[3]慶応義塾大学大学院経営管理研究科修士課程を修了した1985年、父親が経営する「日本高圧電気株式会社」に入社した後、スタンフォード大学大学院経済システム工学科修士課程に留学し、1987年に修了。

父親からの依頼で、伯父の経営する赤字会社を引き受けて2004年11月、「株式会社中部化学機械製作所」(愛知県額田郡幸田町、現・株式会社エアウィーヴ)とした[3]。同製作所が製造していたのが釣り糸の押出成形機であった。このまま釣り糸押出成形機の製造を続けていても先がないと考えた高岡は、機械から出る釣り糸状の絡まった樹脂素材を触っているうちに「この弾力のある塊は、マットレスのクッション材に使えるのでは」とひらめき、マットレスを試作していった[4]。そして、2007年6月、マットレスパッド「エアウィーヴ」の販売を開始した[1]
沿革

2007年2月 - 株式会社中部化学機械製作所から株式会社ウィーヴァジャパンへ商号を変更。

2007年6月 - マットレスパッド「エアウィーヴ」販売開始。

2011年6月 - フィギュアスケート
浅田真央選手(当時)とブランドアンバサダー契約締結。

2011年8月 - 文部科学省マルチサポート事業参画。

2012年10月 - 株式会社エアウィーヴへ商号を変更。

2014年9月 - 株式会社エアウィーヴ、株式会社エアウィーヴマニュファクチャリング、株式会社エアウィーヴホールディングスへ会社分割。

2015年3月 - アメリカ・ニューヨーク州ソーホーに初の路面店をオープン[5]

2015年3月 - 台湾での出店を開始。

2016年4月 - 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会オフィシャル寝具パートナー契約を締結。

2016年11月 - エアウィーヴ代表取締役会長・高岡本州が、起業家表彰制度「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2016 ジャパン 」 日本代表に選出される[6]

2017年9月 - 株式会社エアウィーヴを存続会社とし、株式会社エアウィーヴマニュファクチャリング、株式会社エアウィーヴホールディングスを合併。

2018年7月 - スタンフォード大学と2011年?2012年にかけて行った共同研究が、米国科学誌『PLOS ONE』に掲載[7]。脳波、深部体温(直腸温)等を測定し、睡眠および睡眠に関連する生理学的な指標について調査している。

2020年7月 - スタンフォード大学と2013年?2015年にかけてIMGアカデミーで行った共同研究が、ネイチャー・リサーチ社が発刊するジャーナル『Scientific Reports』に掲載される[8]

2020年12月 - 東京本社を東京都中央区から東京都千代田区に移転。

2022年1月 - 公益財団法人日本オリンピック委員会とTEAM JAPANオフィシャル寝具パートナー契約を締結。

2023年1月 - パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会とパリ2024オリンピック・パラリンピックオフィシャル寝具サポーター契約を締結。

製品・導入実績.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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エアウィーヴ製品の中材は独自素材のエアファイバーRで構成される。製品の4つの特長として「復元性(体重を押し返す力)が高いので、睡眠時の寝返りが楽」「三次元状に絡み合ったエアファイバーRがあらゆる方向から身体を支え、均等に体圧を分散する」「エアファイバーRは90%以上が空気のため通気性が抜群で、夏は蒸れにくく冬は暖かい」「カバーだけでなく中材(エアファイバーR)も水洗いできる」を挙げている[9]

マットレスパッドのほか、ベッドマットレス、敷き布団、ピロー()、クッションなども展開している[10]。同社のマットレスの販売数は2011年度が3万枚で、翌2012年度には約15万枚。5倍近く飛躍したという[11]

同社の寝具は日本航空(JAL)の国際線ファーストクラス・ビジネスクラスや、石川県旅館加賀屋」(和室全室に「エアウィーヴ四季布団」、洋室に「エアウィーヴ」を導入[12])、パリオペラ座バレエ学校、宝塚歌劇団「すみれ寮」などでも採用されている[13]。また、同社が製造するクッションは御園座(名古屋市中区)、新国立劇場(東京都渋谷区)をはじめとする劇場にも導入されている。

2015年2月、ニューヨークで開店するアメリカ1号店を皮切りに2015年中に6店舗をオープンする計画があり、中国国内での店舗数拡大とともに日本国外での出店を進める予定だった[14]

2017年4月、アメリカでマットレスを配送中に破損する事故が相次いだことから、三分割マットレスを開発し、日本国内での販売を始める。

2019年4月、ウェルネス領域に本格参入し、藤田医科大学病院にウェルネスモデルのマットレスを導入。2021年6月には有料老人ホーム アリア八事の全室に採用された。

2020年4月、新型コロナウイルス感染拡大により多くの店舗が営業自粛を余儀なくされたことから、体形測定webアプリ「マットレス・フィット」や、ビデオ通話でエアウィーヴのスリープカウンセラー(販売員)に寝具選びの相談ができる新サービス「リモート・コンシェルジュ」の提供を開始。

2021年2月、エアウィーヴ 座布団の販売を開始。妙心寺退蔵院(京都市右京区)でも使用されており、坐禅体験の際に体感できる。歌舞伎俳優・坂東玉三郎出演CM『エアウィーヴ 坂東玉三郎 退蔵院』篇にも登場。

2021年6月、竹中工務店の社員寮「深江竹友寮」(神戸市東灘区)に採用された。睡眠計測アプリ等を使用し、同社員寮で寮生ら協力のもと睡眠調査も実施。

2021年6月、静岡県袋井市の葛城北の丸の客室「藤殿」全室(20室)に採用。

2021年9月、新型コロナウイルス感染者が再び急拡大した際に備える為に、大阪府が設置する大阪コロナ大規模医療・療養センターに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村で実際に使用されたマットレス・枕・段ボールベッドを寄贈。


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