ウ離島
2012年撮影
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス
ウ離島(ウばなりじま)は、八重山列島の西表島の北北東の沖合にある無人島である。地籍上は、沖縄県八重山郡竹富町字高那の一部[1]。 北北東から南南西の方向に400mにわたって伸びる一方、幅は100-200mと細長い。全体が岩山のようになっている[1]。 地元では青島(あおしま)[2][3]、アウ、アウシマ、アウジマ[4]と呼ばれる。かつては「あふ離」と書かれ、地元ではアウ島と呼んでいた。アウ離島、青離とした記録もあることから、冒頭の「ア」が後に脱落した可能性が高い[1]。また、新城島からは三線を横にしたような形に見えることから、サンシンヤマとも呼ばれる[4]。 地質的には古第三紀の緑色火山岩が主だが、南端には古第三紀の緑色片岩もある。第二次世界大戦後、西表島や竹富島の住民が耕作やヤギの放牧を行なっていたが、現在は荒地となっている[1]。 この島と東方の小浜島との間のヨナラ水道は、オニイトマキエイ(マンタ)が遊泳する海域として知られる[1]。 2013年9月に中国企業への売却話があったとされるが[2]、実際には売却に至らず、2020年5月時点で5億円で販売されていた[5]。
概要
脚注^ a b c d e 日本歴史地名大系(オンライン版) ジャパンナレッジ(『日本歴史地名大系』 平凡社、1979年-2002年 を基にしたデータベース)
^ a b “尖閣防衛の要衝 西表島近くの無人島を中国企業が購入打診”
^ ⇒ウ離島とは - 島嶼名辞典 Weblio辞書
^ a b 『日本の島ガイド SHIMADAS(シマダス)』第2版、2004年7月、財団法人日本離島センター、ISBN 4931230229 p.1294
^ “いま買える日本の無人島9選、古典に登場する島や白浜の楽園も”. 週刊ポスト2020年5月1日号. (2020年5月1日). オリジナルの2020年5月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200521234312/https://www.news-postseven.com/archives/20200521_1561337.html/2
関連項目
日本の地理
日本の島の一覧