ウンディーナ_(チャイコフスキー)
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ウンディーナ
ピョートル・チャイコフスキー作曲のオペラ

題名原語表記ロシア語: Ундина
劇作家ウラディーミル・ソログープ(英語版)
言語ロシア語
題材フリードリヒ・フーケ
ウンディーネ
初演1870年3月28日 (1870-03-28)
ボリショイ劇場モスクワ
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『ウンディーナ』(ロシア語: Ундина)は、ピョートル・チャイコフスキー1869年に作曲した全3幕のオペラリブレットヴァシーリー・ジュコーフスキーが翻訳したフリードリヒ・フーケの小説『ウンディーネ』を基にウラディーミル・ソログープ(英語版)が執筆した。
歴史

作曲は1869年の1月から7月にかけての期間に行われたが、チャイコフスキーは1873年に楽譜を破棄してしまっており、このオペラは数曲の歌が現存しているのみとなっている。本作が全曲の形で演奏されたことは一度もない。

今日まで残されている楽曲は次の通り。
序曲

ウンディーナのアリア「滝、私のおじ、小川、私の兄弟」

合唱「助けて、助けて!私たちの流れは荒れています」

ウンディーナとフルトブラントの二重唱「おお幸せよ、おお祝福された時よ」

合唱「おお死の時よ」

上記のうち少なくとも3曲、アリア、二重唱と最後の合唱は1870年3月28日モスクワボリショイ劇場で行われたモスクワ初演にて上演されている。

本作の楽曲の一部はチャイコフスキーの以降の他作品に再利用されている。

第3幕の結婚行進曲は交響曲第2番の第2楽章に転用された。

序曲はそのままの形でオストロフスキーの『雪娘』への付随音楽の序曲となった。

ウンディーナのアリアは若干の改訂を施した上で『雪娘』のレルの最初の歌となった。

二重唱はバレエ音楽白鳥の湖』のジークフリートとオデットのデュエット(No. 13-V)へと再利用された。声楽部分はチェロとヴァイオリンの独奏に置き換えられた。

配役

人物名声域初演

1870年3月28日ユリウス暦 3月16日)
(指揮:エドゥアルド・メルテン[2]
ゴルトマン 「老いた漁夫」バス
ベルタ 「彼の妻」メゾソプラノ
ウンディーナ 「彼らの養女」ソプラノA.アレクサンドローヴァ=コチェトヴァ
フルトブラント 「騎士」テノールアレクサンドル・ドドノフ
公爵バス
ベルタルダ 「公爵の娘」メゾソプラノ
合唱、歌唱なし:人々

楽器編成

ピッコロフルート2、オーボエ2、クラリネット2(B♭)、ファゴット2、ホルン4(F)、トランペット2(B♭)、トロンボーン2、テューバティンパニトライアングルシンバル大太鼓ハープピアノ弦五部
舞台

時代: 15世紀

場所:
ドイツドナウ川の近く; リングシュテッテン城

出典^ Kashkin, Erinerrungen, 64, 66; Edward H. Tarr, East Meats West; The Russian Trumpet Tradition from the Time of Peter the Great
^ メルテンは1870年になる直前にボリショイ劇場の次席識者に就任している。彼は「優れたピアニストでロマンスを複数作曲していたが、指揮者としては全くの経験不足であった[1]。」

外部リンク

ウンディーナ
の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト

Tchaikovsky Research

ウンディーナ - オールミュージック










ピョートル・チャイコフスキーのオペラ

地方長官 (1869) - ウンディーナ (1870) - オプリーチニク (1874) - 鍛冶屋のヴァクーラ (1876) - エフゲニー・オネーギン (1879) - オルレアンの少女 (1881) - マゼッパ (1884) - チェレヴィチキ (1887) - チャロデイカ (1887) - スペードの女王 (1890) - イオランタ (1892)
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