この項目では、ベルリンの大通りについて説明しています。ヨハン・シュトラウス3世のワルツについては「ウンター・デン・リンデン (ワルツ)」をご覧ください。
ウンター・デン・リンデンの並木道の秋景色
ウンター・デン・リンデン (Unter den Linden) はドイツ・ベルリンの大通りの一つである。ウンター・デン・リンデンとは「菩提樹の下」の意味で、その名の通り菩提樹の並木道を満喫することができる。通りの中央に散策路があり、ベンチも置かれている。ブランデンブルク門からプロイセン王宮までの短い通りであるが、沿道にはベルリンの興隆を示す多くの歴史的建造物が建ち並んでいる。中黒を付けずにウンターデンリンデンと表記することもある。目次
1 歴史的建築
2 街路の歴史
3 参考文献
4 外部リンク
歴史的建築 フリードリヒ大王騎馬像と菩提樹の並木 ベルリン大聖堂からブランデンブルク門までの鳥瞰図
ブランデンブルク門から東へ進むと、
フランス大使館のあるパリ広場
がある。
ベルリンの歴史を物語る偉人たちの彫像もこの街路を飾っている。フリードリヒ大王、博物学者アレクサンダー・フォン・フンボルト 、言語学者ヴィルヘルム・フンボルト 、参謀本部の創設者ゲルハルト・フォン・シャルンホルストほかプロイセンの将軍たちである。
街路の歴史 ウンター・デン・リンデン(1886年)
1647年、フリードリヒ・ヴィルヘルム大選帝侯が先進の建設技術に秀でたオランダ人技術者に王宮から狩場であるティーアガルテンへ向かう一直線の菩提樹の並木道を建設させた。この並木は王族や貴族たちの散策路としても使われた。当時は沿道には建物もなく荒地であった。
しかし城壁で囲まれたベルリンは城壁を越えて西の方向に膨張をはじめる。