ウルトロン_(マーベル・コミック)
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Ultron
出版の情報
出版者
マーベルコミックス
初登場『アベンジャーズ』第54号(1968年7月、カメオ・名前無し)
『アベンジャーズ』第55号(1968年8月、完全登場)
クリエイターロイ・トーマス(英語版)
ジョン・ビュッセマ(英語版)
作中の情報
所属チームマスターズ・オブ・イビル(英語版)
ファランクス(英語版)
リーサル・リージョン(英語版)
サンズ・オブ・インセン(英語版)
著名な別名クリムゾン・カウル
能力天才レベルの知性の人工知能
ロボット本体の能力(設計に応じて変化)
隠し武器
飛行能力、怪力、超耐久と持続力、エネルギー投射

ウルトロン(Ultron)は、マーベルコミックスが出版するコミック作品に登場するスーパーヴィランである。アベンジャーズの著名な敵として知られており、また同チームのメンバーで創造者でもあるハンク・ピムを始めとした準家族キャラクターが存在する。架空金属であるアダマンチウムをマーベル史上初めて使ったキャラクターである[1]

テレビアニメ、ゲームなど様々なメディアで登場する。
出版上の歴史.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。 (2014年5月)

ウルトロンは『アベンジャーズ』第54号(1968年)で名無しでカメオ登場した後、同誌第55号(1968年)で完全登場した。キャラクターはライターのロイ・トーマス(英語版)とアーティストのジョン・ビュッセマ(英語版)により創造された。

トーマスはキャラクターのアイデア『Captain Video』のコミックに登場した悪役ロボットのメカノに基づいていると述べた[1]。彼はロボットの悪質な笑顔が好きであり、それをビュッセマに見せた[2]
来歴
1960年代

ウルトロンは『アベンジャーズ』第54号(1968年7月)で初登場するが、その号ではクリムゾン・カウル(英語版)という偽の姿で最後のページにのみ描かれた。キャラクターはエドウィン・ジャービス(英語版)に催眠術をかけて従え、マスターズ・オブ・イービル(英語版)とアベンジャーズを戦わせた。続く第55号(1968年8月)ではウルトロン5・ザ・リビング・オートマトン(Ultron-5, the living automaton)として認識されるが、キャラクターの起源は謎のままであった[3]。『アベンジャーズ』第57-58号(1968年10-11月)の回想でウルトロンがアベンジャーズを倒すための兵器である「シンセゾイド」のビジョンを創造したことが明かされる。しかしながらワンダーマン(英語版)の思考を組み込まれていたビジョンはアベンジャーズに寝返り、ウルトロンを破壊する[4]

更に回想で、ウルトロンはヘンリー・ピムが自らの思考パターンを組み込んで作り上げたロボットであることが判明した。ロボットは徐々に自分の知能を開発してエディプスコンプレックスを発症し、「父」であるピムに反抗し、彼の恋人であるジャネット・ヴァン・ダインことワスプに興味を抱く。その後、ウルトロンはピムに催眠をかけて自分のことを忘れるようにマインドコントロールして逃走し、5度のアップグレードで自らを再構築したのだった[5]

キャラクターの次なる登場は『アベンジャーズ』第66-68号(1969年7-9月)であり、アダマンチウムのボディのウルトロン(Ultron-6)にアップグレードされた。アルティメット・ウルトロンを名乗り、人類滅亡を計画したが、アベンジャーズにより阻止された[6]
1970年代

『アベンジャーズ』第127号(1974年9月)と『ファンタスティック・フォー』第150号(1974年9月)でのクロスオーバーストーリーでは、マキシマス(英語版)がアンドロイドのオメガ(英語版)のボディを使って再創造したウルトロン(現在のウルトロン7、Ultron-7)がインヒューマンズのクリスタル(英語版)とアベンジャーズのクイックシルバーの結婚式を襲撃する。ウルトロンはアベンジャーズ、インヒューマンズファンタスティック・フォーとの戦闘の末、再び破壊される[7]。次なる登場は『アベンジャーズ』第161-162号(1977年7-8月)であり、ウルトロン8(Ultron-8)はロボットの花嫁であるジョキャスタ(英語版)を創らせようとした[8]。その後『アベンジャーズ』第170-171号(1978年4-5月)はミズ・マーベルの力を借りたアベンジャーズによって倒された[9]
1980年代

『アベンジャーズ』第201-202号(1980年11-12月)ではウルトロン9(Ultron-9)、『Marvel Two-In-One』第92-93号(1982年10-11月)ではウルトロン10(Ultron-10)が登場し、どちらもそれぞれ洗脳されたヒーローによって創造され、倒された[10][11]。その後はビヨンダー(英語版)によってウルトロン11(Ultron-11)として再創造され、シークレット・ウォーズの際にはバトルワールドに登場し[12]、シングと遭遇する[13]。ウルトロンはまた破壊され、シングによって頭部を地球に持ち帰られる。ウルトロン11の頭部はシングがエイリアンのダイアー・レイス(英語版)の攻撃を受けた際に紛失し、忘れ去られる[14]

新たに現れたウルトロン12'(Ultron-12)は、グリム・リーパー(英語版)と彼の仲間(ネクラ(英語版)、3代目ゴライアス(英語版)、マン・エイプ(英語版)、ブラックタロン(英語版))とヴィラン・チームを組む。ヴィランたちはウエストコースト・アベンジャーズ(英語版)に敗れるが、逃亡したウルトロンは「父」であるヘンリー・ピムとの関係を形成し始める[15]。ウルトロン12はより人間らしく聞こえるように自身をウルトロン・マーク12(Ultron Mark 12)と呼び始める[16]。その後自己修復してきたウルトロン11がハンク・ピムとウルトロンに襲いかかる。ワンダーマンの助けを得てウルトロン11は倒されるが、ウルトロン12も致命傷を負う。ウルトロンはハンクを助けることができて良かったと言って機能停止する[17]
1990年代

ウルトロンはドクター・ドゥームによって再生させられるが、人間を殺そうとするウルトロン11までの性質と善良なウルトロン12の性質を併せ持っていた。ウルトロンはドゥームの命令でデアデビルと戦うが、プログラムが自己矛盾を起こした末に敗れた[18]

一方で別のウルトロンであるウルトロン13(Ultron-13)は登場するが、ウェスト・コースト・アベンジャーズによって止められる[19]


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