ウルトラマン80
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この項目では、1980年から1981年に放送された特撮テレビ番組について説明しています。同作の主題歌については「ウルトラマン80 (TALIZMANの曲)」をご覧ください。
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ウルトラマン80
脚本阿井文瓶 ほか
監督湯浅憲明 ほか
出演者

長谷川初範

中山仁

大門正明

無双大介

新田修平

石田えり

古田正志

岡本達哉

萩原佐代子

和田幾子

浅野真弓

坊屋三郎ほか

ナレーター屋良有作
オープニング

ウルトラマン80」(第1 - 39話)

「がんばれウルトラマン80」(第40 - 50話)

エンディング

レッツ・ゴー・UGM」(第1 - 39話)

「地球人だよ」(第40 - 50話)

製作
プロデューサー

円谷皐

満田かずほ

野村清

制作円谷プロダクションTBS

放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域 日本
放送期間1980年4月2日 - 1981年3月25日
放送時間水曜 19:00 - 19:30
放送分30分
回数50
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『ウルトラマン80』(ウルトラマンエイティ)は、1980年昭和55年)4月2日から1981年(昭和56年)3月25日までTBS系列で毎週水曜19:00 - 19:30(JST)に全50話が放送されたTBS・円谷プロダクション製作の特撮テレビドラマ、また、その劇中に登場するヒーローの名。ウルトラシリーズ通算第9作であり、第3期ウルトラシリーズの2作目にあたる。
物語

激しかった怪獣との戦いが過去のものとなり、地球には平和が続いていた。

そんなある日、桜ヶ岡中学校に新人教師・矢的 猛(やまと たけし)が赴任。「一所懸命」をモットーとする彼は1年E組を受け持つ一方、5年ぶりとなる怪獣復活を確信して密かに調査を続けていた。矢的こそ、ウルトラマン80(エイティ)の仮の姿だった。M78星雲から秘密裏に地球に派遣された彼は、人間の負の感情・マイナスエネルギーが怪獣を生み出すことに気付き、それを根本から断つために教鞭を取っていた。

5年ぶりに出現した怪獣クレッセントを倒した後、矢的は地球防衛軍の極東エリア・UGM(ユージーエム)のオオヤマ一樹キャップからのスカウトを受け、UGMに入隊。UGM隊員や教師、そしてウルトラマンを掛け持ちしつつ、地球平和のために奮闘する。
作品解説
製作経緯

1975年、『ウルトラマンレオ』の放送終了をもってウルトラシリーズは一時中断していた。しかし、1970年代後半の児童から青年層によるウルトラシリーズの再評価の影響から、1979年、シリーズ初のアニメーション作品となる『ザ☆ウルトラマン』に続き、満を持して実写新作である本作品が製作された[出典 1][注釈 1]

「新しいウルトラマン」としての新機軸として、主人公が中学校の教師となり学校が日常の舞台とされた。企画書では児童の殺人や自殺といった暗い世相に言及し、「“生命の尊さ”、“愛の美しさ”、“勇気の誇らしさ”を啓蒙し、“ウルトラ文化”と呼ばれる子供文化を作り上げていきたい」とし、その手段として「ウルトラマン=先生というドラマ設定とした」と記されている[4]。こうして、当時の子供たちを取り巻く不穏な世相を象徴する形で、「地球人の憎しみ、悲しみなどの邪悪な心(マイナスエネルギー[注釈 2])が怪獣を生み出す」という設定を導入し、ウルトラマン80は怪獣と直接戦うだけではなく、「怪獣を生み出す人間の邪悪な心を正すため、教師として子供たちの教育に取り組む」というドラマ作りが行われた[1]

主人公が学校教師である点は、当時流行した同局のテレビドラマ『3年B組金八先生』や日本テレビ系列のテレビドラマ『熱中時代』などと共通しているが、このコンセプトは『ウルトラマンレオ』終了時にはすでに存在していた[6]。湯浅監督は、賛否両論のあるこの「主人公を単に防衛チームの隊員ではなく、教師にした」という設定は、安易に当時の「先生物」のブームに便乗したわけではなく、プロデューサーの「なぜいま、ウルトラマンを作らなければならないか」という問いかけに応じたものであり、「万能」のウルトラマンに「先生」という肩書を加え、「昼間、授業中に怪獣が出たらどうするのか」といった葛藤から生まれるドラマに主眼を置いたものだったとしている。

本作品の企画は、TBSの赤坂の寮で週に1回会議が行われて進められた[7]。テーマは「いま、ウルトラマンを復活させる意義は何か」というもので、円谷プロ側は「従来のスタイルでやりたい」と希望した。これに対し、TBS側でも「安全策をとるべきである」という意見もあったものの、「80年代のウルトラマンが以前のものと同じでいいはずがない」というプロデューサーの権限により、「教師設定」が導入された[8]。そして、TBS側によって湯浅監督や平野靖司、土筆勉ら円谷プロ系でない外部の新しい監督や脚本家が集められ、「新しいウルトラマンをどうするか」との論議は放映開始後も熱く戦わされた。

本編監督には、大映で昭和期の「ガメラシリーズ」全作を担当し、大映倒産後は『刑事犬カール』(東京映画、1977年)などのTBS系のテレビドラマを多く手がけた湯浅憲明がメインに迎えられた。湯浅は本作品に携わる前に、大場久美子主演版のテレビドラマ『コメットさん(第2期)』(制作した国際放映と、当時の円谷プロは共に東宝系列の会社であった)で、ウルトラマンタロウウルトラマンレオがゲスト出演するエピソードを局と組んで監督している。そのほか、松竹出身の広瀬襄や、大映テレビの作品を数多く手がけている合月勇が演出陣に加わっている。
設定の変遷

学園ドラマの設定を導入したことは、生徒が学園生活で出会う問題と怪獣の発生を絡めた佳作を複数送り出した。しかし、放映時間30分ではいじめや不登校、異性交遊などの当時の教育問題と怪獣を並立して描くことに限度があるうえ、当時実在していた学校施設を借りてのロケ撮影の日程(主に日曜日)を組むことが制作スケジュール上の制限となっていった。

やがて、「学園物」設定を主張していたプロデューサーの橋本洋三が放映途中でTBSラジオ部に異動[7]


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