ウルトラセブン_(キャラクター)
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ウルトラマンの一覧 > ウルトラセブン (キャラクター)

ウルトラセブン
ウルトラシリーズのキャラクター
第35回東京国際映画祭登場のウルトラセブン
初登場『ウルトラセブン
作者成田亨


森次晃嗣(モロボシ・ダン)

山ア勝之(カザモリ・マサキ)

与座重理久(ジン)

詳細情報
子供ウルトラマンゼロ
親戚ウルトラマンタロウ
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ウルトラセブン (Ultraseven) は、円谷プロ制作の特撮テレビドラマ作品『ウルトラセブン』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場するキャラクター。
概要

『ウルトラセブン』の主役キャラクターである。また、その後のウルトラシリーズにも数多く出演し、新たな主役シリーズも制作された。

本記事では、全出演作品を通してのウルトラセブンというキャラクターについて解説する。
基本設定

M78星雲光の国出身の宇宙人。地球人に変身して地球に滞在し、地球の侵略を目論む宇宙人やその尖兵の宇宙怪獣と戦う。

『セブン』では、光の国の恒点観測員340号として地球に飛来し、個人の判断で地球に滞在した。しかし、第2期ウルトラシリーズ以降は宇宙警備隊隊員と設定され、ウルトラ兄弟の3番目に加えられ、シリーズ諸作品に出演して後発の主役ヒーローを援護した。『ウルトラマンメビウス』以降の作品では、ウルトラ兄弟の中でも伝説的存在である「ウルトラ6兄弟」の1人にカウントされている[出典 1]

最初から『ウルトラマン』の諸設定を踏襲するヒーローとして設定されたわけではなく、後年のウルトラ兄弟の設定の基の「ウルトラシリーズの設定」の統合がなされた際に、セブンもその流れの中に位置付けられることとなった。そのため、「地球での活動における制限時間が明確化されていない」「カラータイマーを持たない」「変身時に巨大化するカットがない」など、他のウルトラ兄弟と異なる設定や描写が多い。額のビームランプがカラータイマー同様の機能を持つ。
容姿・スペック

容姿はウルトラマンとは大きく異なり、全身が赤く首周りから肩にかけてはプロテクターがある。頭部は西洋の甲冑をモチーフとしたデザインで、眼は六角形。なお、頭部にはウルトラマンと異なる形の耳も付いているが、『レオ』の序盤のみ付いていない。

巨大怪獣や宇宙人との戦闘では、身長40メートル・体重35,000トンまで巨大化する。また、伸縮自在で等身大での活動も多く、細菌サイズまでミクロ化することも可能[注釈 1]

テレパシーによる会話も可能であり、本編ではウルトラ警備隊の隊員と会話している。
劇中での経歴

星間侵略戦争が激化している中で地球も狙われていた矢先、宇宙軌道図作成の使命を担って恒点観測員340号として太陽系を訪れる[5]。その際、地球が数々の侵略者から狙われていることを知り、地球を守ることを決意。友人を助けるために命を賭けた地球人・薩摩次郎の仲間を想う犠牲的精神に心を打たれ、次郎の姿をモデルに地球人「モロボシ・ダン」の姿に擬態してウルトラ警備隊に入隊し、数々の侵略者の魔の手から地球を守り続けた[6][7]

最終回(第49話)で一度は地球を去るが、その後も地球を守るために度々訪れており、ウルトラ兄弟の中で客演回数は最多である。

第2期ウルトラシリーズ最終作『ウルトラマンレオ』では、再び地球防衛の任務を帯びてモロボシ・ダンとして宇宙パトロール隊MACアジア支部の隊長となって活動。しかし、第1話で変身能力を失い、さらには第40話でのMAC全滅時に消息不明となったが、『メビウス』で生存が判明。

平成ウルトラセブン」シリーズでは、第2期ウルトラシリーズ以降とは無関係の『セブン』本編と直結する独立した世界観であるため、セブンは恒点観測員のままである。

ULTRASEVEN X』では、『SEVEN X』の世界を影で操ってAQUA PROJECTを利用して並行世界の侵攻も企んだ「支配者たち」の計画を阻止するため、『SEVEN X』の世界にやって来た。
モロボシ・ダンモロボシ・ダン

モロボシ・ダンは、ウルトラセブンが地球上で人間として過ごすための仮の姿である[8]

地球人の青年・薩摩次郎が仲間を助けるために自分のザイルを切って崖に転落したところを助けたセブンが、この勇敢な行動に心を打たれて彼の魂と姿をモデルにした[注釈 2]

地球ではダンの姿で過ごしており、セブンとしての能力が必要な場合は本来の姿に戻る。その際、グラス状のアイテムウルトラアイを着眼して変身。また、ダンの姿のままでも透視やテレパシー、ウルトラ念力など、ある程度の超能力を使用可能。

性格は温厚かつ誠実であり、当初はポインターを運転する19歳の少年(準隊員)という設定だった名残で子供っぽい言動を見せていた。一人称は基本的には「僕」だが、後のシリーズでは「私」か「俺」を用いることが多くなる。

地球の防衛チームではウルトラ警備隊では隊員を務め、MACでは過去の功績から隊長になっていた。

「平成セブン」シリーズでは、1998年の『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』や1999年の『ウルトラセブン1999最終章6部作』では、状況によって新ウルトラ警備隊員カザモリ・マサキの姿も借りるようになった。『3部作』では一時的に姿を借りたが、『6部作』では1年間に渡って姿を借りたため、正体がバレるような言動を控えてカザモリを演じた[注釈 3]

『SEVEN X』では「支配者たち」との戦いを終えて別世界の湖畔に帰還した際、帰りを待つアンヌの前にスーツ姿で現れた[9]
カザモリ・マサキ

カザモリ・マサキは、「平成セブン」シリーズで新たなウルトラセブンの人間体となった人物。

第3期ウルトラ警備隊の新米隊員で、若く直情的で実直なタイプの職務にも忠実な青年である。いざという時には自分を投げ出す勇気を持っており、ダンからミラクルマンと呼ばれた。「カザモリ君」と仲間から呼ばれるが[10]、君呼ばわりされることを嫌っている。『30周年記念3部作』でダンと出会い、セブンがその姿を借りている間はカプセル怪獣用のウルトラカプセルに収容されている。『最終章6部作』でヴァルキューレ星人を倒すために自ら犠牲となり、ダンのウルトラカプセルで治療されていた。

ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』でカプセルから解放されてセブンと別れた後、ウルトラ警備隊を退任して喪失感に明け暮れながら各地を旅していた[注釈 4]。『30周年記念3部作』や『最終章6部作』とは異なり、言動が大人びている。ペガッサ星人(二代目)との遭遇を機に、ダンのウルトラカプセルの中で眠っている間に得たセブンの超能力や超感覚が覚醒し始めて事件に関わっていく[10]。そして、自らの額に開眼した天眼から発した光と馬の首暗黒星雲に幽閉されていたセブンが変化したミュー粒子が融合して完全に一体化した[10][11]
ジン

ジンは、『SEVEN X』でULTRASEVEN Xとなった青年。ジンとはコードネームであり、本名は不明[9]

AQUA PROJECTの捜査中に負傷して湖に沈んだ並行世界の住人であるジンとエレアをウルトラセブンが助け、ジンの命を救うために一心同体となった。この時、『ウルトラマン』第1話でハヤタの前に現れたウルトラマンや、『ウルトラマン』第39話(最終回)でゼットンとの戦いの後に現れたゾフィー同様に赤い発光体の姿となっていた[12]

その代償としてジンは記憶を失い、セブン自身もその意思を封じられていた。ジンが変身したセブンはオリジナルのセブンとは外見が異なり、当初はセブンとの関係は不明だったが、最終回(第12話)で「向こう(従来の『セブン』)の世界」から「この(『SEVEN X』の)世界」にやって来たセブン本人であることが判明し、同話にてセブンと肉体を分離した。

ジンは「セブンが地球上で正体を隠す仮の姿」ではなく、『ウルトラマン』のハヤタ同様に「命を救うために一体化した現地の人間」である。
企画時
『ウルトラセブン』


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