ウランバートル
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「フレー」はこの項目へ転送されています。内モンゴル自治区の旗については「フレー旗」をご覧ください。

「ウルガ」はこの項目へ転送されています。1991年の映画については「ウルガ (映画)」をご覧ください。

ウランバートル
Улаанбаатар
Ulaanbaatar


首都
.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}ウランバートル中心部。スフバートル広場を望む
ガンダン・テクツェンリン寺チョイジンラマ寺院博物館
ゲル地区/社会主義時代に建てられた高層ビル
モンゴル国立大学国家ナーダム



紋章

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座標:.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯47度55分13秒 東経106度55分02秒 / 北緯47.92028度 東経106.91722度 / 47.92028; 106.91722座標: 北緯47度55分13秒 東経106度55分02秒 / 北緯47.92028度 東経106.91722度 / 47.92028; 106.91722
モンゴル
政府
 ? 種別首都
 ? 首都知事/市長Dolgorsurengiin Sumyaabazar
面積
 ? 合計4,704.4 km2
標高1,350 m
人口(2020)
 ? 合計1,466,125[1]
 ? 密度311人/km2
等時帯UTC+08:00 (H)
郵便番号210 xxx
市外局番+976 (0)11
ナンバープレートУБ, УН
ISO 3166-2MN-1
ウェブサイト ⇒www.ulaanbaatar.mn

ウランバートル(モンゴル語: Улаанбаатар、.mw-parser-output .font-mong{font-family:"Menk Hawang Tig","Menk Qagan Tig","Menk Garqag Tig","Menk Har_a Tig","Menk Scnin Tig","Oyun Gurban Ulus Tig","Oyun Qagan Tig","Oyun Garqag Tig","Oyun Har_a Tig","Oyun Scnin Tig","Oyun Agula Tig","Mongolian Baiti","Noto Sans Mongolian","Mongolian Universal White","Mongol Usug","Mongolian White","MongolianScript","Code2000","Menksoft Qagan"}.mw-parser-output .font-mong-mnc,.mw-parser-output .font-mong:lang(mnc-Mong),.mw-parser-output .font-mong:lang(dta-Mong),.mw-parser-output .font-mong:lang(sjo-Mong){font-family:"Abkai Xanyan","Abkai Xanyan LA","Abkai Xanyan VT","Abkai Xanyan XX","Abkai Xanyan SC","Abkai Buleku","Daicing White","Mongolian Baiti","Noto Sans Mongolian","Mongolian Universal White"}????????????? 転写:Ulaanbaatar、発音 [???a?m??pa??t??r] ( 音声ファイル))は、モンゴル国首都

同国中部、トーラ川沿岸の標高約1,300mの場所に位置する。人口は1,477,174人(2018年)で、同国の人口のおよそ半数近くが集まる都市である。名実ともにモンゴルの政治経済の中心地で、中国からロシア欧州)に至る国際鉄道の主要な中継地。主産業は鉱物、食肉加工、製粉、製乳。

旧名はウルガ(?????? ?рг??;Orgoo)、またはフレー(??????? Х?рээ ; Khuree、漢字:庫倫、くーろん[2])。
歴史

ウランバートルの位置するトーラ川流域は、古くからモンゴル高原を支配する遊牧民の政権が置かれた地域のひとつである。この地域は16世紀に現在のモンゴル国の大多数を占めるモンゴルハルハ諸部が支配するようになり、17世紀にハルハの人々が尊崇するチベット仏教活仏ジェブツンダンパ・ホトクトの支配地になった。

代々のジェブツンダンパ・ホトクトは当初ゲル(帳幕)の寺院に住み、弟子や領民と一緒に季節移動を行う遊牧生活を送っており、ホトクトのゲルが置かれている場所はイフ・フレーと呼ばれる移動する町になった。後にはホトクトは移動生活をやめて現在のウランバートルの場所に寺院を設け、定住するようになったので、周辺に弟子の寺院や巡礼者が集まって門前町が形成され、外モンゴル(現在のモンゴル国)でほとんど唯一の都市に発展した。

モンゴル高原を支配する清朝はフレーを漢字に写してこの町を「庫倫(クーロン)」と呼び、庫倫弁事大臣を置いて外モンゴルのハルハ諸部を統制する出先機関とした。19世紀には庫倫?事大臣の周囲に漢民族の商人も住み着き、またロシア人も訪れるようになって外モンゴルの政治、経済、交通の中心地となる。1913年当時の街並み

1911年に清で辛亥革命が起こると外モンゴルのハルハ諸部はジェブツンダンパ8世を皇帝(ボグド・ハーン)に担ぎ上げて独立を宣言し(ボグド・ハーン政権)、その所在地であるフレーが首都となった。ボグド・ハーン政権は、1915年のキャフタ協定によって中華民国の宗主権を認めつつ、広範な自治を認めさせた。しかし、後ろ盾となっていたロシア帝国が革命で崩壊すると、中華民国の圧力が強まり、1919年に自治の撤廃へと追い込まれた。

ロシアの反革命勢力であるウンゲルンの軍が1921年2月にフレーを占領、その影響下でボグド・ハーン政権は復興することになった。一方、同年にモンゴル人民党は臨時政府を樹立し、ソヴィエト赤軍極東共和国軍とともに、フレーを攻略し、ボグド・ハーン政権を傀儡化させた。このモンゴル人民党政権を、ソヴィエト・ロシアは主権国家とみなし、11月に両国間で友好条約を結んだ。1924年モンゴル人民共和国が成立した後、都市名はフレーからモンゴル語で「赤い英雄」を意味するウランバートル(モンゴル語の発音は『オラーンバータル』に近いが、日本の地理用語としては『ウランバートル』が定着)に改められ現在に至っている。
地理ウランバートルの衛星写真 北東方向から撮影したもの。南北4km、東西20kmにわたり、トーラ川に沿って細長く延びる市街の様子が分かる。写真中央上にはウランバートル空港も見える

人口だけ見ると100万都市ではあるが、土地や道路が広いため、人口密度はさほど高くない。行政的には「首都」として県(アイマク)と同等の地位を与えられている。首都はさらに、ナライハ区・バガノール区・バガハンガイ区という3つの郊外区を含む9つの区に分けられている。郊外区は、行政的には都心と陸続きではあるが、そこへ行くためには何もない草原地帯を通過するため、実質的には飛び地のようなイメージである。
気候

気候は典型的な大陸性であり、ケッペンの気候区分でいう乾燥帯のステップ気候である。標高が高いこともあって年平均気温は0.2℃と非常に低く、1月の平均気温は-21.3℃と世界の首都の中では最も低いため世界一寒い首都と言われるが、レイキャヴィーク等と比べると夏の平均気温は高く西欧並みである。このように年較差の大きい気候である。年間降水量はわずか259.1mmでほとんどが夏季に集中する。近年は、冷え込みが緩くなっており、1960年代の冬の最低気温-40℃?-45℃が、現在では、-35℃?-40℃前後である。1月平均気温(1981-2010年の平年値)も旧平年値の-22.2℃より0.9℃上がっている。夏はナーダム前後をピークにきわめて暑く、7月の平均気温は19.0℃、場合によっては40度近くまで上がることもある。この時期は異常ともいえる乾燥ともあいまって熱中症脱水症状心筋梗塞腎臓結石等の被害が多発する。特に事情に疎い外国人が発症しやすい。市民は市内を流れるで泳いだりして短いを満喫するが、早い年では8月下旬に早くも初雪を観測し、朝晩は息が白くなる。8月でも、まれに0℃を下回ることがある。ソ連(ロシア人)の風習を真似て、市民は夏でも冬でも1日1回は戸外に出て散歩をする。最高気温極値は39.0℃、最低気温極値は-43.9℃。

ウランバートル(1991?2020)の気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
最高気温記録 °C (°F)5.0
(41)11.3
(52.3)18.9
(66)28.7
(83.7)33.5
(92.3)38.3
(100.9)39.0
(102.2)36.7
(98.1)31.7
(89.1)22.5
(72.5)13.0
(55.4)6.1
(43)39
(102.2)
平均最高気温 °C (°F)?15.5
(4.1)?9.4
(15.1)0.2
(32.4)10.4
(50.7)17.8
(64)23.1
(73.6)25.2
(77.4)23.0
(73.4)17.2
(63)7.7
(45.9)?4.8
(23.4)?13.7
(7.3)6.8
(44.2)
日平均気温 °C (°F)?21.3
(?6.3)?16.3
(2.7)?6.7
(19.9)3.0
(37.4)10.2
(50.4)16.5
(61.7)19.0
(66.2)16.6
(61.9)10.0
(50)0.9
(33.6)?10.6
(12.9)?19.0
(?2.2)0.2
(32.4)
平均最低気温 °C (°F)?25.6
(?14.1)?21.7
(?7.1)?12.6
(9.3)?3.3
(26.1)3.5
(38.3)10.3
(50.5)13.5
(56.3)11.1
(52)4.1
(39.4)?4.5
(23.9)?15.1
(4.8)?22.9
(?9.2)?5.3
(22.5)
最低気温記録 °C (°F)?43.9
(?47)?42.2
(?44)?37.2
(?35)?26.1
(?15)?16.1
(3)?3.9
(25)?0.2
(31.6)?2.8
(27)?13.4
(7.9)?22.0
(?7.6)?35.0
(?31)?42.2
(?44)?43.9
(?47)
降水量 mm (inch)2.3
(0.091)2.6
(0.102)3.9
(0.154)10.9
(0.429)20.3
(0.799)45.2
(1.78)70.5
(2.776)62.2
(2.449)25.9
(1.02)6.6
(0.26)6.0
(0.236)2.7
(0.106)259.1
(10.202)
出典: ⇒http://www.pogodaiklimat.ru/climate4.php?id=44292

行政区

ウランバートルは現在、9区で構成される。市役所本庁の所在地はスフバートル区。各区と主要な施設・観光地は以下のとおり。

区名人口観光スポット
バガヌール区28,300チンギスハーン像テーマパーク、テレルジ国立公園
バガハンガイ区3,900
バヤンゴル区208,900ガンダン・テクチェンリン寺ウランバートル駅、第3と4地区の商店街 
バヤンズルフ区308,700ナラントールザハ、ジューコフ博物館、国際知的ミュージアム
ナライフ区34,600
ソンギノハイルハン区295,800ソンギノハイルハン山
スフバートル区136,400スフバートル広場チョイジンラマ寺院博物館、メルクーリザハ、シャングリラモール、ダンバダルジャー日本人慰霊碑ダンバダルジャー寺院
ハンオール区138,400ボグドハーン宮殿博物館、ザイサン丘、トーラ川、ヒーモルインオヴォ山、イフテンゲリーンアマ、トルフラフアマ、 ⇒フンヌモール
チンゲルテイ区159,500ウランバートル自然史博物館、モンゴル国立博物館、政治粛清祈念博物館、チンゲルテイ山、ザナバザル美術館、

街並み

都市計画は、政府・党関係の公共機関(スターリン様式)とソビエト式アパート(フルシチョフカ)、広い道路などが計画的に配置された完全なソ連式である。中心部の道路は上空から見ると、差し込む太陽の光とゲルをデザインしたユニークな構成となっている。ソ連式都市計画の特徴として、いわゆる繁華街が存在しない構造になっている。市場経済移行後は土地の占有権(最近は郊外にかぎり所有権も)が解禁されたこともあり、建物の1階部分を改造しての商業化が行われている。建築は、機能的なソビエト・スタイルとパステルカラーのロシア古典様式が中心だが、中ソ対立以前に建てられた現代中国様式や、ソビエト・スタイルにモンゴル独自の意匠を組み合わせた特異なデザインのものも見られる。首都建設の初期には、スターリンとの密約によってシベリアから移送された日本人強制連行者が活躍した。強制連行された日本人により建てられた多くの建築は現在でも現役で使用されている。地震がほとんどないため、工法はレンガを積んだりパネルを組み合わせたりするだけで鉄筋が入っていないケースが多い。

かつては自動車もほとんど走っておらず整然とした美しい街並みであったが、市場経済化後は違法建築や看板の乱立、自動車の増加によってその面影はない。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}最近では[いつ?]、中華人民共和国内蒙古自治区出身のモンゴル系中国人や朝鮮人が商店や食堂を経営するケースが多く、場所によっては漢字やハングルばかりの街並みも珍しくない(近年の運動により、英語以外の外国語看板はキリル文字表記の看板に掛け換わりつつある)。香港系のシャングリラ・ホテルが2015年6月に営業を始めた。なお、ロシアや韓国、日本の企業により、新興ビジネスマン(モンゴル版オリガルヒ)や外国人、海外出稼ぎでの成功者などを対象とした高級マンション(完全警備のコンパウンド式)が建設され、不動産投資ブームが起こっている。日系では、スルガコーポレーション(本社・横浜市)が日本式マンション主体の高級コンパウンド「フォーシーズンズ・ガーデンズ」を建設中である。


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