ウミヘビ科
ダイナンウミヘビ Ophisurus macrorhynchos
分類
ウミヘビ科(Ophichthidae)は2亜科62属330種[1][2]を含むウナギ目の魚類の一群。世界中の温帯または熱帯海域に分布し、少数の淡水産種も含まれる[3]。体は細長く、後鼻孔が上唇にある。 最大種は2mを越えるが、最小種は10cmにも満たない。体は円筒型で細長く、ニンギョウアナゴ亜科は尾鰭をもつが、ウミヘビ亜科は尾鰭をもたない。種によっては胸鰭、背鰭、腹鰭を欠く場合がある。ダイナンウミヘビなどは鋭い歯をもつ。鰓条骨は15?49対で、重なり合い籠状となる。 肉食で、砂に潜り獲物を待つ。鋭い嗅覚をもち、小型の魚類や甲殻類を捕食している[4]。 小骨が多く、身も少ないため、食用には向かないものが多い。しかしながら南米近海で漁獲されるウミヘビ属の種は食用にされ、日本においても「マルアナゴ
形態
生態
分類
ニンギョウアナゴ亜科 Myrophinae
Ahlia
Asarcenchelys
Benthenchelys 深海の3種。
Glenoglossa サモア近海の1種。
Mixomyrophis 大西洋と紅海の2種。
ミナミミミズアナゴ属 Muraenichthys インド太平洋の8種。
ニンギョウアナゴ属 Myrophis インド太平洋の7種。
ムカシウミヘビ属 Neenchelys インド太平洋の12種。
Pseudomyrophis 大西洋の5種。
Pylorobranchus 西太平洋の2種。
Schismorhynchus インド太平洋の1種のみ。
Schultzidia 太平洋の2種。
ミミズアナゴ属 Scolecenchelys 太平洋の21種。
Skythrenchelys インド太平洋の2種。
Sympenchelys 台湾の1種のみ。
ウミヘビ亜科 Ophichthinae
Allips インド洋東部の1種のみ。
キバウミヘビ属 Aplatophis 大西洋と太平洋の2種。
Aprognathodon 大西洋の1種のみ。
ゴマウミヘビ属 Apterichtus インド太平洋の18種。
Bascanichthys 太平洋の18種。
タツウミヘビ属 Brachysomophis インド太平洋の7種。
Caecula インド太平洋の2種。
ヒモウミヘビ属 Callechelys 三大洋の15種。
Caralophia 大西洋の1種のみ。
キリンウミヘビ属 Chauligenion 東シナ海の1種のみ。
ショウキウミヘビ属 Cirrhimuraena インド太平洋の10種。
Cirricaecula 太平洋の2種。
Dalophis 大西洋の5種。
ヒレアナゴ属 Echelus 太平洋の4種。
Echiophis 大西洋と太平洋の3種。
Ethadophis 大西洋と太平洋の5種。
Evips パラオ付近の1種。
Gordiichthys 大西洋と太平洋の5種。
Hemerorhinus 大西洋と太平洋の2種。
Herpetoichthys カリフォルニア湾の1種のみ。
Hyphalophis 大西洋の1種。
トガリウミヘビ属 Ichthyapus 太平洋の7種。
Kertomichthys 大西洋の1種。
ハクテンウミヘビ属 Lamnostoma 太平洋の5種。
ソラウミヘビ属 Leiuranus 太平洋の2種。
Leptenchelys コスタリカ近海の1種のみ。
Letharchus 大西洋と太平洋の3種。
Lethogoleos サウスカロライナ州沖の1種のみ。
Leuropharus メキシコ沖の1種のみ。
Luthulenchelys 南アフリカ沖の1種のみ。
Malvoliophis オセアニアの1種のみ。
ゴイシウミヘビ属 Myrichthys モヨウモンガラドオシ、シマウミヘビなど三大洋の11種。
Mystriophis 大西洋の2種。
ウミヘビ属 Ophichthus ホタテウミヘビ、モンガラドオシなど80種。
ダイナンウミヘビ属 Ophisurus 2種。
Paraletharchus 太平洋の2種。
Phaenomonas 大西洋と太平洋の3種。
ゲットウウミヘビ属 Phyllophichthus 太平洋の1種のみ。
ミナミホタテウミヘビ属 Pisodonophis 三大洋の9種。
Quassiremus 太平洋の4種。
Rhinophichthus ニューカレドニア付近の1種のみ。
Scytalichthys 東太平洋の1種のみ。
Stictorhinus ブラジルの淡水性の1種のみ。
Suculentophichthus 紅海の1種のみ。
Xestochilus インド太平洋の1種のみ。
ボウウミヘビ属 Xyrias 三大洋の3種。
タケノコウミヘビ属 Yirrkala インド太平洋の15種。
人間との関係
脚注^ Froese, Rainer, and Daniel Pauly, eds. (2022). ⇒"Ophichthidae" in FishBase. October 2022 version.