「ウミネコ」「うみねこ」「海猫」のその他の用法については「うみねこ」をご覧ください。
ウミネコ
ウミネコ(夏羽) Larus crassirostris
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ウミネコ(海猫[1]、Larus crassirostris)は、チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類。 冬季になると中華人民共和国東部などへ南下して越冬するか、ロシア南東部や朝鮮半島では周年生息する[2][3][4][5][6][7]。日本では周年生息(留鳥)する[7][8]が、冬季になると北海道や本州北部で繁殖する個体群は南下する個体が多い[3]。 全長44-48センチメートル[5]。翼開張120-128センチメートル[2][4][7]。体重0.5-0.6キログラム[5]。頭部や体下面の羽衣は白、体上面の羽衣は黒灰色[4][7]。尾羽も白いが内側尾羽10枚の先端付近が黒く[3][4][5][7]、英名(black-tailed=黒い尾をした)の由来になっている[1]。翼上面は黒灰色[7]。初列風切先端は黒く、先端に白い斑紋が入る個体もいる[6][7]。 嘴は太く頑丈[1]。種小名crassirostrisは「太い嘴の」の意[1]。嘴の色彩は黄色で、先端が赤くその内側に黒い斑紋が入る[3][4][5]。後肢の色彩は黄色[4][5][7]。 幼鳥は全身が黒褐色の羽毛で被われ、肩を被う羽毛や翼上面の外縁(羽縁)が淡褐色[7]。虹彩は黒い[4]。嘴や後肢の色彩はピンク色を帯びた淡褐色で、嘴の先端は黒い[7]。 夏季は後頭が白(夏羽)、冬季は後頭に灰褐色の斑紋が入る(冬羽)[2][4][7]。
分布
形態
頭部の形態