ウマノアシガタ
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「キンポウゲ」はこの項目へ転送されています。キンポウゲ科の双子葉植物の総称については「キンポウゲ科」をご覧ください。

「きんぽうげ」はこの項目へ転送されています。甲斐バンドの曲については「そばかすの天使」を、映画については「きんぽうげ (1970年の映画)」をご覧ください。

ウマノアシガタ
ウマノアシガタの花(熊本市小山山・2007年4月)
分類

:植物界 Plantae
:被子植物門 Magnoliophyta
:双子葉植物綱 Magnoliopsida
:キンポウゲ目 Ranunculales
:キンポウゲ科 Ranunculaceae
:キンポウゲ属 Ranunculus
:ウマノアシガタ R. japonicus

学名
Ranunculus grandis Honda var. grandis (1929)[1]
シノニム


Ranunculus subcorymbosus Kom. subsp. grandis (Honda) Tamura (1970)[2]

Ranunculus grandis Honda var. mutsuensis M.Kikuchi (1957)[3]

Ranunculus grandis Honda var. akkanus M.Kikuchi (1957)[4]

Ranunculus subcorymbosus Kom. var. grandis (Honda) Kitag. (1966)[5]

和名
ウマノアシガタ(馬の足形)
キンポウゲ(金鳳花)
英名
Japanese Buttercup

ウマノアシガタ(馬の足形、毛?、学名: Ranunculus grandis var. grandis または Ranunculus japonicus)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の野草。別名キンポウゲ(金鳳花、毛?)はウマノアシガタの八重咲のものを指す。群馬県佐波郡新潟県佐渡市、旧播磨国ではウマゼリと呼ぶ[6]
特徴

日本では北海道?南西諸島まで[7]、日本国外では朝鮮中国台湾に広く分布する多年草で、日当たりの良い山野、土手に生える[8]

多年生草本[8]。草丈30 - 70センチメートル (cm) で[8]と葉裏には白い長毛がある。は根生葉が長い柄のある掌状に3 - 5裂した単葉で、茎の中程には柄の短い掌状の葉がつき、茎の上部には線状の小さな葉がつく。若いときは長い柄がついて株元に束になってついている[8]葉身は円心形で、長さ2.5 - 7 cm。

花期は初夏[8]。茎の上部の枝先に、花弁に光沢のある黄色い花をたくさん咲かせる[8]は直径1.5 - 2 cm、花弁は5枚で広倒卵形、長さ10 - 12ミリメートル (mm) 、色は黄色。花後には約5 mmほどの小球状の果実集合果)をつける。

和名の由来は根生葉を馬の蹄に見立てたものと言われる。

キンポウゲ科に多い有毒植物のひとつであり、これを食べた牛が中毒を起こしたことがある。毒成分も中毒症状も、キツネノボタンタガラシと同じである[8]。中国では「毛?」と書き、古くから薬として用いられているが、もちろん素人が扱うのは危険である。長い柄の先につく若葉は、薬草のゲンノショウコ(フロウソウ科)に似ているので注意が必要である[8]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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