ウツギ
ウツギ
分類
ウツギ(空木[3]・卯木[4]、学名: Deutzia crenata)はアジサイ科[注 1]ウツギ属の落葉低木。別名はウノハナ[1]。日当たりのよい山野にふつうに見られる。 和名のウツギの名は「空木」の意味で、幹(茎)が中空であることからの命名であるとされる[6][3][7]。花は卯月(旧暦4月)に咲くことからウノハナ(卯の花)とも呼ばれる[3][8][7]。中国名は、齒葉溲疏[1]。 日本と中国に分布し、日本では北海道南部、本州、四国、九州に広く分布する[6][3]。山野の路傍、崖地、林縁、川の土堤、人里など日当たりの良い場所にふつうに自生し、畑の生け垣にしたり観賞用に庭に植えたりする[6][3][9]。 落葉広葉樹の低木で、樹高は1 - 2.5メートル (m) になり[3]、よく分枝する[3]。樹皮は灰褐色から茶褐色で、老木は縦に裂けて短冊状に粗く剥がれる[4]。若い樹皮は茶褐色で、縦に浅く裂ける[4]。枝は生長すると髄が失われて中空になる[6]。株立ちし、樹皮は灰褐色で、古くなると剥がれる[6]。新しい枝は赤褐色を帯び、星状毛が生える。 葉の形は変化が多く、長さ5 - 12センチメートル (cm) の卵状長楕円形から卵状披針形になり、葉柄をもって対生する[3]。葉身は厚く、星状毛が生えてごわごわした感じになる[6][9]。 花期は5 - 7月[6]。枝先に円錐花序をつけ、直径10 - 15ミリメートル (mm) の白い花を多くまとまってつけ、垂れ下がって咲かせる[3]。
名称
分布と生育環境
形態・生態
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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