ウド
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この項目では、植物について説明しています。その他の用法については「ウド (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ウド
シーボルト『日本植物誌』に掲載のウド
分類APG III

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:真正双子葉類 eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし:キク類 asterids
階級なし:キキョウ類 campanulids
:セリ目 Apiales
:ウコギ科 Araliaceae
:タラノキ属 Aralia[1][2]
:ウド A. cordata[3]

学名
Aralia cordata
Thunb. (1784)[3][4]
シノニム


A. taiwaniana Y.C.Liu et F.Y.Lu (1976)[5]

A. cordata Thunb. f. biternata Nakai (1953)[6]

和名
ウド
英名
oudo,[4] spikenard,[4] udo[4]

ウド(独活[7]学名: Aralia cordata)は、ウコギ科タラノキ属の大型の多年草。山野に自生するほか、栽培も行われている。生長すると茎が太く大きくなり、若い葉や茎は香りが強く山菜野菜として好まれる。季語は晩春。
名称

和名ウドの語源については、古い書物に、葉が生育すると中空になることから宇登呂(うどろ)とよばれ、それが略されてウドとなったという説がある[8]。漢字では「独活」と書くが、この由来についてはよくわかっていない[9]英語でも、日本語読みをそのままにした udo(ウド)でよばれている[10]。中国植物名は土当帰(どとうき)という[11]

和名は、ヤマウド[12]、ケウド[12]、ホンウド[12]、ツチタラ[13]の別名でもよばれる場合がある。食用の観点で、野生種をヤマウド(山うど)と呼んで栽培種と区別することもあるが、同じ植物である[8][13]。軟白栽培されたものは「白ウド」「軟白ウド」ともよばれている[10]。野性ではなくても、栽培品で路地で日に当てて緑化した「緑化ウド」が、「山ウド」の名で流通していることも多い[10]
分布・栽培地

日本原産[14]北海道から本州四国九州までのほか、日本国外では朝鮮半島[15]中国[15]千島樺太に分布する。山野の林縁、野原、谷間、川岸など当たりのよい場所か半日陰の傾斜地などに自生し、しばしば群生している[16][13]。ときに、標高2000メートルあたりの雪渓付近にも生える[16]。野生するほか、野菜として畑に植えられたり、(むろ)で軟化栽培もされている[11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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