ウディ語
удин муз, udin muz
話される国アゼルバイジャン、ロシア、ジョージア
話者数ウディ人
言語系統北コーカサス語族
レズギグ語派
ウディ語とは、ウディ人によって話される言語である。北東コーカサス語族のレズギグ語派(英語版、アゼルバイジャン語版、南アゼルバイジャン語版)に属する[2]。この言語の古い形態が、現在のダゲスタン南部からアゼルバイジャン一帯に広がっていたカフカス・アルバニア王国の主要言語であったと考えられている[3]。かつてのウディ語はコーカサスアルバニア語とも呼ばれ、中世アルバニアの歴史家が言及した「ガルガリアン語」におそらく対応する[3]。
この言語はアゼルバイジャンのニジ(アゼルバイジャン語版、英語版、南アゼルバイジャン語版)、カバラ郡(アゼルバイジャン語版、英語版、南アゼルバイジャン語版)、オグズ郡(アゼルバイジャン語版、英語版、南アゼルバイジャン語版)、またロシアの北コーカサス地方で4000人によって話されている。
ウディ語は現在絶滅の危機に瀕しており、UNESCOによって「重大な危険」に分類されている。 ウディ語は大まかに5つの歴史段階に分けることが出来る。[4] 初期ウディ語紀元前2000年 ? 300年 700年ごろから、古代ウディ語は恐らくコーカサスアルバニアの教会における典礼言語としてしか用いられなくなった。 ウディ語は屈折語の傾向を持つ膠着語である。接辞はほとんどが接尾辞か接中辞だが、接頭辞もいくつか存在する[2]。ほとんどの接辞は特定の品詞にしか付かず、いくつかは接語として機能する。語順はSOV型。 ウディ語は文法的性をもたないが、曲用がある[6]。また、古代ウディ語は照応代名詞に文法的性をもっていた[7]。 ウディ語の母音[8]前舌中舌後舌 ウディ語の子音[9]唇音歯音歯茎音硬口蓋音軟口蓋音口蓋垂音声門音
歴史
古代ウディ語300年 ? 900年
中世ウディ語900年 ? 1800年
近世ウディ語1800年 ? 1920年
現代ウディ語1920年 ? 現在
文法
音韻
母音
狭i i? (y)u u?
半狭? ?? (?)?? ??
広(a)? ??
子音
軟音硬音
鼻音mn
破裂音 有声音bd?
無声音ptkq
放出音p?t?k?q?
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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