ウチナーヤマトグチの語彙一覧
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大言壮語的な記述になっています。(2016年10月)


独自研究が含まれているおそれがあります。(2016年10月)


ウチナーヤマトグチの語彙一覧(ウチナーヤマトグチのごいいちらん)は、沖縄県における新しい日本語方言であるウチナーヤマトグチの代表的語彙の一覧である。

太平洋戦争沖縄戦前や米軍統治時代から現代使われており、2020年代現在までよく使われる語彙について記す。
名詞
地域、住民、固有名詞

ウチナー:
沖縄(おきなわ)。本来は沖縄本島を指すが、沖縄県と同じ意味で使われることも多い。「o」→「u」、「ki」→「chi」という琉球方言特有の変化による[注釈 1]

ウチナーンチュ:沖縄の人。「ウチナワピトュ」(おきなわびと)からの変化とされる[注釈 2]。本来は沖縄本島の住民を指す言葉であるが、2010年代現在では沖縄県出身、あるいは沖縄県にルーツを持つ人の総称としても用いられる。

ウチナータイム:沖縄時間。県外[注釈 3]とは異なる独特の時間感覚。または、沖縄において集会・行事などが予定時刻より遅れて始まること[1]

ヤマトゥ/ナイチ(内地):九州島以北の日本本土を指す。

ヤマトンチュ:ヤマトゥ(九州島以北の日本本土)の人。正式かつ慇懃な表現として改まった席で用いられるほか、高齢者においては日常的にも使用する。ややラフな表現としてヤマトゥーとも。なお、奄美の人は沖縄からはアマミンチュと呼ぶ[注釈 4]

ナイチャー:「ナイチ」(内地)+「ヤー」。「ヤマトゥンチュ」と同じく九州島以北の日本本土の人を意味し、沖縄戦後生まれの世代で使われる。元来は差別的な文脈で使われていた俗語で、「内地」という言葉の意味とは裏腹に「よそ者」「外部の人」という排他的なニュアンスを含むとされるが21世紀以降はそう言うニュアンスは薄れてきている。現在は「本土の人」という意味合いで使うのが一般的であり、過去に差別的な文脈で使われていたことを知らない若者が大半である。

島ナイチャー:沖縄在住のナイチャー。特に自らの意志で移住し、沖縄の風土に染まった人を指す。沖縄戦前は本土かぶれの沖縄人を指す言葉だったが、本土復帰後に移住者が増えると、意味が反対のものになった。


シマ:部落や地域共同体、時に沖縄そのものを指す。沖縄や離島独特の閉鎖的な社会構造のことをシマ社会という。また「地元の」「沖縄の」という意味で、接頭語として形容詞的に用いられることも多い(例:島らっきょう)。なお、単に「シマー」と言う場合は島酒(泡盛)を意味する。

シマンチュ:主に沖縄本島以外の離島において用いられ、島民および島出身者を意味する[注釈 4]。また近年は沖縄県民全体を指して用いる場合もある。

キリュウミン:本籍地以外の土地に居住している者。戦前の法律用語である「寄留」に由来。伝統的なシマ社会においては、島ナイチャーはもちろんのこと、隣の「シマ」から引っ越してきたものでさえ寄留民と呼ばれ、旧来の住民とは明確に区別される。

ウルマ:「ウル」は珊瑚を意味する古語で、珊瑚の島として沖縄を表現した雅称

アミリカー:アメリカ人。米軍人。「アミリカ」+「アー」(接尾辞)。

ナークー:宮古人。

ヤンバラー:山原(沖縄本島北部)人。

家族、人間関係

イナグ:女。「おなご」より。交際している彼女。

イキガ:男。交際している彼氏。

オウチ:住居。改まった言い方は「住宅」あるいは「屋敷」で、県外で一般的な「家(いえ)」という表現はあまり用いられない。

シージャ:年上。先輩。年長者優位の沖縄の風潮を表す言葉である。

ジリー:同い年。タメ。

ウットゥ:年下。後輩。

トゥジ:妻。日本古語の
刀自に由来。

ドゥシ(同士):友達。

ニーニー・ネーネー:お兄さん・お姉さん。

人称代名詞

以下の用例のうち、「ワン」以外は中高年層で使われることはほとんどない、いわゆる沖縄の若者言葉である。これらは品のない印象があるため、目上の人に対して使う場合は注意が必要である。

ワン・ワー:私。僕。俺。「私は」の場合、「ワンネー」となる。複数形は「ワッター」(私たち)

ヤー:おまえ(
親称)。複数形は「イッター/ヤッター」(お前たち)

クニサー/クニヒャー:こいつ。各小中学校で言い方が多少変わる。複数形は「クッター/ウッター」(こいつら)

アニサー/アニヒャー:あいつ。複数形は「アッター」(あいつら)

一般

アシバー:遊び人。不良。ヤクザ。ごろつき。暴力団。「遊び」という意味の「アシビ」+「アー」(
接尾辞)。

イン:。大抵は「インぐゎー」と呼ばれる。

ウミアッチャー:漁師。語源は「海を歩く人(漁をする人)」。

ウマンチュ(万人):みんな。「みんなで」あるいは「みんなの」という意味で、副詞あるいは形容詞的に使われることも多い。

ウミンチュ:地場の漁民のこと。特に糸満漁民ほかなど。

オールー:痣(あざ)。



カジャー:(嫌な)におい。「カバー」とも。「〇カジャーする」→「〇の臭いがする」



ガジャン:

カジ:風。

カタブイ:通り雨。片方の場所では雨が降っているのにもう片方の場所では晴れているという「片降り(偏降り)」に由来。日が照っているのに雨が降る「天気雨」はティーダアミ(太陽雨)という。

ガチマヤー:たくさん食べる人。食いしん坊。

カチャーシー:「かきまわし」の意。沖縄民謡などに合わせて揚げた手を振って踊る独特の踊り。

ガーブラチ:(口などを)大きく開くこと。「口(くち)ンガーブラチ」。強調の「ガー」[注釈 5]+「洞空き(ほらあき)」から。

ガンチョー:眼鏡の音読の「がんきょう」に由来。訓読の「めかがみ」に由来する「ミーカガン」という言葉もある。

カンパチ:頭の傷が治って禿げた部分。いわゆる10円ハゲのこと。

グテー:体格。手足。語源は「五体」。転じて筋肉質でがっちりしていることを指す。

グヮーシー:?っぽい。?まがいの。?かぶれな。「?がわしい」の訛り。フージーと同じような意味だが、「表っ面だけを真似た」というような否定的なニュアンスが強い。

クンチ:「根気」の沖縄読み。標準語の「元気」や「根性」という意味で用いられる。

ジン:お金。「銭」の訛り。不良少年が金品をせびること(いわゆるカツアゲ)は「ジンカメ」という。

シーブン:おまけ。無料サービス。語源は「添え分」。

ジンブナー:利口な人。頭の良い人。

ジンブン:知恵。頭脳。頭がいいこと。「人文」、「存分」など語源にはさまざまな説がある。知識や学問ではなく聡明さや利発を意味することから、「銭分」(金勘定、損得計算)という言葉に由来するという説もある。

スラブヤー:コンクリートブロックを積み上げてスラブを載せた、沖縄では一般的な工法による住宅。瓦屋根の建物のことはカワラヤーと呼ぶ。

セイザ:着席あるいは座位の状態で姿勢を正すこと。


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