ウシャス
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、インド神話の女神について説明しています。MSX2のゲームについては「ウシャス (ゲーム)」をご覧ください。

ウシャス(サンスクリット: ????, U?as, : Ushas)は、インド神話における暁紅(曙)の女神で、夜明けの光を神格化したもの。天空神ディヤウスの娘で[1][2][3][4][5][6]、夜の女神ラートリーの妹[7]太陽神スーリヤの母あるいは恋人といわれる。

リグ・ヴェーダ』に登場する女神の中では最も多くの讃歌を持ち、独立讃歌は20を数え、ラートリーのほかに、スーリヤ、アグニアシュヴィン双神と結びつけられている[8]。美しい女神であるウシャスは、太陽神スーリヤの先駆であり[9]、闇を払い[10][4]、あらゆる生命を眠りより覚まし、活動を促す[11][5]。ウシャスは赤い馬[8][12]もしくは赤い牝牛の牽く車に乗り[13]、後を追うスーリヤが彼女を抱きしめると消滅するが[12]、翌朝には、天則(リタ)に従い、方角を誤らず、再び美しい肌を現すとされる[14]

後世ではその重要性を失った。
脚注[脚注の使い方]^ 『リグ・ヴェーダ』1巻48・1。
^ 『リグ・ヴェーダ』1巻48・9。
^ 『リグ・ヴェーダ』7巻77・6。
^ a b 『リグ・ヴェーダ』7巻81・1。
^ a b 『リグ・ヴェーダ』7巻81・3。
^ 『リグ・ヴェーダ』7巻81・5。
^ 『リグ・ヴェーダ』10巻127・3。
^ a b 『リグ・ヴェーダ讃歌』p.19の解説。
^ 『リグ・ヴェーダ』7巻77・3。
^ 『リグ・ヴェーダ』7巻77・1。
^ 『リグ・ヴェーダ』1巻48・5。
^ a b 『インド神話伝説辞典』p.92。
^ 『リグ・ヴェーダ』5巻80・3。
^ 『リグ・ヴェーダ』5巻80・4。

参考文献

『リグ・ヴェーダ讃歌』
辻直四郎訳、岩波文庫(1978年)

菅沼晃編『インド神話伝説辞典』、東京堂出版(1985年)










リグ・ヴェーダ
神々

デーヴァ

アグニ

インドラ

ソーマ

ヴァーユ

ウシャス


ディヤウス

プリティヴィー

マルト

アシュヴィン双神

トヴァシュトリ

リブ

スーリヤ

サヴィトリ

プーシャン

ルドラ

ミトラ

ヴァルナ

アリヤマン

パルジャニヤ

アスラ


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:15 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef