ウガンダの県
Districts of Uganda
Wilaya za Uganda
カテゴリー単一国家
位置 ウガンダ
数1市135県または136県(2020年7月)
区分郡、基礎自治体
ウガンダは2020年7月時点で135の県(英語: District、スワヒリ語: Wilaya)と県と同格のカンパラ市から成り立つ[1](カンパラ市を県に含めた場合は136県[2])。また県の上位区分として4つの地域(英語: Region、地方とも)[3]が存在するが、行政府を持っていない。 イギリス植民地時代に人口を基準に村、教区(ムルカ)、副郡(ゴンボロラ)、郡(サザ)、県が置かれ、1990年代初頭には33県であった[4]が、2000年前半では45に、さらに2006年には80に、2010年3月には112に、2020年には135と増加の一途を辿っている(#変遷)。県の増加だけでなくその下の地方自治体も増え、また地方議員や行政官も増えるため財政的に深刻な問題が生じてきている[5]。2018年にヨウェリ・ムセベニ大統領が「管理費の増加(予算不足)」を理由として県の新設を停止することを発表し[6]、2019年に新設した県の選挙費不足が言及されるなど[7]、行政区画・地方自治体の増加を国家財政が支えきれていない状況にある[8]。しかし県の新設を求める住民も多いのが実情であり、2015年にウガンダ議会が23の県の創設を承認したが、条件(必要な書類の送付)を満たしたにもかかわらず承認されなかった地域からは不満の声が出ている[9]。 2021年4月9日、地方行政大臣のラファエル・マギェジ
概要
ウガンダの地方政府は地域議会(Local Council、LCと略す)と呼ばれる。最下層の村議会をLC1とし、番号が大きくなるほど上層の行政区画となる[13]。LC1からLC3までは行政だけでなく、司法・立法権を持っている[14]。最上層の県議会はLC5と呼ばれ、LC5の議長を県知事と呼ぶことがある。
階層別の議会(行政区画)の数
地域議会名称英語名称2014年[15]2018年[16]2019年[17]
LC5県District112121134
カンパラ市City111
LC4郡(英語版)
County181n/an/a
基礎自治体(市)Municipal Council334141
LC3副郡(英語版)Sub-County1,3821,1951,671
広域行政区(カンパラ市のみ)City Divisionn/an/a5
広域行政区(基礎自治体のみ)Municipal Divisionn/a122124
町Town Council163357425
LC2行政教区(英語版)Parish7,2417,468n/a
区(基礎自治体のみ)Wardn/an/an/a
タウンシップ(町のみ)Township62n/an/a
LC1村Villagen/an/an/a
小区Celln/an/an/a
基本的に植民地時代と変わらず村・教区・副郡・郡・県の5層構造となっているが、近年ではその枠組みとは異なる基礎自治体(市)や町の設置が増えてきている。2019年から過去3年間で新設された副郡は364つに対して町は352つと、ほぼ同じ速度で増加している[8]。
一覧2020年7月時点の行政区画(数字は下記の表に対応)
中央地域
(赤色、1市25県)県英語名
82ブイクウェBuikwe
84ブコマンシンビBukomansimbi
86ブタンバラButambala
87ブヴァマBuvuma
89ゴンバGomba
27カランガラKalangala
90カルングKalungu
29カンパラKampala
125カサンダKasanda
36カユンガKayunga
38キボガKiboga
95キャンクァンジKyankwanzi
119キョテラKyotera
48ルウェロLuweero
99ルウェンゴLwengo
100リャントンデLyantonde
51マサカMasaka
56ミティアナMityana
59ムピジMpigi
60ムベンデMubende
61ムコノMukono