ウォーレン・バフェット
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ウォーレン・バフェット
Warren Buffett
2015年
生誕ウォーレン・エドワード・バフェット
(1930-08-30) 1930年8月30日(93歳)
アメリカ合衆国 ネブラスカ州オマハ
住居ネブラスカ州オマハ
国籍 アメリカ合衆国
教育ウッドローウィルソン高校
出身校.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

ペンシルベニア大学[1]

ウォートン・スクール

ネブラスカ大学リンカーン校

コロンビア大学ビジネススクール

職業投資家
活動期間1951年 -
影響を受けたものベンジャミン・グレアム
影響を与えたものビル・ゲイツ
給料10万ドル(約1147万円)
純資産 840億ドル(2018年)[2]
身長178センチメートル
肩書きバークシャー・ハサウェイ CEO
政党無所属
宗教不可知論
配偶者

スーザン(1952年 - 2004年、死別)

アストリッド(2006年 - )

子供

スーザン

ハワード

ピーター



ハワード・バフェット(父)

レイラ・シュタール(母)

署名

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ウォーレン・エドワード・バフェット(英語: Warren Edward Buffett、1930年8月30日 - )は、アメリカ合衆国投資家経営者資産家慈善家である。ジョージ・ソロスジム・ロジャーズとともに世界三大投資家としてもよく知られる[3]

世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイ筆頭株主であり、同社の会長CEOを務める。大統領自由勲章を受章している[4]。卓越した投資手法から「オマハ賢人」と称される人物である[5]
概説

バフェットはバークシャー・ハサウェイなどを通して多額の株式投資を行い、資産を増やした。株式会社という形態はとっていても、バークシャー・ハサウェイはパートナーシップであるとバフェットが表明している[6]。バークシャー・ハサウェイはバフェットとチャーリー・マンガーが運営する投資ファンドに近い性質を持っていると言われている[7]

バークシャーは、一株当たりの内在価値を最大限に高めることを目的としている[8]。一方で内在価値と乖離した高い株価も好んでおらず、株価は内在価値を反映した妥当な水準であることを望んでいる[9]

毎年の有価証券報告書 (Form 10-K) には、株価指数S&P 500とバークシャー・ハサウェイの株価の比較が載っている[10]。バフェットが、1965年にバークシャー・ハサウェイの経営権を握ってから2015年までの約50年間に、S&P 500の上昇率が約14,000%(140倍)だったのに対し、バークシャー・ハサウェイの株価は約200万%(20,000倍)という桁違いの上昇をみせた[11]

運用成績は、複利計算で約21%のリターンを約50年間に渡って出していることになる。フォーブス誌によるアメリカの長者番付フォーブズ400では1986年に5位に入って以降、毎年ベスト10内に入り続けている(2008年現在)[12]世界長者番付ではビル・ゲイツが1994年から13年連続で1位となり[13]、バフェットは2位であることが多かった。

バフェットは、2007年に前年から資産を100億ドル増加させ、620億ドル(約6兆4360億円)となり初めて1位になった(米国内の長者番付では1993年に1位になったことがある)[14][15]。バフェットの資産は、主に自身がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイの株式を通じて形成されている[16]

バフェットの生活は、基本的にお金を使わず、1958年に31,500ドルで購入したオマハの郊外の住宅に今でも住んでいる。バフェットは、バークシャー・ハサウェイから「報酬」として、年間10万ドルを受け取り暮らしている[17][18]。バークシャー・ハサウェイは、バフェットが経営権を握って以来「無配当」を貫いているため、バフェットは同社から配当金は貰っていない。

2006年6月に、バフェットは資産の85%に当たる約374億ドルを、5つのフィランソロピーに寄付すると発表した。これはアメリカ史上最大の金額であり、寄付はバークシャー・ハサウェイのB株の形で、寄付残額の5%ずつ毎年支払われる。寄付のうち約310億ドル(当時B株1000万株)は、2004年からバークシャーの社外取締役を務める[19][20]親交の深いビル・ゲイツが関わるビル&メリンダ・ゲイツ財団[21]、残りは4つの財団に寄付される[22][23]

2020年代に入ってからも石油などの化石燃料への投資を続ける[24]など、バフェットが気候変動対策や、多様性に否定的な考えを持っていることが一部から批判の対象になっている[25]

2024年1月に行われたバークシャー・ハサウェイ株主総会では、株主からの職場の多様性、公平性、包摂性を促進する取り組みに関する情報開示強化を求める提案、保険事業とエネルギー事業に温室効果ガス排出量など気候変動への取り組みについて情報開示の強化を求める2つの提案のいずれも拒否した[26]。バフェットはバークシャーの議決権31%を握っているため、彼が反対する提案を承認するのは難しい。
経歴


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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