ウォーマシン_(マーベル・コミック)
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ウォーマシン(War machine)またはジェイムス・ルパート・“ジム”・ローズ(James Rupert “Jim” Rhodes)は、マーベル・コミックより出版されるコミック作品に登場する架空のキャラクター、スーパーヒーローである。コミック作家のデイヴィッド・ミッチェリーニ、ジョン・バーン、ボブ・レイトンによって創造され、1979年1月の『アイアンマン』 #118で初登場した。

War Machine
出版の情報
出版者マーベル・コミック
初登場ジェームズ・ローズとして:『アイアンマン』#118(1979年1月)
アイアンマンとして:『アイアンマン』#170(1983年5月)
ウォーマシンとして:『Avengers West Coast』#94(1993年5月)
アイアン・パトリオットとして:『ガンビット』#13(2013年5月)
クリエイターデイヴィッド・ミッチェリーニ
ジョン・バーン
ボブ・レイトン
作中の情報
本名ジェイムス・ルパート・“ジム”・ローズ
所属チームアベンジャーズ
ザ・クルー
フォース・ワークス
イニシアチブ
アイアン・レギオン
O*N*E
シークレットアベンジャーズ
シークレットディフェンダーズ
スターク・エンタープライズ
アメリカ国防総省
アメリカ海兵隊
ウエストコースト・アベンジャーズ
パートナーアイアンマン
著名な別名アイアンマン
アイアン・パトリオット
コマンダー・ローズ
ハルク・マシーン
アイアンマン2.0
ローディ
シェルショック
ザ・パイロット
能力

武装および非武装において訓練された海兵隊員としての豊富な戦闘経験

パイロット能力・航空工学の知識・射手としての技量

パワードスーツの機能

超人的な馬力・スピード・耐久性

超音速飛行

エネルギーリパルサーをはじめとする攻防ともに多様な武器

生命維持機能


2012年、IGNの『トップ50アベンジャーズ』のリストで31位にランクされた[1]
発行履歴

ジェームズ・ローズは、『アイアンマン』の第1巻で脇役として初登場し、同作の第170号(1983年5月)でトニー・スターク/アイアンマンアルコール依存症を再発すると、“アイアンマン”の肩書きを引き継いだ。それから『アイアンマン』第284号(1992年9月)でスタークが死んだと思われた後、アイアンマンの役割を再開し、生きていたスタークがアイアンマンの役割に戻ると、ローズは“ウォーマシン”を襲名。『ウェストコースト・アベンジャーズ』シリーズの脇役として紹介された後、『ウォーマシン』の名を冠したタイトルでソロシリーズのデビューを果たした。

それからローズは、ダン・アブネットアンディ・ランニングによる『フォース・ワークス』、ジム・オースリーとジョー・ベネットによる『ザ・クルー』、ダン・スロットとクリストス・ゲージによる『アベンジャーズ:イニシアチブ』、ショーン・チェンによる『IronMan:Director of S.H.I.E.L.D.』の『War Machine:Weapon of S.H.I.E.L.D.』などにも登場した[2]

シークレット・インベージョン』では、ウォーマシンがアイアンマンに代わって主人公の1人となった[3]

ウォーマシンは、2010?2013年の『シークレットアベンジャーズ』シリーズの第1号(2010年7月)から第21号(2012年3月)にはレギュラーとして、『アベンジャーズ vs X-MEN』にはゲストとしてそれぞれ出演し、ニック・スペンサーによる『アイアンマン2.0』では主人公として登場した。 2014年にはアレス・コットとギャリー・ブラウンによる『アイアン・パトリオット』に登場した。
キャラクター経歴
オリジン

ペンシルベニア州フィラデルフィア・サウスフィラデルフィア出身のジェームズ・ローズは、アメリカ海兵隊の戦闘機のパイロットである。東南アジアの任務で副官を務めた際に、ベトコンのロケット弾でヘリコプターが撃墜された後、ジャングルで立ち往生する事態に陥り、ウォン・チューの捕虜収容所でトニー・スターク/アイアンマンに初めて遭遇した。ローズとスタークは、待ち伏せしていたベトコンの兵士を打ち負かし、敵の基地を奪取したヘリで破壊すると、そのままアメリカの防衛境界線へ飛んだ[4]

後日サイゴンの病院でローズは、スタークからの申し出を受け、彼の個人パイロット、“スターク・インターナショナル”のチーフエンジニア、そしてスタークの親友の一人になった。
オール・ザ・ニュー・アイアンマン

ローズは、スタークがスターク社の問題と私生活で混乱したことからアルコール依存症を再発させ[5]、マグマに敗れた後、初めてアイアンマンのアーマーを身につけ、マグマを倒した[6]

ローズとスターク社の科学者モーリー・アーウィンはスタークの技術を完全には理解していなかったが[7]、時間が経つにつれて、2人はスタークがローズに“アイアンマン”を継ぐように願ったことを十分理解すると、スターク社を退職。スタークの技術をオバディア・ステインやS.H.I.E.L.D.から保護した。アーウィンの技術サポートを受けてアイアンマンのアーマーを装着したローズはアイアンマンとなり、マンダリン、サンダーボール、ゾディアック、ラジオアクティブマンなどのヴィランと戦い、“シークレット・ウォーズ”にも身を投じて[8][9][10]、“ウェスト・コースト・アベンジャーズ”の創立メンバーとなった[11]

やがてローズは、アーウィンと彼の姉妹であるクリテムネストラ・アーウィン博士との共同で、カリフォルニアに新しい電子機器会社の拠点を設立することを計画。ローズは引き受けた傭兵の仕事での報酬をアーマーの維持や会社運営に提供し[12]、アルコール依存症から回復したスタークが3人に加わったことで、“サーキッツ・マクシムス”という会社を設立した。 だがローズは、アーマーのヘルメットがスタークの脳波に合わせて調整されていたことから頭痛を発症しただけでなく、攻撃的になってしまうほど精神的に不安定な状態に陥ってしまい[13]、自身を助けようとするスタークに対し、彼が自分からアーマーを取り戻そうとしていると思い込んで妄想と憎しみを抱え込んだ[14]

バイブロとの戦いでローズは、敵を捕まえるために暴れ回ってしまい、彼の怒りを沈めようとしたスタークによって、新しいテストベッドアーマーを着用することを余儀なくされた[15]。これを受けて、スタークからクリント・バートン/ホークアイとバーバラ・モース/モッキンバードにローズのアベンジャーズ辞任が伝えられ、ローズはヘンリー・ピム博士に頭痛を治すために助けを求めた[16]。ピムによってマイケル・トゥーヤングメン博士の下に送られたローズは、異次元の“ゴージ”を旅することで頭痛を癒し、自分はアーマーを装着するに値しないと罪悪感を覚えた[17]

ようやく落ち着いたローズは、次元外のエネルギー体“オムノス”によって力を与えられた自身のテストベッドアーマーが手元に戻り[18]、これを使用してスタークと共にアイアンマンとしての活動を再開した。だがステインがサーキッツ・マクシムスに送った爆弾でローズは負傷し、アーウィンも殺害されてしまった。しかし、新しく完成させた“シルバーセンチュリオン”を装着したスタークの活躍でステインは敗れた[19]

スタークが新たに設立した“スターク・エンタープライズ”に加入したローズは、建設中だったスターク社の宇宙ステーションが“A.I.M.”に攻撃された時、もう一度アイアンマン・アーマーを身に着けて出動した。


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