ウォンカとチョコレート工場のはじまり
Wonka
監督ポール・キング
脚本サイモン・ファーナビー
ポール・キング
原作ロアルド・ダール
(『チョコレート工場の秘密』より)
(キャラクター創作)
製作デヴィッド・ハイマン
出演者ティモシー・シャラメ
音楽ジョビー・タルボット
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(原題:Wonka)は、2023年公開のイギリス・アメリカ合衆国のミュージカル・ファンタジー映画。
ロアルド・ダール原作の児童小説『チョコレート工場の秘密』に登場するチョコレート工場の工場主ウィリー・ウォンカの若き日の冒険を描く[4][5][6][7]。
監督であるポール・キングがロアルド・ダールの遺族に許可を得て、制作が決定した完全なオリジナルストーリー。その為、配給こそ同じワーナーブラザーズであるが、『チャーリーとチョコレート工場』との直接的な繋がりはなく、ウォンカのプロフィールなど設定にも相違点が多い。 時は1948年。戦後の混迷が各国で尾を引く中、ウィリー・ウォンカは長年の夢を叶えるために、有名な食の町、グルメ・ガラリアにやってきた。着の身着のままでコネもなく、手持ちはたったの12ソブリン。それも初日に使い果たしてしまい、野宿しようとしていたところで、たまたま知り合ったブリーチャーにミセス・スクラビットの宿を紹介されて、「出世払い」の宿泊する。翌日、世界中から集めた材料で作った不思議なチョコレートを街頭で販売し始めるが、大手チョコレート業者のスラグワースら三名に妨害され、売上も警察に徴収されてしまう。その上、「出世払い」の罠にはまって、膨大な借金を作ってしまう。洗濯係として労働を課せられて、町へ出ることもままならなくなったウィリー。しかし、孤児のヌードルや同じ洗濯係の面々の協力を得て、警察の取り締まりから逃れながら、堅調な商売を続けていく。やがて、廃屋同然の物件を借り受けて、ついに自身の店「Wonka」を開業するのだが…… ※括弧内は日本語吹替[8][9][10]。
あらすじ
キャスト
ウィリー・ウォンカ:ティモシー・シャラメ(花村想太〈Da-iCE〉)
幼少期のウォンカ:コリン・オブライエン(Lynn)
後にチョコレート工場を開くこととなる若き発明家。 若き日を描いていることもあってか、原作と異なり、明るく社交的な性格。世界中を渡り歩いたため、指切りをして約束するという風習を知っていたり、色々な動物の扱いに手慣れていたりと、知識や経験も豊富。一方で英語は話せるものの読み書きが全く出来なかったり(アルファベットの「A」すら読めない)、今まで誰かが助けてくれていたからと無警戒に他人を信用してしまうような、危なげな一面もある。 子供の頃から手品を得意としており、帽子や上着、スカーフなどから手品のようにチョコレートを取り出して披露する芸達者。また、持っている鞄は小型のチョコレート工場となっており、その場で様々なチョコレートを作ることが出来る。
ヌードル:ケイラ・レーン(セントチヒロ・チッチ)
ミセス・スクラビットの宿屋兼洗濯屋で働く少女。孤児で、洗濯物と共に捨てられていたところを拾われた。その際に唯一親の形見を思われる「N」と刻印された指輪を持っていたので、「ヌードル」と名付けられた。 他の洗濯係が借金10,000ソブリンなのに対して、養育の恩を含めて借金30,000ソブリンを課せられている。そのため、幼いながら全てを諦めている言動を取るが、ウィリーと出会ってから人生に希望を抱き始める。
ウィリーの母:サリー・ホーキンス(本田貴子)