Walter Brennan
ウォルター・ブレナン
1958年撮影の広報写真
本名Walter Andrew Brennan
生年月日 (1894-07-25) 1894年7月25日
没年月日 (1974-09-21) 1974年9月21日（80歳没）
出生地 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州リン
死没地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州オックスナード

 受賞
アカデミー賞
助演男優賞
1936年『大自然の凱歌』
1938年『Kentucky』
1940年『西部の男』
その他の賞

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ウォルター・ブレナン（Walter Brennan, 1894年7月25日 - 1974年9月21日）は、アメリカ合衆国の俳優。
略歴

マサチューセッツ州リン[1]に、アイルランド系移民の子として生まれる。父親がエンジニアだったため、自身もエンジニアリングを学ぶが、在学中から演劇に興味を持つようになり、ヴォードヴィルの舞台に立つ。銀行で働いていた時に軍に入隊し、第一次世界大戦に従軍[1][2]。

復員した後は、パイナップル農園を経営した後、不動産業にも進出したが失敗。サイレント映画のエキストラに就く。

1927年に31歳で映画デビュー。特に1930年代は、ブレナンの俳優生活の中で最も多くの映画に出た年でもあったが、名も無い役やクレジットにも表示されないような端役が多く、そのような状態が10年ほど続いた。

そんな苦節時代の1932年に後々のブレナンにとっての転機ともいうべき事故に遭遇する。ある西部劇の撮影中、馬に顔面を蹴られるという事故に遭い、歯のほとんどを失ってしまう。しかし、その歯の無い独特の喋り方や顔立ちがコミカルに感じられ、これがブレイクへのきっかけにもなっている。

多くの作品で端役を演じているが、時には名バイプレイヤーとしても活躍。役柄は、好人物から悪役まで非常に幅広い。1936年の『大自然の凱歌』で初のアカデミー助演男優賞を受賞。その後は貴重な脇役として生涯に230本に及ぶ作品に出演した。また、Kentucky、『西部の男』で同じ助演男優賞を2度も受賞するなどの国際的なスターになった。なお、アカデミー助演男優賞を3回受賞した俳優は現在ブレナンしかいない。

1974年、肺気腫のため死去。80歳没。
主な出演作品映画『群衆』（1941年）の一場面テレビドラマ『ガンマン無情』（1967年）の一場面テレビドラマ『マッコイじいさん（英語版）』（1962年）真ん中がブレナン

公開年邦題
原題役名備考
1932テキサスの旋風
Texas Cycloneコリンズ保安官
聖ジョンソン
Law and Orderスミス
1935結婚の夜
The Wedding Nightビル・ジェンキンス
Restless Knightsモー、ラリー、カーリーの父三ばか大将 （The Three Stooges)シリーズ
フランケンシュタインの花嫁
Bride of Frankenstein隣人
メトロポリタン
Metropolitanおじいちゃん
1936地獄への挑戦
Three Godfathersサム・バートン（ガス）
この三人
These Threeタクシーの運転手
月は我が家
The Moon's Our Homeレム
激怒
Furyバグス
大自然の凱歌
Come and Get Itスワン・ボストロムアカデミー助演男優賞 受賞
膝にバンジョー
Banjo on My Knee
1937トム・ソーヤ
The Adventures of Tom Sawyerマフ・ポッター
1938海賊
The Buccaneerエズラ
テキサス人
The Texansチュカワラ
娘の三角関係
Mother Carey's Chickens
牧童と貴婦人
The Cowboy and the Ladyシュガー
Kentuckyピーター・グッドウィンアカデミー助演男優賞 受賞
1939カッスル夫妻
The Story of Vernon and Irene Castleウォルター