この項目では、2016年から2022年まで放送されたドラマシリーズについて説明しています。1973年の映画については「ウエストワールド」をご覧ください。
ウエストワールド
ジャンル
SF
ドラマ
スリラー
アクション/アドベンチャー
西部劇
原作マイケル・クライトン
『ウエストワールド』
原案
ジョナサン・ノーラン
Lisa Joy
出演者
エヴァン・レイチェル・ウッド
タンディ・ニュートン
ジェフリー・ライト
ジェームズ・マースデン
イングリッド・ボルソ・バーダル
『ウエストワールド』は、アメリカ合衆国のSFスリラーテレビドラマシリーズ。製作のジョナサン・ノーランとLisa Joy は、ブライアン・バーク、J・J・エイブラムスとともに製作総指揮も務めた。放送局はHBOで、2016年10月2日から2022年8月14日まで放映された。 1973年の同名の映画『ウエストワールド』に基づいており、物語はハイテクに支えられた体験型テーマパーク"ウエストワールド"を舞台とする。1973年版ではユル・ブリンナー演じるガンマンが物語の核だったが、今シリーズではアンドロイド達のアイデンティティーの葛藤と、人間との関係が軸になっている。 ホストと呼ばれるアンドロイドが西部劇の街並みに暮らし、高額の入場料を払ったゲストたちは、ホストからの報復を恐れることなく自らの欲望のままに行動する。アンドロイドは人間と見分けがつかないほど高度な技術に基づいて製造され、自意識も持つ。ゲストが来るたびに記憶はリセットされ、新たなシナリオに基づいて日常を繰り返す。 だが、現状に不満を持つパーク創設者が介入し、ホストたちは自由を求めて反乱を起こし、ゲストやスタッフを惨殺し始める。ウエストワールドのほか、イギリス領インド帝国や日本の江戸時代をテーマにしたパークも登場する。やがてテーマパークの外に舞台は移り、人間とホストの争いが描かれる。 シーズン1は2016年に放送され、シーズン2(The Door)は2018年に放送された。8話からなるシーズン3(The New World)は2020年3月15日から放送された[1][2][3]。2020年4月22日、シーズン4(The Choice)の製作が発表され[4]、2022年6月26日より放送された[5]。シーズン4放送終了後、HBOは打ち切りを発表した[6]。 日本ではシーズン1-3はスター・チャンネルが放送し、AmazonビデオおよびU-NEXTが配信している。シーズン4はU-NEXTが2022年8月26日より独占配信している。 時系列の異なる複数のプロットが、巨大なテーマパーク「ウエストワールド」で西部劇の世界の住人の役をこなすアンドロイドであるホスト、高額の料金を払って来場したゲスト、そしてテーマパークのスタッフの視点から描かれる。 未来のテーマパーク「ウエストワールド」では、美しい農場の娘ドロレスや、そのボーイフレンドで流れ者のガンマンのテディ、そして娼館のマダムのメイヴらが、日々訪れるゲストたちに暴行され、傷つけられ、殺され続けている。そのたびに彼らは肉体を修復され、記憶をリセットされて、何度も機械的に同じシナリオを繰り返すが、やがてアンドロイドの何人かに、記憶の断片がフラッシュバックするようになり、その世界の異常さに気付き始める。 謎の年老いた「黒服の男」は、ドロレスやテディと関わりながら、ホストを殺して体内から「謎の回路」を集める。会社の同僚のローガンに誘われて初めてウエストワールドを訪れた青年ウィリアムは、ドロレスと出会い、やがて恋に落ちる。一方、パークの外ではスタッフたちが何人かのホストの異変に気付き、対応に追われる。 プログラム責任者のバーナードは、部下のエルシーとともにホストの異常の原因を探り、ドロレスの父親であるピーター・アバナシーが鍵を握るらしいと気づく。 親会社デロス社の経営陣と運営方針をめぐって対立するテーマパーク創設者のフォード博士は、密かにホストたちの設定を変更し、新しいシナリオに則ってパークを改変していく。デロス社からはCEOのシャーロットが送り込まれ、オペレーション責任者のテレサと共謀して、フォードからパークの実権を奪おうとする。やがてフォードによって仕組まれたホストたちの反乱が始まり、フォード自身もドロレスによって殺される。
概要
あらすじ
シーズン1
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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