ウェルかめ
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ウェルかめ
ジャンルテレビドラマ
作相良敦子
演出スタッフを参照
監修スタッフを参照
出演者倉科カナ
石黒賢
羽田美智子
大東俊介
武田航平
岩佐真悠子
田中こなつ
坂井真紀
正名僕蔵
益岡徹
星野知子
芦屋小雁
石野真子
室井滋
ナレーター桂三枝(現・六代桂文枝
オープニングaikoあの子の夢
時代設定1992年7月 - 2009年[1]
製作
プロデューサー六山浩一(制作統括) / 菓子浩
制作NHK大阪放送局

放送
音声形式解説放送
放送国・地域 日本

本放送
放送期間2009年9月28日 - 2010年3月27日
放送時間月曜 - 土曜
7:30 - 7:45(BShi
7:45 - 8:00(BS2
8:15 - 8:30(総合
放送分すべて15分
回数150

再放送
放送期間同上
放送時間月曜 - 土曜
12:45 - 13:00(総合)
19:30 - 19:45(BS2) /
土曜 9:30 - 11:00(1週間分、BS2)
放送分15分 / 90分

番組年表
前作つばさ
次作ゲゲゲの女房
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『ウェルかめ』は、2009年9月28日から2010年3月27日まで放送された81作目の連続テレビ小説[2]NHK大阪放送局制作。全150回。脚本は相良敦子
概要

舞台は徳島県美波町を中心として徳島市阿南市など。徳島県舞台の連続テレビ小説は、1980年の『なっちゃんの写真館』以来2度目となる。また四国地方としては、1988年のノンちゃんの夢以来となる[3]

ヒロインは倉科カナで、オーディションで1775人の応募者の中から選ばれた[4]クランクインは2009年5月、クランクアップは2010年2月18日[5]
あらすじ

徳島県美波町にあるお遍路宿のヒロイン、浜本波美は、小学6年生のころ、地元の砂浜で懸命に海に向かっていくウミガメの子どもの姿に感動し、その姿に、世界へ向かう自分の姿を重ねた。それから11年後、念願の憧れであったファッション雑誌社『マニフィーク』の編集者として就職。しかし、ひょんなことから雑誌が廃刊になり編集部も解散、波美自身もリストラになってしまう。その後、徳島市の出版社「ゾメキトキメキ出版」の編集者となった彼女は、失敗を繰り返しながらも、温かな家族、個性豊かな社員、友情の熱い親友に励まされ、一歩一歩自分が目指す夢へと突き進んでいくのであった。
登場人物
レギュラー
浜本家
浜本波美 → 山田波美(はまもと なみ → やまだ なみ)
演 -
倉科カナ[6][注 1]小酒井円葉(幼少期)5月10日生まれ。物語開始時は小学6年生で、学級新聞の記事づくりに夢中になっている。その後、大阪の大学を出て、小学生のときに出会った東京の近藤編集長のファッション雑誌「マニフィーク」の編集部に見習いとして就職をするも、雑誌が廃刊。編集部も解散と同時に仮採用であったことから会社を解雇された。その後、徳島県美波町の実家のお遍路宿の悪評を書いた大阪の出版社に行った際に、偶然そこで会った吉野の勧めで、徳島市内にある出版社「ゾメキトキメキ出版」に再就職した。小さいころに噛まれそうになったことで、ウミガメ嫌いだったが、取材で訪れた沖縄県黒島でウミガメと一緒に泳ぎ、「私もウミガメになりたい」という発言をしたり、その後の雑誌の販売促進でカメの着ぐるみを着たりと、完全にウミガメ嫌いを克服した。恋愛には疎いが、勝乃新が大学卒業と同時に「ゾメキトキメキ出版」のアルバイトを辞めると聞いた辺りからは、勝乃新のことを異性として意識し出すも、大学卒業後に世界放浪の旅に出ると聞き、意を決して眉山へのデートに誘い出すが、高所恐怖症を発動した勝乃新とケンカ別れに終わる。それから2年の歳月が経ち、編集者としての仕事も板についてきたころ、仕事を依頼した憧れのイラストレーター、佐古に好意を寄せられ、仕事上の関係を超えたパートナーとしてパリ行きを打診されて迷うが、帰国した勝乃新と再会し、眠っていた恋心が再燃。佐古の誘いを断り、クリスマスイヴに勝乃新に告白をし、6日後に受け入れられる。最初は勝乃新の試用期間であった。交際開始数か月後にして、勝乃新に対し、衝動的にプロポーズをするも経済的な理由から断られるが、思い直した勝乃新から正式なプロポーズをされ、彼との結婚を決める(婚姻届けの提出日は5月5日)。それからまもなく、「ゾメキトキメキ出版」が解散。編集者の仕事を探しながら、徳島市内の無国籍居酒屋「アルデナイデェ」[注 2]を経て、地元の美波町の道の駅でのアルバイトで生計を立てることに。それに伴い、勝乃新とともに生活の拠点を徳島市内のアパートから美波町の実家に移す。やがて自らの力で美波町から世界に繋がる編集者になりたいという思いが芽生え、フリーペーパー「みんなMinami(美波)」を発行、それが評判となり、雑誌「ウェルかめ」へと格上げする。それから2年が経ち、その間に勝乃新との間にひとり娘の美春が誕生する。仕事と育児の毎日に追われるが、ある日、勝乃新からロボット研究のためドイツへ2年間留学をしたいと相談を受け、美春とともに付いていく決心をするが、お互いの夢を大事にすることに決め、別居の道を選ぶ。尚、「波美」という名前は舞台の徳島県美波町の「美波」を逆にして「波美」に名付けたという。
浜本哲也(はまもと てつや)
演 - 石黒賢[7]波美の父。「テッシー浜本」の通称で知られた元プロサーファー。波美が小学6年生のときに膝のケガを機に引退し、家業のお遍路宿「はまもと荘」を手伝う。その際、勝乃新が小学生時代に「はまもと荘」に宿泊したときに、お礼として置いていったウミガメの木彫り人形を、それからは自分で彫っては、「はまもと荘」の宿泊客におみやげとして「ウェルかめ」人形を手渡している。また、自宅の納屋をリフォームし、サーフショップ「TES-SEA(テッシー)」も経営していたが、客足がなかなか伸びないため、それから十数年後には誰もが気軽に立ち寄れるカフェ「Blue Wave(ブルーウェーブ)」に衣替えした。さらに、子どもたちにサーフィンを教え始めた。そんな中、プロサーファー時代に訪れたタヒチにもサーフショップの支店を出すことを夢見ている。波美と勝乃新の結婚には当初は、勝之進の独特な価値観に難色を示したが、最終的に二人の結婚を後押しした。
浜本加代(はまもと かよ)
演 - 羽田美智子[8]波美の母。19歳のときに21歳のプロサーファーの哲也と結婚。その後は、「はまもと荘」を切り盛りするおかみさんとして働いている。阿波おどりとなると、誰よりも一番熱くなる。
浜本泰三(はまもと たいぞう)
演 - 芦屋小雁波美の祖父で、哲也の父。地元の漁師。若いころは、インド洋までマグロを獲りに行っていた。
浜本航(はまもと わたる)
演 - 森永悠希(幼少期:大原光太郎)波美の歳の離れた弟。波美が小学6年生のときに生まれた。無類のウミガメ好きで、将来は地元のウミガメの保護・研究施設「ウミガメ館」で学芸員として働くことを夢見ている。そのためには、海のことも知っておかないといけないと思い、たまに泰三の漁に同行している。そんな中、いつしか亀園に好意を寄せるも、フリオの登場で失恋。水産高校に進学後は、同級生の涼子と交際している。
波美の同級生(学校新聞部仲間)
中川果歩
演 -
岩佐真悠子(幼少期:金子舞優名)小学6年生のときに、父親の死により、東京から母親の実家がある美波町に引っ越してきた。その際、波美に近藤のファッション雑誌「マニフィーク」をプレゼントしたことが、その後の波美の進路を決定づけた。大学は徳島の大学の医学部に通い、そのまま大学病院で研修医として働いていたが、綾の次男・宏次郎の出産に立ち会ったことで、数年後、実家の病院を継ぐことになる。「ゾメキトキメキ出版」に再就職した波美が偶然にもアパートの隣人であることが分かってからは、波美の良き相談相手として一役買っている。波美と綾が結婚した後も、それぞれを「浜本」、「笹原」と呼び続けている。波美と勝乃新の結婚式の日に、2人のためにと一生懸命に祝福の演出をする一平を見てから、一平に恋心を抱いている。
笹原綾 → 堺綾
演 - 田中こなつ(幼少期:藤川博歌)波美の親友。高校卒業後は地元の町役場に勤め、その後、職場の先輩である修二の兄と結婚。結婚後も実家のうどん屋の手伝いをしている。また、結婚してから、波美が果歩にばかり悩みを打ち明けるので、一時、波美と果歩に嫉妬した。しかし、宏次郎の出産を機にその後は2人とは仲良くやっている。長男・宏太郎、次男・宏次郎の2児の母親。
鈴木一平
演 - 武田航平(幼少期:三田村陽斗)高校卒業後は父・三平の跡を継いで漁師をしており、ローンで新しい漁船を買う。小さいころから波美に一方的な片想いをしており、波美と親しい勝乃新や佐古を勝手にライバル視。後に、波美が勝乃新と結婚すると聞き、波美の両親に波美との結婚を申し込み、更に波美にプロポーズした。しかし、あっさりと断られる。その後、果歩から愛の告白を受けるが、それをなかなか受け入れられない。だが、ほどなくして、今度は自分から果歩に告白をする。
堺修二
演 - 杉森大祐(幼少期:古澤健)実家の農家を継いでいる。兄の一宏は綾と結婚。綾が実家のうどん屋を手伝えないときには、代わりに手伝っている。
桝井佑介
演 - マシンガントーク園(幼少期:白川裕大)教師をしている。
原田正則
演 - 野田裕成(幼少期:中西一志)大阪の百貨店に勤めている。
美波町の人々
鈴木三平
演 -
嶋大輔一平の父で、地元の漁師。哲也とは古いケンカ友達だが、浜本家に出入りし、「はまもと荘」や泰三の漁の手伝いをしたりと、何かと浜本家の世話を焼いている。
笹原フミ
演 - 未知やすえ綾の母。18歳で結婚し、23歳で綾を出産。翌年には夫を亡くし、それ以降、ひとりでうどん屋「笹原」を切り盛りしてきた。噂話が大好きで、人に言いふらすという欠点がある。
中川龍一
演 - 西園寺章雄果歩の祖父。「中川総合病院」を開業していて、病院での診察はもちろん、往診に出かけることもある。
小林新二
演 - 関秀人哲也、三平の友人。
堺武史
演 - 藤本幸広哲也、三平の友人。一宏と修二の父でもある。
津田洋
演 - 中原裕也
宮沢将太
演 - ドヰタイジ哲也と黒磯のサーフィン仲間。
嶋田昭夫
演 - 国木田かっぱ哲也、三平の友人。地元で酒屋を営んでいる。娘がいる。
堺一宏
演 - 須田邦裕綾の夫で、修二の兄。元々は地元の町役場に勤めていたが、綾と結婚し、綾のお腹の中に2人目の子どもが宿ったときに実家の農家を継ぐようになる。
鈴木花子
演 - 押谷かおり三平の妻で、一平の母。
堺和子
演 - 藤吉美加武史の妻で、一宏と修二の母。
原田千鶴子
演 - 宮川サキ正則の母。香川県出身。実家は金刀比羅宮の近くでみやげ物店を経営している。夫の仕事は木材工。子どもの独立を機に、道の駅「美波」でパートとして働いている。波美が製作した美波町のフリーペーパー「みんなMinami(美波)」創刊号(8月号)の表紙を飾った。
ウミガメ館
伊崎光男
演 -
温水洋一ウミガメ館」の館長。亀園のことが好きで、フミが持ってくる縁談の話はすべて断っている。第14週で、スペイン語が得意なことが判明し、主要人物たちに驚かれる。
亀園由香
演 - 松尾れい子東京出身の学芸員。第4週登場時、29歳。大学卒業後、一度OLを経験。その後、水族館で出会ったウミガメに感動して、水産大学に入り直し、転職。人付き合いが苦手であるため、東京などの都会を避ける傾向にある。そんな中、マレーシアの国際学会で知り合ったメキシコ人のウミガメ研究者と「ウミガメ館」で再会。彼の研究に触発されて、メキシコへ移ることになる。
高岡
演 - 高見健「ウミガメ館」の職員。
ゾメキトキメキ出版
吉野鷺知
演 -
室井滋[9]毎月1日発売の徳島の情報誌「Hot-Shin(発心)」などを発行している出版社の社長兼編集長。波美のことを「浜ちゃん」と呼んでいる。大学卒業後は、大阪の出版社で働いていたが、3年で退社(そのとき初めて取材したのは、「阪神タイガース優勝でファンが道頓堀へ飛び込んだ!」だった)。徳島に戻り、会社を立ち上げた。実は同じ職場にいるロベルトと夫婦。波美が勤めて3年、ライバルの出版社に広告スポンサーを奪われ、経営が立ち行かなくなり、会社を解散。解散後はロベルトとともに会社の再建をはかっていたが、2年もかからずメドが立ち、編集部員を再結集させるが、自ら雑誌を立ち上げたい波美に対しては誘わず、助言を与えるにとどめている。
勅使河原重之
演 - 益岡徹新人泣かせの副編集長。生まれは東北。母方は九州の人。7人も息子がいる。キャリアのスタートはアメリカニューヨークの雑誌(そのとき初めて取材したのは、「ニューヨークの地下鉄の落書き!」だった)。吉野とほかの編集部員からは「重さん」、もしくは「副編」と呼ばれている。波美が「ゾメキトキメキ出版」に勤めて3年目の秋から半年間、ニューヨークで出版社を経営している友達が病気と知り、その手伝いで日本を離れた。「ゾメキトキメキ出版」解散後は、大阪の出版社へ。
須堂啓
演 - 坂井真紀[10]編集部員。苔マニア。バツイチで、ゆずというひとり娘がいる。元々は郵便局員だったが、吉野の取材を受け、それが縁となって転職した。15週で自身のエッセイをもとにした単行本を出版した。「ゾメキトキメキ出版」解散後は、一時、鳴門市骨とう屋で働いた。波美の相談相手のひとり。
友近聡
演 - 正名僕蔵編集部員。第2週登場時では、独身で、職場にはいつも自分で作った昼食用の弁当を遊山箱に入れて持ってきていたが、その後、結婚して子どもにも恵まれる。第15週でうどん笹原の日帰り取材で美波町を訪れたが、不審者と間違えられたあげく哲也たちに飲まされ、結局波美の実家で一泊した。「ゾメキトキメキ出版」解散後は、妻の実家が経営するスーパーで、食品売り場の係長となった。その場の空気を読めない上、笑いのツボもどこか人とはズレている。ひとりだけいつもきっちりとスーツを着込んでいる。
ロベルト
演 - レオナルド・ベヌッチミラノ出身のイタリア人の編集部員。本名はロベルト・マンツォーニ。実は編集長である吉野とは夫婦で、30歳のときに、イタリアに旅行に来たひと回り年上の吉野と結婚。実家はパン屋。「Hot-Shin(発心)」などでは、吉野に美的センスをかわれて、レイアウトなどのデザインを担当している。また、「人生は愛、記事も愛」をモットーにしている。波美の初めての記事が「Hot-Shin(発心)」に載った直後に、波美のことを「かめ子」と命名。それ以降、勅使河原や友近、勝乃新と一緒に「かめ子」と呼んだりすることもある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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