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ウェブデザイン(英: web design)は、デザインの一種。ウェブページやウェブサイトにおける視覚面(意匠・要素配置等)に対し、整理・再構築・意匠等を施すことである。グラフィックデザイン的な要素を多く含む一方で、対話的な要素を持つWWW(ウェブ)の性格上、情報デザインあるいは工業デザイン的なスキルも求められる。ウェブデザインを行うデザイナーを、ウェブデザイナーと呼ぶ。2007年より、ウェブの設計技能を検定する国家資格としてウェブデザイン技能士がある。
ウェブデザインの内容は、ウェブサイト全体の情報設計、見た目を中心とするグラフィックデザインやGUIの設計、ウェブアプリケーションのUI設計構築など多岐にわたる。ウェブページの例 世界最初のウェブデザイナーはティム・バーナーズ=リーであったと言える。彼はWWWを発明し、1991年に世界初のウェブサイトを立ち上げた。 1993年、CGIが発明されたことで、WWWは大きな転機を迎える。それまではウェブサイト作成者が発信した情報を閲覧者が受け取るだけであったWWWという世界に、CGIは双方向性をもたらした。そのことによってウェブデザインもまた大きな転機を迎えた。 また、インターネット接続環境の進歩もウェブデザインに大きな影響を与えてきた。ダイヤルアップ接続が一般的だったころには、通信料金を考慮し、画像の使用をも極力控えてデザインがなされた。インタレースGIFやプログレッシブJPEGもナローバンドに対応した画像ファイルフォーマットであった。動画においても比較的サイズの小さいアニメーションGIFが用いられた。しかし、ADSLやFTTHなどのブロードバンドが普及してからは、ファイルサイズを気にすることなく大胆に画像や動画を使用することが可能となった。その結果、ウェブデザインの幅は更に広がった。 1990年代後半では、FlashやSilverlightをはじめとするリッチクライアントの登場により、動きのある高機能なウェブデザインが登場し始める。 また、仕様の策定も徐々に進むことで、ブラウザ開発ベンダーが仕様をサポートするブラウザを開発するようになる。1996年にはCSS 1.0が勧告、1997年はJavaScriptの中核的な仕様がECMAScriptとして標準化され、同年HTML 4.0もW3Cより勧告された。標準化されたCSSをサポートするブラウザが登場することにより、CSSを使用したデザインが注目されるようになり[1]、この頃よりDreamweaverやホームページ・ビルダーといったWebオーサリングツールが発売され始める。 ウェブデザインはコンピュータの進化とともに表現方法を多岐に広めていった。2005年、Googleは、JavascriptのAjax技術を使ったGoogle Mapを発表し、 非同期通信による通信結果に応じてダイナミックHTMLで動的にページの一部を書き換える有用性を広く知らしめた[2]。また、通信への回線の高速化と料金値下げなどからコンテンツの質も向上し、同年2005年にはWeb上で動画を配信するYouTubeやGYAO!が公開され始める[3]。さらに2011年に発表されたBootstrapをはじめ、CSSフレームワークがオープンソースとして公開され始め、レスポンシブウェブデザインを容易に実現できるようになった。同じく2011年にはウェブブラウザで3次元コンピュータグラフィックスを表示させるための標準仕様WebGLも発表され、これによりウェブデザインの表現も3次元へと拡張されていく。
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