この項目では、アメリカン・コミックのウェットワークスについて説明しています。アダルト・コミックのWET WORKSについては「前田貴也
」をご覧ください。ウェットワークス / Wetworks
漫画
原作・原案などブランドン・チョイ
J.M.デマティーズ
作画ウィルス・ポータシオ
ジョエル・ゴメス
トレヴァー・スコット
出版社ワイルドストーム (DCコミックス)
発表期間1994年6月 - 2008年1月
巻数全3巻 (TPB)
話数1st:43
2nd:15
テンプレート - ノート
『ウェットワークス』(Wetworks)は漫画家のウィルス・ポータシオと漫画原作者のブランドン・チョイ(Brandon Choi)によるアメリカン・コミック・シリーズである。4年間続いたものの未完のまま1998年に終わり、その後ライターのマイク・ケアリー(Mike Carey)と作画担当に復帰したポータシオによるセカンド・シリーズが2006年に開始され2008年で終了している。
黄金の共生体と融合した隠密作戦部隊に属する兵士達の、超自然的存在の勢力との闘いの物語である。 1992年の発刊当初はイメージ・コミックスの中核の一作品となる予定だったが、1994年にポータシオの姉妹の病死によりシリーズは中断した。ジム・リーのワイルドストーム社(WildStorm
出版歴
2006年にケアリーとポータシオが同タイトルを再開させた。超自然的存在勢力との戦闘を継続するため、古参のマザー=ワン(Mother-One)を除く全メンバーを一新したウェットワークス・ティームを再結成したオリジナル・ティームリーダー デイン(Dane)の姿が描かれた。制作班は第10号からはポータシオがカヴァー・アーティストとして残留し、ライターはJ.M.デマティーズ(John Marc DeMatteis)、アーティストはジョエル・ゴメス(Joel Gomez)とトレヴァー・スコット(Trevor Scott)へと替わっている。[1]この新シリーズは第15号をもって休刊となった。
ウェットワークスはクロスオーバー作品『ワイルドストーム:アルマゲドン』(Wildstorm: Armageddon)内の一篇として単発での再登場を果たしているが、続くワールズ・エンド編(World's End)において再スタートしたシリーズには加えられなかった。 ウェットワークスは最初のティーム7(Team 7
プロット
ティーム・メンバーのクレイトン"クレイモア"・モールが調べていたチューブのうちの1つを、隠れていた狙撃手が銃撃した。チューブが破壊されると、中の金色の液体はまるで生きているかのようにクレイモアへと跳びかかり彼の全身を覆ってしまった。それではまだ不充分であったのか、彼らは数名のテロリストから攻撃を受けた。テロリスト達は一斉射撃を始めたが、弾丸は黄金で覆われたクレイモアのボディーに弾かれていった。刻々と迫る爆破時間に、デイン大佐は爆発に対するティームの防護策として金色の共生体を利用するため、残っているチューブの開放を決断する。
大爆発によってテロリストの領地は壊滅したが、ティーム7は炎の中から無傷で現れた。3機の航空機にて領空に進入し、生き残っているティーム・メンバーを始末するようI/Oの掃討部隊に命令が下ったのはその時だった。掃討軍地上班のリーダー マザー=ワンはI/Oから寝返ると、2機の航空機を自身が破壊される前に撃墜した。いかようにして彼女がそれを取得したかは明示されなかったが、マザー=ワンもまた金色の共生生物をその身に纏っていた。
マザー=ワンは、クレイヴンとI/Oによる裏切りと、彼女が自分のボスである実業家のアーマンド・ウェリングにティーム7との随行を求められていたことを彼等に説明した。
デイン大佐はしぶしぶ事実を受け入れ、彼らはアーマンド・ウェリングの下で活動を始めた。ウェリングは彼らに、人類から世界支配権の奪取を企むヴァンパイアネイションを絶滅させたいと語っていた。だが彼は、実は自身がウェアネイションのリーダー ジェイカーであることをティームに伏せていた。
ウェットワークスは、アンデッドとの緒戦でフラットトップとクロスボーンズの2名のメンバーを失う。のちにピルグリムの兄弟であるナサニエル・ブラックバードが入隊したが、そのブラックバードとピルグリム(彼女自身も知らなかったが)の両方がウェアウルフであることが判明した。ドウザーとクレイモアを含む、分隊の何人かのメンバーがその後の主要な任務にて死亡し、そしてウェットワークスは解散となった。近年ではデインは、実際には別のスーパー・ティームによって引き起こされた失態が原因の、異次元からの勢力の流入に対応するためにティームを現役へと復帰させている。 ミニシリーズ『獣の数字 / ナンバー・オブ・ザ・ビースト』(Number of the Beast
ワールズ・エンド