『ウェザー・リポート'81』
ウェザー・リポート の スタジオ・アルバム
リリース1982年2月
録音1981年
ニューヨーク、ザ・パワー・プラント
ジャンルフュージョン
時間41分04秒
レーベルARC/コロムビア
プロデュースジョー・ザヴィヌル
ジャコ・パストリアス
ウェイン・ショーター
専門評論家によるレビュー
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ナイト・パッセージ
(1980年)ウェザー・リポート'81
(1982年)プロセッション
(1983年)
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『ウェザー・リポート'81』(Weather Report)は、エレクトリック・ジャズ・バンドであるウェザー・リポートの1982年に発表された10枚目のスタジオアルバム。このバンドの最初のアルバム(『ウェザー・リポート』)と同じセルフタイトルで、発売当時は購入者や小売店の間で一時混乱が起きた[1]。
リズム・セクションにジャコ・パストリアスとピーター・アースキンが参加した最後のアルバムである。この顔ぶれがこれまでのバンドの変遷の中でベストな組み合わせだと考えるファンも多かった。
アルバムの核となる曲は、「N.Y.C.」である。3部構成の組曲で、第1部の「41stパラレル」は、ピーター・アースキンのはずむようなノリの、他の誰からも聞くことができないようなドラムを聴くことができる。第2部の「ザ・ダンス」はジョー・ザヴィヌルのシンセサイザーの分厚いオーケストレーションで始まるが、伝統的なスウィング感もある。第3部の「クレイジー・アバウト・ジャズ」は、あらゆる意味で曲名に相応しい終結部となっている。
収録曲#タイトル作詞作曲時間
1.「ヴォルケイノ・フォー・ハイアー - "Volcano for Hire"」 ザヴィヌル5:25
2.「カレント・アフェアーズ - "Current Affairs"」 ザヴィヌル5:54
3.「N.Y.C. (41stパラレル / ザ・ダンス / クレイジー・アバウト・ジャズ) - "N.Y.C. (41st Parallel / The Dance / Crazy About Jazz)"」 ザヴィヌル10:11
4.「ダラ・ファクター・ワン - "Dara Factor One"」 ザヴィヌル5:25
5.「ホエン・イット・ワズ・ナウ - "When It Was Now"」 ショーター4:45
6.「スピーチレス - "Speechless"」 ザヴィヌル5:58
7.「ダラ・ファクター・トゥー - "Dara Factor Two"」 ザヴィヌル/ショーター/パストリアス/アースキン/トーマス・ジュニア4:27
パーソネル
ジョー・ザヴィヌル (Joe Zawinul) - キーボード、ピアノ、シンセサイザー、クレイ・ドラム、ドラム・コンピューター、パーカッション、ボーカル
ウェイン・ショーター (Wayne Shorter) - テナーサックス、ソプラノサックス
ジャコ・パストリアス (Jaco Pastorius) - ベース、パーカッション、ボーカル
ピーター・アースキン (Peter Erskine) - ドラム
ロバート・トーマス・ジュニア (Robert Thomas Jr.) - パーカッション
脚注^ 日本では録音年である1981年を意味する「'81」を末尾に付けている。
外部リンク
⇒Weather Report Annotated Discography: Weather Report (1982)
キーボード
ジョー・ザヴィヌル
サクソフォーン
ウェイン・ショーター
ベース
ミロスラフ・ヴィトウス | アルフォンソ・ジョンソン | ジャコ・パストリアス | ヴィクター・ベイリー
ドラム
アルフォンス・ムゾーン | エリック・グラヴァット | グレッグ・エリコ | イシュマエル・ウィルバーン | スキップ・ハデン | レオン・チャンクラー | チェスター・トンプソン | アレックス・アクーニャ | ピーター・アースキン | オマー・ハキム
パーカッション
アイアート・モレイラ | ドン・ウン・ロマン | アリリオ・リマ | アレックス・アクーニャ | マノロ・バドレーナ | ロバート・トーマス・ジュニア | ホセ・ロッシー | ミノ・シネル