ウィロー_(ゲーム)
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『ウィロー』 (WILLOW) は、Mindscapeが1988年に発売した各種パーソナルコンピュータ対応ゲームおよび、カプコン1989年に発売したアーケードゲームファミリーコンピュータ用ソフト。

いずれも映画『ウィロー』(1988年)を基にしているが、内容はそれぞれの機種で全く異っている。目次

1 パーソナルコンピュータ版

1.1 評価


2 アーケード版

2.1 ゲーム内容

2.2 設定

2.2.1 ストーリー

2.2.2 ステージ構成


2.3 主要キャラクター

2.4 スタッフ

2.5 評価


3 ファミリーコンピュータ版

3.1 概要

3.2 スタッフ

3.3 評価


4 脚注

5 外部リンク

パーソナルコンピュータ版

WILLOWジャンルアクションアドベンチャー
対応機種Amiga
Atari ST
コモドール64
PC/AT互換機
開発元Brian A. Rice Inc
発売元Mindscape
人数1人
メディアフロッピーディスク
発売日 1988年
1988年

テンプレートを表示

1988年に北米欧州にて発売された。ジャンルはアクションアドベンチャーゲームとなっており、一人称視点のアドベンチャーパートとトップビューのアクションパートがある。

AmigaAtari STコモドール64PC/AT互換機用として発売された。
評価

評価

レビュー結果
媒体結果
Computer and Video Games
33/100点 (Amiga)[1]
Commodore User73/100点 (Amiga)[1]
The Games Machine17/100点 (Amiga)[1]
21/100点 (ST)[2]
Zzap!647/100点 (Amiga)[1]
Aktueller Software Markt4.6/12点 (ST)[2]
5.8/12点 (DOS)[3]
ACE238/1000点 (DOS)[3]


アーケード版

ウィロージャンルアクションシューティング
対応機種アーケード
開発元カプコン第一企画制作課
発売元カプコン
ディレクター岡本吉起
デザイナー川野広行
伊東正剛
プログラマー新井幸雄
とみたきょうこ
音楽立石孝
美術よこたよこぞう
栗原明美
松本貞姫
中村幽子
人数1 - 2人(交互プレイ)
メディア業務用基板
稼働時期 1989061989年6月
1989年

デバイス8方向レバー
2ボタン
システム基板CPS-1
ディスプレイラスタースキャン
横モニター
384×224ピクセル
59.61Hz
その他型式:88622B-3
テンプレートを表示

1人プレイ専用(2人交互プレイ可能)。

2Dアクションゲームだが、主人公がステージごとに切り替わる点が特徴。全6ステージ。
ゲーム内容

ボタンを押しっぱなしにすると気合がたまり、強力な攻撃ができる。敵を倒すことでお金が手に入り、店でアイテムを買うことでパワーアップできる。システム的には気合をためるゲージの上限があがり、ためた時間に応じた攻撃が可能というもの。

特にウィローは、新しい魔法を買えば買うほど多彩な魔法(攻撃手段)が使えるようになる。逆にマドマーティガンは攻撃力とリーチ(しかもウィローと比べてかなり短い)しか変わらない。
設定
ストーリー

ノックマーを支配するバブモーダ女王は「体に印を持つ特別な子が生まれ、女王を滅ぼす」という予言を恐れていた。女王は生まれた子をすぐに手にかけるつもりだったが、助産婦の手で赤子は川に流され、ネルウィン谷にたどりつく。

映画ではウィローが村に流れ着いた赤ん坊のエローラを人間の元に送り返すため、長老オールドウィンの指示を受けて親友のミゴッシュとともに旅立つ。その旅の中で妖精の女王シャーリンドリアに「あなたは希望の子エローラを助けるべく選ばれたのだ」と言われ、バブモーダとの戦いに巻き込まれていく。

ゲームでは冒頭ですでにエローラがバブモーダにさらわれたことになっていて、ナレーションで旅立つことが語られ「気をつけていくのじゃ」と長老のオールドウィンに言われて旅立つという具合に短くまとめられている。

エンディングではバブモーダが倒され世界に平和が戻り、偉大なる魔術師ウィローと勇敢なる名戦士マドマーティガンの名が語り継がれる。

なお、映画とゲームでは、キャラクター名および固有名詞の日本語表記が若干異なる。
ステージ構成
STAGE1:クロス・ロード
プレイヤー:ウィローボス:デスドラゴこのステージをクリアすると、マドマーティガンを助けることができる。クリア時デモ:マドマーティガン
STAGE2:チェルリンドゥリアの森
プレイヤー:マドマーティガンボス:存在しない。ウィローが操る馬車の上で敵の攻撃をやりすごす。クリア時デモ:シャーリンドリア
STAGE3:フィン・ラジィールの島
プレイヤー:ウィローボス:キングドゥルイドクリア時デモ:フィン・ラジィール
STAGE4:ソーシャのキャンプ
プレイヤー:マドマーティガンボス:ソーシャクリア後はウィローとマドマーティガンがソリで斜面を下りながら金貨を取るボーナスステージになる。マドマーティガンだけはソリから滑り落ちて雪玉になり、人家に激突する間抜けなオチがつく。クリア時デモ:エアク
STAGE5:ティア・アスリーン城
プレイヤー:ウィローとマドマーティガンのどちらかを選択(道中を有利に進めるウィロー、ボスを速攻で倒せるマドマーディガンと特徴が出る)。ボス:エボシィスククリア時デモ:カエール将軍
STAGE6:ノックマー城
プレイヤー:前半・マドマーティガン、後半・ウィローボス:前半・カエール将軍、後半・バブモーダ女王前半クリア時デモ:バブモーダ女王

エンディング:マドマーティガン→フィン・ラジィール→エアク→カエール将軍→バブモーダ女王→エローラ・ダナンの順でグラフィックが出る。
なお、クリア時のデモグラフィックは、映画版の俳優をそのまま超リアルに描写したCGである。
主要キャラクター
ウィロー・アフグット(Willow Ufgood)
ネルウィン族の農夫兼魔法使い。プレイヤーキャラクター。リーチの長いマジックボールで攻撃。攻撃ボタンを押し続けると気合がたまり、たまったゲージの長さに応じて様々な魔法が使える。なお、エンディングではウィロー・アフグッドと表記されている。ストーリーの都合もあるが、映画よりたくましくなっている。
マドマーティガン(Madmartigan)(映画:マッドマーティガン)
放浪の剣士。プレイヤーキャラクター。剣で攻撃。気合をためると威力が上がり、間合いも広くなる。他に攻撃のバリエーションがないのが欠点。衣装は映画とは違いティア・アスリーン城で入手した鎧を最初から装備している。
ブラウニーズ(Brownie)
ウィローよりも一回り小さく、槍を持った妖精。隠しキャラクター。映画ではロールとフランジーンの名前のコンビでウィローと共に旅をする仲間だが、ゲームでは道中のどこかに隠れていて魔法や剣がエフェクトが鳴って途中で消える場所を数回攻撃すると登場し接触するとオプションになり、槍を投げて共に戦ってくれる。ゲーム中では一人しか登場しない。
フィン・ラジィール(Fin Raziel)(映画:フィン・ラゼル)
バブモーダに対する「良い魔法使い」で、映画では最後にバブモーダと戦ったりするのだが、ゲームではデモ画面でのみ登場。登場時はバブモーダに呪いをかけられているため、フクロネズミの姿である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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