ウィルキンス棚氷
[Wikipedia|▼Menu]

ウィルキンス棚氷(ウィルキンスたなごおり)は、南極大陸に存在する棚氷の一つ。南極半島からシャルコー島、ラタディー島を結ぶ南氷洋上(ウィルキンス海峡)に張り出している。

棚氷は、南極条約の適用範囲内に位置するが、複数の国が領有権を主張している。詳細は、南極における領有権主張の一覧を参照のこと。
概要棚氷の位置と2008年に崩壊した様子

名前は1929年オーストラリア極地探検家、ヒューバート・ウィルキンスが上空飛行により初めて確認したことに由来。約1万3,000平方キロメートルに及ぶ巨大な棚氷である。1990年代から棚氷の崩壊が進み、衛星写真により縮小の傾向が強まっていることが知られていたが、2008年、400平方キロメートル以上が複数回にわたり崩壊していたことが観測。氷山(群)として流出するのではないかと懸念された[1]。棚氷の変化は、気候変動による影響によるものではないかとして、各国の研究機関が地球観測衛星を利用して観測を行っている。
出典^ “南極ウィルキンス棚氷、温暖化で大規模崩壊が進む”. AFPBB News (フランス通信社). (2008年3月29日). https://www.afpbb.com/articles/-/2369961?pid=2776383 2012年5月12日閲覧。 

関連項目

地球温暖化

ジャン=マルタン・シャルコー


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:2953 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef