ウィリアム・モールトン・マーストン
William Moulton Marston

生誕 (1893-05-09) 1893年5月9日
アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ソーガス
死没 (1947-05-02) 1947年5月2日（53歳没）
アメリカ合衆国 ニューヨーク州ライ
別名チャールズ・モールトン
職業心理学者
発明家
著作家
配偶者エリザベス・ホロウェイ・マーストン（英語版）
非婚配偶者オリーヴ・バーン（英語版）
テンプレートを表示

ウィリアム・モールトン・マーストン（William Moulton Marston、1893年5月9日 - 1947年5月2日）は、アメリカ合衆国の心理学者、発明家、著作家である。
経歴

1893年5月9日[1]、マサチューセッツ州ソーガスに生まれる[1]。ハーバード大学で学んだ[2]。アメリカン大学とタフツ大学で教鞭を執った[3]。

エリザベス・ホロウェイ・マーストン（英語版）と結婚したが、その一方、オリーヴ・バーン（英語版）との関係については公表しなかった[4]。3人は一つ屋根の下で幸せに暮らし、一緒に子供たちを育てた[5]。バーンの子供たちには、父親は死去したと伝えていた[5]。

嘘発見器の先駆けとなる装置を発明した[3]。これは、被験者の血圧を測定することによって、その人物が嘘を述べているかどうか判定するものであった[3]。

彼は、1941年に連載を開始した漫画『ワンダーウーマン』の原作者でもある[6]。チャールズ・モールトンという筆名でクレジットされていた[7]。

1947年5月2日[1]、皮膚がんにより[8]、ニューヨーク州ライにて死去[1]。53歳没[1]。
受賞

2006年、アイズナー賞の殿堂入りを果たした[9]。
大衆文化

2017年、ウィリアム・モールトン・マーストンの人生を描いた伝記映画『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』が公開された[10]。ルーク・エヴァンズがマーストンの役を演じている[10]。
脚注^ a b c d e “ ⇒William Moulton Marston”. AlloCine. 2019年11月24日閲覧。
^ Hunt, Kristin (2017年6月2日). “Wonder Woman Was Created by a Male Feminist Who Loved Bondage and Matriarchy”. Vice. 2019年11月24日閲覧。
^ a b c MacDonald, Joan Vos (2016年7月8日). “William Moulton Marston, the Psychologist Who Created Wonder Woman”. Mental Floss. 2019年11月24日閲覧。
^ Weldon, Glen (2014年11月3日). “Invisible Airplane, Meet Glass Ceiling”. Slate. 2019年11月24日閲覧。
^ a b Miller, Michael (2017年10月13日). “The Secret Story Behind Wonder Woman: The Bizarre (and Kinky) Life of Creator William Moulton Marston”. People. 2019年11月24日閲覧。
^ Lepore, Jill (2014年). “The Surprising Origin Story of Wonder Woman”. Smithsonian. 2019年11月24日閲覧。
^ “The Man Behind Wonder Woman Was Inspired By Both Suffragists And Centerfolds”. NPR (2014年10月27日). 2019年11月24日閲覧。
^ Joyce, Nick (2008年). “Wonder Woman: A psychologist's creation”. American Psychological Association. 2019年11月24日閲覧。
^ “Eisner Awards 2000s”. San Diego Comic-Con. 2019年11月24日閲覧。
^ a b N'Duka, Amanda (2017年7月18日). “'Professor Marston & The Wonder Women' Trailer: Luke Evans, Rebecca Hall Defy Conventions”. Deadline Hollywood. 2019年11月24日閲覧。

関連文献

ジル・ルポール 著、鷲谷花 訳『ワンダーウーマンの秘密の歴史』青土社、2019年。