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ウィリアム・クランプ・アンド・サンズ造船 (William Cramp & Sons Shipbuilding Company)は、アメリカ合衆国の造船会社。1825年にウィリアム・クランプによって設立され、19世紀における主要な造船所であった。 アメリカン・シップ・アンド・コマース社 (American Ship & Commerce Corporation) が1919年に造船所を買収したが、1923年のワシントン海軍軍縮条約に伴ってアメリカ海軍からの受注が減少し、1927年に閉鎖している。1940年に海軍は巡洋艦と潜水艦を建造するため2,200万ドルを費やし造船所を再開した。 主な艦艇にはクリーブランド級軽巡洋艦・バラオ級潜水艦などがある。しかしクランプ社製のバラオ級潜水艦は同社の技術力不足のためか工期延長を発生させることが多く、一部の艦では工作不良も生じた。こうしたことから海軍の評価は高くなく、工作不良が原因ではないものの、ランセットフィッシュの海没事故を契機として発注されていたバラオ級潜水艦は多くがキャンセルとなった。 クランプ造船所は1947年に閉鎖され、デラウェア川に面する同造船所の敷地は工業団地となった。
概要
主な建造船「Category:ウィリアム・クランプ・アンド・サンズが建造した船舶」も参照
軽巡洋艦
オクラホマシティ (USS Oklahoma City, CL-91)
1942年12月8日に起工したクリーブランド級軽巡洋艦。1943年4月22日に、ドーリットル隊のパイロットが日本軍によって処刑されたと聞いて、オクラホマ州民は憤慨した。同日戦時公債の販売所が設置され、巡洋艦建造のため4,000万ドルの売り上げが目標として定められた。オクラホマ州ではオクラホマシティに販売所が設置され、販売所がその夜閉じられたとき、500万ドルが販売され、最大の売り上げとなった。CL-91はオクラホマシティと命名された。
ガルベストン (USS Galveston, CLG-3)
クランプ造船所で建造された最後の艦、1945年4月22日に進水。
ヤングズタウン (USS Youngstown, CL-94)
1945年8月に建造中止。
ウィルミントン (USS Wilmington, CL-111)
1945年8月に建造中止。
駆逐艦
ウィルクス (USS Wilkes, DD-67) :1916年5月18日に進水。
コナー (USS Conner, DD-72) :1917年8月21日に進水。
ストックトン (USS Stockton, DD-73) :1917年7月17日に進水。
ラスバーン (USS Rathburne, DD-113) :1917年12月17日に進水。
タルボット (USS Talbot, DD-114) :1918年2月20日に進水。
ウォーターズ (USS Waters, DD-115) :1918年3月3日に進水。
デント (USS Dent, DD-116) :1918年3月23日に進水。
ドーシー (USS Dorsey, DD-117) :1918年4月9日に進水。
リー (USS Lea, DD-118) :1918年4月29日に進水。
ターベル (USS Tarbell, DD-142) :1918年5月28日に進水。
ヤーネル (USS Yarnall, DD-143) :1918年6月19日に進水。
アップシャー (USS Upshur, DD-144) :1918年7月4日に進水。
グリーア (USS Greer, DD-145) :1918年8月1日に進水。