ウィリアムズバーグ橋
基本情報
国 アメリカ合衆国
所在地
ニューヨーク市
マンハッタン区ロウアー・イースト・サイド - ブルックリン区ウィリアムズバーグ
交差物件イースト川
用途鉄道道路併用橋
管理者ニューヨーク市運輸局
設計者ヘンリー・ホーンボステル(Henry Hornbostel
ウィリアムズバーグ橋(Williamsburg Bridge)とは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市にある、イースト川の上に架かっている吊橋。マンハッタン区ロウアー・イースト・サイドとブルックリン区ウィリアムズバーグを結ぶ。 現在も走るニューヨーク市地下鉄のBMTナッソー・ストリート線およびBMTジャマイカ線に加え、かつてはこの橋の上を路面電車が走っていた。橋上の線路ウィリアムズバーグ橋 南側二路線はブルックリンからマンハッタンへ向かう以下の路面電車が走っていた[4]。
概要
1896年に工事が開始され、1903年12月19日に開通。
スパンは約488m。開通当時はブルックリン橋を抜いて世界一長い吊橋だったが、1924年にベアー・マウンテン・ブリッジに抜かれる。
全長は約2,227m。
下流にはマンハッタン橋がある。
自動車と列車の両方を通す鉄道道路併用橋である。こうした吊橋は、ニューヨーク市ではこの橋とマンハッタン橋だけ。
自動車道は8車線、ニューヨーク市地下鉄は複線。
マンハッタン島とロングアイランドを結ぶ他の橋と同様に、歩道と自転車道がある。
マンハッタン側はデランシー・ストリートと、ブルックリン側はブロードウェイ(英語版)と接続する。
橋に深刻な腐食や割れ、ケーブルの素線断線が見つかり、点検のため1988年4月11日に橋が全面閉鎖された。点検の結果、架替えも検討されたほどの老朽化だったが、費用が割安の修繕が選択された[1]。その後1990年代から2000年代にかけて大規模な修繕工事が行われた[2]。
2008年の日平均通行量は106,783台[3]。
軌道系交通
ウィリアムズバーグ橋緩行線
ノストランド・アベニュー線(英語版)、1904年?1923年および1931年?1948年
ラルフ・アベニュー線(英語版)、1905年-1908年、ラルフ・アンド・ロッカウェイ・アベニュース線(英語版)、1908年?1923年および1931年?1948年
トンプキンズ・アベニュー線(英語版)、1906年?1923年および1931年?1947年
レイド・アベニュー線(英語版)、1904年?1923年および1931年?1937年
ブロードウェイ線(英語版)、1904年?1923年
フランクリン・アベニュー線(英語版)、1904年?1923年
グランド・ストリート線(英語版)、1904年?1923年
サムナー・ストリート線(英語版)、1904年?1923年
ウィルソン・アベニュー線(英語版)、1904年?1923年
ブッシュウィック・アベニュー線(英語版)、1904年?1921年
ノストランド-カルバー線(英語版)およびノストランド-プロスペクト線(英語版)、1906年?1919年
北側二路線はマンハッタンからブルックリンへ向かう以下の路面電車が走っていた。
グランド・ストリート線(英語版)、1904年?1932年
ポストオフィス線(英語版)、1919年-1932年
7番街-ブルックリン線(英語版)、1911年-1919年
8丁目クロスタウン線(英語版)、1904年?1911年
14丁目-ウィリアムズバーグ橋線(英語版)、1904年?1911年
4番街・ウィリアムズバーグ線(英語版)、1904年?1911年
この橋の中央を走る地下鉄路線は元々ブルックリン・ラピッド・トランジットによって運営されていた。現在はニューヨーク市地下鉄のJ、M、Z各系統が以下の時間帯で運行している。
運行時間帯
終日
深夜以外
ラッシュ時の混雑方向のみ[5]
関連項目
007 死ぬのは奴らだ - 1973年の映画。この橋が登場する
ソニー・ロリンズ - 活動停止中、この橋で練習を続けていたところを雑誌にスクープされた
NHKスペシャル『テクノパワー?知られざる建設技術の世界? 第5回 巨大都市・再生への道』(1993) - 1990年代から2000年代にかけて実施された大規模な改修工事が描かれている
レディ・プレイヤー1の最初のレースシーンでウィリアムズバーグらしき橋が出てきている
脚注^ “Koch Plans To Rebuild Rusted Bridge”. ニューヨーク・タイムズ. (1988年6月9日). https://www.nytimes.com/1988/06/09/nyregion/koch-plans-to-rebuild-rusted-bridge.html 2019年7月13日閲覧。
^ “Metro Briefing 。New York: Manhattan: Bridge Lanes To Reopen”. ニューヨーク・タイムズ. (2002年6月11日). https://www.nytimes.com/2002/06/11/nyregion/metro-briefing-new-york-manhattan-bridge-lanes-to-reopen.html 2019年7月13日閲覧。
^ “ ⇒New York City Bridge Traffic Volumes 2008” (PDF). New York City Department of Transportation. p. 63 (2010年3月). 2010年7月10日閲覧。
^ Brennan, Joseph. “ ⇒Williamsburg Bridge Railway Terminal”. 2010年2月27日閲覧。
^ 朝のマンハッタン方面行きと、夕方のブルックリン方面行きを指す
外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ウィリアムズバーグ橋に関連するカテゴリがあります。