「ウィキメディア」はこの項目へ転送されています。ウィキメディア・プロジェクトのひとつであるインターネット百科事典については「ウィキペディア」をご覧ください。
ウィキメディア運動
Wikimedia Movement
2023年ウィキマニアの参加者
種類個人執筆者・国別協会・利用者グループ・テーマ別組織それぞれの自立した活動
目的ウィキによってインターネット上で作動する自由なオープンコンテントのプロジェクト
貢献地域世界各地
サービス
執筆と編集
Wikipedia
Wiktionary
Wikimedia Commons
Wikidata
Wikiquote
Wikibooks
Wikisource
Wikispecies
Wikinews
Wikiversity
Wikivoyageのプロジェクト群
開発
MediaWiki
ウェブサイトmeta.wikimedia.org
ウィキメディア運動(ウィキメディアうんどう、Wikimedia movement)、あるいはウィキメディア(Wikimedia)は、ウィキメディア財団のプロジェクトに貢献する地球規模のコミュニティを指す。この運動はウィキペディアのコミュニティを中心に形成され、周縁のプロジェクト群であるウィキメディア・コモンズやウィキデータ、ソフトウェア開発のボランティアであるメディアウィキなどに波及し、世界中の数々の団体によって支えられている。
「ウィキメディア」という名称は "wiki" と "media" を組み合わせた造語で、ジミー・ウェールズのサーバー上でウィキを用いた2件目のプロジェクトとしてウィクショナリーが始動した3か月後の2003年3月、アメリカ人著述家のシェルドン・ランプトンが英語のメーリングリスト上で初めて使い[1]、そのさらに3か月後にウィキメディア財団設立が公表される[2][3][4]。
また「ウィキメディア」という語句は場合により、ウィキメディアのプロジェクト群を指す。
ウィキペディア コミュニティ詳細は「:en:Wikipedia community」を参照
ウィキペディア・コミュニティはオンライン百科事典のウィキペディアに貢献する人々のコミュニティで、編集者(ないしは寄稿者)と管理者から成り立つ。裁定委員会 Arbitration Committee はウィキペディアの編集者間の深刻な紛争の仲裁に取り組み、編集者が構成する委員として制裁を課す権威を持ち、利用者に付与される特別な許可について決定する。英語版ウィキペディアの利用者同士の紛争仲裁機関として発足、日本語版には存在しない。
プロジェクト詳細は「ウィキメディア財団#ウィキメディア財団のプロジェクト」を参照
ウィキメディア・プロジェクト群の内訳は次の通り。
ウィキペディア ウェブ空間に置かれた百科事典
ウィクショナリー 辞書
ウィキブックス 教科書
ウィキニュース ニュース集
ウィキクォート 引用集
ウィキソース 著作物と文書類の電子図書館
ウィキバーシティ 教材
ウィキボヤージュ 旅行ガイド
ウィキスピーシーズ 生物種の分類体系
ウィキメディア・コモンズ 画像・動画・音声データなどメディアのリポジトリ。まさに「コモンズ」(共有地)という名前通りに、収載するファイルは他のプロジェクト群からアクセスして利用できる。
ウィキデータ 共通のデータベース
組織ウィキメディア運動の概念図ウィキメディア運動のマインドマップ(2023年)
ウィキメディア財団.mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{} 青=国別協会のある国 緑=地理的結びつきのある利用者グループ
ウィキメディア財団 (Wikimedia Foundation; WMF) はアメリカの非営利組織であり、カリフォルニア州のサンフランシスコに本部を置く。財団はオンライン百科事典ウィキペディアやウィキメディア・コモンズのような、運動のほとんどのウェブサイトのドメイン名を保有・運用している。