イン・ザ・ベッドルーム
In the Bedroom
監督トッド・フィールド
脚本ロバート・フェスティンガー
トッド・フィールド
原作アンドレ・デビュース
製作グレアム・リーダー
ロス・カッツ
トッド・フィールド
製作総指揮テッド・ホープ
ジョン・ペノッティ
出演者トム・ウィルキンソン
シシー・スペイセク
音楽トーマス・ニューマン
撮影アントニオ・カルヴァッシュ
編集フランク・レイノルズ
配給UIP
公開 2001年12月25日
2002年8月3日
上映時間130分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$1,700,000
興行収入$35,900,000
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イン・ザ・ベッドルーム(In the Bedroom)は2001年制作のアメリカ映画。アンドレ・デビュースの短編"Killings"を下敷きにしている。サンダンス映画祭で上映されると批評家陣から絶賛され、大賞受賞は逃したものの演技部門で主演の夫婦を演じたトム・ウィルキンソンとシシー・スペイセクが審査員賞を受賞。第74回アカデミー賞で5部門(作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞)にノミネートされ、サンダンス映画祭に出品された映画では初となるアカデミー作品賞候補となった。 メイン州に住む医師マットと妻ルース・ファウラーには建築を学ぶフランクという一人息子がいた。18歳のフランクは夏の間に実家に戻り、アルバイトをしていたが、近所の二人の子供を持つ年上の女性ナタリーと交際しはじめる。しかし、ナタリーの元夫のリチャードは暴力的で、ナタリーとよりを戻そうとしている最中であった。マットがポーカーしていると友人がウィリアム・ブレイクの「無垢の予兆
ストーリー
子どもたちからの電話でナタリーの家に行ったフランクがリチャードと口論となり、リチャードに撃たれる。わが子の死に打ちひしがれる夫妻を、謀殺ではなく故殺と裁かれ、せいぜい5年の刑期という不条理な判決が襲う。友人とのポーカーでロングフェローの「失われし青春」(My Lost Youth)が引用される。
ある日、ルースは街を自由に歩くリチャードを目撃してショックを受ける。その夜、夫婦は本心を出し合い、相手を責めたて再び心を通わせるが、心の穴は埋まらない。マットは「逃がす」と脅してリチャードに旅行仕度をさせ、車で友人の山荘へ行くと彼を撃ち殺し、友人と埋める。明け方、マットが家に帰るとベッドルームではルースが待っていて「殺ったの?」と訊く。マットはベッドの上で天井を見つめながら、「失われし青春」を思い出す…。 ※括弧内は日本語吹き替え
キャスト
マット・ファウラー - トム・ウィルキンソン(菅生隆之)
ルース・ファウラー - シシー・スペイセク(谷育子)
フランク・ファウラー - ニック・スタール(鶴博幸)
ナタリー - マリサ・トメイ(安藤麻吹)
リチャード - ウィリアム・メイポーザー(咲野俊介)
マーラ - カレン・アレン(竹村叔子)
TVに映る大臣 - ヴェロニカ・カートライト
製作
監督のトッド・フィールドは、原作に惚れこんではいたが、映画化の権利を獲得できないだろうと諦めていた。『アイズ ワイド シャット』で共演したトム・クルーズに泣き言を言ったところ、「君は言い訳ばかりしているな。言い訳をするな、何とかしろ」とトム・クルーズに叱られたことでトッド・フィールドは権利獲得に向けて行動することができたとトム・クルーズに感謝している[1]。
ミラマックス
脚注[脚注の使い方]^ “トム・クルーズ、トッド・フィールドの監督デビュー作をワインスタインから救った「作戦」が語られる”. 2023年1月18日閲覧。
^ “トム・クルーズ、トッド・フィールドの監督デビュー作をワインスタインから救った「作戦」が語られる”. 2023年1月18日閲覧。
外部リンク
イン・ザ・ベッドルーム - allcinema
In the Bedroom - IMDb(英語)
In the Bedroom - オールムービー(英語)
In the Bedroom - Box Office Mojo(英語)
In the Bedroom - Rotten Tomatoes(英語)
In the Bedroom - Metacritic(英語)
表
話
編
歴
サテライト賞 作品賞
ドラマ部門作品賞
1996-2010年
ファーゴ (1996)
タイタニック (1997)
シン・レッド・ライン (1998)
インサイダー (1999)
トラフィック (2000)
イン・ザ・ベッドルーム (2001)
エデンより彼方に (2002)
イン・アメリカ/三つの小さな願いごと (2003)
ホテル・ルワンダ (2004)
ブロークバック・マウンテン (2005)
ディパーテッド (2006)
ノーカントリー (2007)
スラムドッグ$ミリオネア (2008)
ハート・ロッカー (2009)
ソーシャル・ネットワーク (2010)
2018-現在
ビール・ストリートの恋人たち (2018)
フォードvsフェラーリ (2019)
ノマドランド (2020)
ベルファスト (2021)
トップガン マーヴェリック (2022)
オッペンハイマー (2023)
コメディ・ミュージカル部門作品賞
1996-2010年
エビータ (1996)
恋愛小説家 (1997)
恋におちたシェイクスピア (1998)
マルコヴィッチの穴 (1999)
ベティ・サイズモア (2000)
ムーラン・ルージュ (2001)