イン・ザ・シティ
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「イン・ザ・シティ」
ザ・ジャムシングル
初出アルバム『イン・ザ・シティ
B面テイキング・マイ・ラヴ
リリース1977年4月29日
ジャンルロック
作詞・作曲ポール・ウェラー
プロデュースヴィック・スミス
クリス・パリー
ザ・ジャム シングル 年表

イン・ザ・シティ
(1977)オール・アラウンド・ザ・ワールド
(1977)

ミュージックビデオ
「In The City」 - YouTube


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「イン・ザ・シティ」 (In the City) は、イギリスのロックバンド、ザ・ジャムのデビューシングルである。
概要

同名アルバム『イン・ザ・シティ』からのシングルカットとして、1977年4月29日にリリースされ、6月に全英シングルチャートの40位に到達した[1]。この曲以降18曲連続でシングルトップ40に入った、始まりの曲である。

この小さなヒットでザ・ジャムは全英への顔見せを果たした。またこの曲はザ・ジャム初期曲の根幹をなすポール・ウェラーの若者賛歌 —イギリスの若者のモッズ祭り— である。これらの曲はモッズリバイバルへの触媒となった。

音楽的には、この曲は初期ザ・フーの影響を受けたモッズ/パンク(エネルギーと姿勢はパンク世代にアップデートされているが)で、ファーストアルバムの脈となっている。「イン・ザ・シティ」はコード進行と詞の内容をザ・フーのあまり知られていない同名曲(1966年の「アイム・ア・ボーイ」のB面曲。その後CDで再発売された『ア・クイック・ワン』にもボーナストラックで収録)から借りている。この曲のイントロの駆け降りるベースラインは、数か月後にリリースされたセックス・ピストルズの「さらばベルリンの陽」(Holidays In The Sun) に似ている。

歌詞は、ウェラーが「ヤング・イデア」と呼んだ大都市の若者への称賛であり、これはウェラーのパンクムーブメントへの楽天主義を反映している。また "police brutality" からの引用「街には多くの制服を来た男がいる/彼らに人を殺す権利を持たないことを望む」も含まれる。

このシングルは3度のトップ40を獲得した唯一のシングルである(僅かなところで4度にはならなかった)[2]
「ゴーイング・アンダーグラウンド」が1980年にバンドとして初めての1位となった後、ポリドールはそれまでの9枚のシングルをすべて再発売した。これらは再発売としては上々の売り上げとなったが、「イン・ザ・シティ」だけは2度目の40位に達した[2]
バンド解散後の1982年末、ポリドールは再度それまでの全シングルを再発売。4タイトルが40位に入ったが、「イン・ザ・シティ」は40位に僅かに届かない47位までであった[2]
2002年、ポリドールレコードはザ・ジャム結成25周年記念としてデビューシングルを、当時のままの7インチシングル盤、75ペンスで再発売。この限定版はあっと言う間に売りきれ、再びトップ40に返り咲いた。最高位は36位までつけ、これはオリジナル盤および以前の2度の再発売盤を上回る[2]

北海道テレビ鈴井の巣』のオープニング曲に使用された。
脚注[脚注の使い方]^ChartArchive - The Jam - In The City
^ a b c dChartArchive - The Jam










ザ・ジャム
ポール・ウェラー | ブルース・フォクストン | リック・バックラー
スタジオ・アルバム

イン・ザ・シティ | ザ・モダン・ワールド | オール・モッド・コンズ | セッティング・サンズ | サウンド・アフェクツ | ザ・ギフト
ライヴ・アルバム

ディグ・ザ・ニュー・ブリード | ライヴ・ジャム | ザ・ジャム・アット・ザ・BBC
コンピレーション・アルバム

スナップ/ザ・ジャム・ベスト!! | グレイテスト・ヒッツ | エクストラズ | ザ・サウンド・オブ・ザ・ジャム?25thアニヴァーサリー・ベスト
主な楽曲

イン・ザ・シティ | ザッツ・エンターテインメント

典拠管理データベース

MusicBrainzリリース・グループ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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