インランド・エンパイア_(映画)
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インランド・エンパイア
Inland Empire
監督
デヴィッド・リンチ
脚本デヴィッド・リンチ
製作デヴィッド・リンチ
メアリー・スウィーニー
出演者ローラ・ダーン
ジェレミー・アイアンズ
ハリー・ディーン・スタントン
ジャスティン・セロー
音楽デヴィッド・リンチ
撮影デヴィッド・リンチ
オッド・イエル・サルテル
編集デヴィッド・リンチ
配給角川映画
公開 2006年9月6日(VIFF
2006年12月15日
2007年7月21日
上映時間179分
製作国 アメリカ合衆国
ポーランド
フランス
言語英語
ポーランド語
製作費$17,500,000
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『インランド・エンパイア』(Inland Empire)は、2006年製作のアメリカ合衆国ポーランド合作映画である。ローラ・ダーン主演、デヴィッド・リンチ監督、脚本。2007年度全米批評家協会賞 実験的映画賞受賞。

ハリウッドで主役の座を得た女優、ポーランドから密入国しようとする女、そして兎のかぶりものを被った一家の話などが入り乱れるデヴィッド・リンチの新境地を示す作品。
あらすじ

ハリウッドに住む女優ニッキー・グレイス(ローラ・ダーン)は、『暗い明日の空の上で』という映画の主役に抜擢される。監督(ジェレミー・アイアンズ)、そしてもう一人の主役デヴォン・バーク(ジャスティン・セロウ)と共に製作に意気込むグレイス。

しかしこの映画はいわくつきのポーランド民話を元にした映画『47』のリメイクで、呪われているらしいことが明らかになる。『47』は映画化の際に、主役の2人が謎の死を遂げ製作が中止に追い込まれていたのだ。それでも映画の撮影は進められたが、やがてグレイスの周りで不可解な事が起き出し、現実と映画の世界が交錯しはじめる。
キャスト

ローラ・ダーン:ニッキー・グレイス/スーザン・ブルー

ジェレミー・アイアンズ:キングスリー・スチュワート

ジャスティン・セロー:デヴォン・バーク/ビリー・サイド

ハリー・ディーン・スタントン:フレディ・ハワード

スコット・コフィ:ジャック・ラビット

ダイアン・ラッド:マリリン・レヴェンス

ジュリア・オーモンド:ドリス・サイド

グレイス・ザブリスキー:ビジター1

メアリー・スティーンバージェン:ビジター2

ローラ・ハリング:ジェーン

ナスターシャ・キンスキー:黄色いドレスの女

ウィリアム・H・メイシー:アナウンサー

ナオミ・ワッツ:ウサギの声

マイケル・パレ

裕木奈江:ストリートパーソン2

サウンドトラック
David Lynch ? "Ghost of Love" (5:30)

David Lynch ? "Rabbits Theme" (0:59)

Mantovani ? "Colors of My Life" (3:50)

David Lynch ? "Woods Variation" (12:19)

Dave Brubeck ? "Three to Get Ready" (5:22)

ボグスワフ・シェッフェル ? Klavier Konzert (5:26)[1]

Kroke ? "The Secrets of the Life Tree" (3:27)

Little Eva ? "The Locomotion" (2:24)

David Lynch ? "Call from the Past" (2:58)

クシシュトフ・ペンデレツキ ? "Als Jakob erwachte" (7:27)

ヴィトルト・ルトスワフスキ ? "Novelette Conclusion" (excerpt) / Joey Altruda ? "Lisa" (edit) (3:42)

Beck ? "Black Tambourine" (film version) (2:47)

David Lynch ? "Mansion Theme" (2:18)

David Lynch ? "Walkin' on the Sky" (4:04)

David Lynch / Marek Zebrowski ? "Polish Night Music No. 1" (4:18)

David Lynch / Chrysta Bell ? "Polish Poem" (5:55)

Nina Simone ? "Sinnerman" (edit) (6:40)

作品解説

リンチが好きな時に俳優を呼んで自分でカメラをまわしその断片を繋げていくという製作方法だったため、製作期間は2年半にも及んだ。そのため製作会社が資金提供を渋り、結果的にほぼ自主制作映画のような形になってしまった。製作費は監督本人、そしてこの映画のプロデューサーでもある前妻のメアリー・スウィーニーが出費した。また制作費の一部は前3作のリンチ作品にも資金提供したフランスの製作会社Studio Canalが出費した。Studio Canalはこの映画を2006年のカンヌ国際映画祭に出品しようとしたが、製作が間に合わなかったためエントリーすることは叶わなかった。

リンチ本人は映画のことを「トラブルに陥った女の話」(about a woman in trouble)とだけ語っている。


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