インパルスガンダム
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インパルスガンダム (IMPULSE GUNDAM) は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する、モビルスーツ (MS) に分類される架空の有人式人型ロボット兵器の一つ。「プラント」の軍隊「ザフト」が開発した5機の試作型MS「セカンドステージシリーズ」の1機で、劇中前半で主人公のシン・アスカ、後半からはヒロインのルナマリア・ホークが搭乗する。同じザフト製である量産機「ザクウォーリア」や、前作『機動戦士ガンダムSEED』に登場する地球連合軍のMS「ストライク」に似たバックパックの換装機構を持つとともに、装備ごとに機体色が変化するのが特徴。さらに、ほかのガンダムシリーズ作品のMSで見られる「コア・ブロック・システム」に似た、機体の分離・合体構造を持つ。「インパルス」は英語で「衝撃」を意味する。メディアや関連商品では「インパルスガンダム」と公称されるが、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』やその関連作品群の作中内の設定においては、同作の他のガンダムタイプ同様に「インパルス」と呼称される。

本項では、関連作品に登場する改修機ならびに派生機についても解説する。
デザイン・設定

メカニックデザイン大河原邦男が担当した。大河原はインタビューに際し、監督である福田己津央の意向からコアスプレンダーが取り入れられた旨を語っている。「その分離・合体は中々のインパクトだと思うのですが」というインタビュアーの質問に対し、大河原は飛びそうに見えるようにパーツを映像上のシーンを優先し、これで飛んでもいいというレベルでデザインしたと語っている。また、大河原は福田から下半身のみの分離で攻撃するなどのアイデアを聞いていた旨の言及もしている。なお、元々はセカンドステージの5体のガンダムすべてにコアを内蔵する予定があったものの(大河原はその際、飛行機型ではなく月着陸船のようなコアを提案している)、福田との検討を重ねるうちにインパルスのみの採用になったという[1]。また、後に大河原が提案した初期のコアポッドのデザインは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV』のザクスプレンダーに転用されている[2]
設定解説

諸元インパルスガンダム[3][4]
IMPULSE GUNDAM[3][4]
型式番号ZGMF-X56S[3][4]
全高17.76m[3][4]
重量63.54t[3][4]
装甲材質ヴァリアブルフェイズシフト装甲[5][6]
動力源バッテリー(パワーエクステンダー搭載[6])
武装MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ×2
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
MMI-RG59V 機動防盾
特殊装備マルチパック機能付きコアブロック
搭乗者シン・アスカ
ルナマリア・ホーク

インパルスガンダムはザフトによって開発された、「セカンドステージシリーズ」に位置付けられる換装機構を導入したモビルスーツ(MS)であり、デュートリオンビーム送電システムやコアスプレンダーをはじめとする各種新機軸の機能を投入し、単機で従来MS複数分の性能を発揮する事でユニウス条約の制約である「MSの保有数の制限」をクリアしたMSとなっている[5][7][注 1]

オーブからの技術者移住や、ザフトにおけるファーストステージの技術がフィードバックされた事からインパルスガンダムは引き続き「ガンダム」の意匠を持つ機体として開発された[3][注 2]。型式番号の「セカンドステージシリーズ」の1機として、「X」は実験機、「5」は換装型、「6」は開発ナンバー、「S」は「Second Stage(セカンドステージ)」を示す[10]。他のセカンドステージシリーズ同様に基本性能はフリーダムジャスティスといったファーストステージ機を引き継ぎ、同時代の量産機を凌駕する[11]

インパルスガンダムはコアスプレンダー、チェストフライヤー、レッグフライヤーの合体でMS形態となる機構を導入し、生存性と戦闘継続能力に秀でる[3][注 3][注 4]

加えて、背部への換装装備としてシルエットも持ち、戦況に応じて飛行・高機動戦型、格闘戦型、砲撃戦型等のバックパックを装備する事が出来る[3][注 5]。インパルスの本体はシルエットのコアユニットとしての意味合いが強く、武装構成は基本的なものとなる[3]。換装システムなどで汎用性を極限まで追求した機体であり[15]、ユニウス条約締結下において徹底した高性能化を求めて開発された[16]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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