インド海軍
海軍紋章
軍艦旗
創設1947年
本部国防省(ニューデリー)
指揮官
最高司令官ドラウパディ・ムルム大統領
司令官ロビン・ダワン提督
国防大臣アルン・ジャイトリー
参謀長ロビン・ダワン提督
総人員
徴兵制度なし
現総人員リスト
軍事組織(現役58,350人
軍事組織(予備役) 55,000人
合計 113,350人
艦船179 隻
作戦機220機
関連項目
歴史リスト
ゴア解放
インド海軍(ヒンディー語: ?????? ??????, ラテン文字転写: Bh?ratiya Nau Sena; 英語: Indian Navy)は、インド軍の軍種の一つで、インド洋で活動する海軍では最大級のものである。 インド海軍の主な目的は、インドの海洋権益に対する脅威や侵略の抑止であり、インドの政治、経済、インド周辺の海域での安全性の確保と、災害救援などの人道的支援を通じて国際関係を強化することにある。交戦国の海軍力や地上目標に対する攻撃で実戦も経験しており、インドが勝利した第三次印パ戦争(1971年)にちなんで12月3日を海軍記念日としている[1]。 多国間合同演習も盛んで、特にアメリカ海軍とは1992年から海上合同演習「マラバール」を続けている。日本の海上自衛隊やフィリピン海軍、ベトナム海軍との共同訓練や、インドネシア西部のサバンなどプレゼンスを示すための海外寄港も行っている。これらは中国人民解放軍海軍への牽制が大きな目的とみなされている[2]。 2008年からソマリア沖の海賊対策や対テロ戦争の一環として、インド洋(アラビア海やペルシア湾を含む)などで海上阻止行動/海上治安活動などの作戦行動を行なっている合同海上部隊に参加し、航行する船舶の護衛にあたっている。 2014年時点の総員は、約58,350名で、この中には7,500名の士官、5,000名の海軍航空隊、2,000名の特殊作戦部隊を含む。保有艦艇を2015年時点の137隻から2027年までに約200隻へ増やす計画である。航空母艦は3隻、潜水艦は20隻以上に増強し、インド洋の東西で同時に艦隊を展開させられる態勢を目指す[3]。また潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を配備し、核戦力の一翼を担っている。 インドは有史以来アラビアなどと海上交易をしていたので、ある程度の海上戦力を有していたと考えられるが、これは現在のインド海軍とはあまり関連がない。近代インド海軍の始まりはイギリス東インド会社がポルトガルとのスヴァリーの海戦に勝利したところからであるといわれている。インドは20世紀前半にかけてイギリスにより植民地化され(イギリス領インド帝国)、イギリス東インド会社やイギリス海軍の海上兵力として活動した。 1612年9月5日、東インド会社はインドでの利権を守るためにスワリー 1665年2月8日に東インド会社がボンベイ(現・ムンバイ)を占領、以降拠点として整備するようになる。これにより艦隊も活動範囲を広げるようになった。 1686年、艦隊は「ボンベイ海軍」の名を与えられポルトガルやフランス、オランダの海軍と戦うようになった。1824年のビルマ戦争も戦った。 1830年になるとボンベイ海軍は「女王陛下のインド海軍」(Her Majesty's Indian Navy)と名を改められ、イギリス海軍の一部となった。活動範囲はさらに広がり、中国(清)との戦いにも用いられるようになった。 インド海軍は1863年に再びボンベイ海軍へと名を戻したが、1877年には再び「女王陛下のインド海軍」となった。この頃の海軍はカルカッタとボンベイを根拠地とした。 1892年、インド海軍は王立インド海軍
概要
歴史
前史
20世紀に入ると、第一次世界大戦では物資をアフリカ各地へ送る任務を行ったものの、直接的な戦いをすることはなかった[4]。
第二次世界大戦でもイギリス本国に対して豊富な物資を輸送する任務についた王立インド海軍には枢軸国からの苛烈な通商破壊戦に晒された。その中には数隻の日本海軍の潜水艦も含まれている。この時期の王立インド海軍は30,000人の兵士と117機の軍用機、8隻の軍艦を運用していた。