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出典検索?: "導入部"
導入部(どうにゅうぶ)は、本題・本編・本筋へ入る前の始まり部分をいう[1][2][3][4][5][6]。以下のように、分野ごとに異なる語意をもつ。「導入」ともいう[3][4][5]。
論文・講話・解説など、物事を論じるものでは、「前書き(まえがき)」「序文(じょぶん)」「序論(じょろん)」「序説(じょせつ)」「イントロダクション[7][8][9]」「イントロ」などともいう。「概論」「概説」「手引き」なども結果的同義の部分がある。
物語性のある文章(小説、脚本など)や絵的表現(漫画、アニメなど)や実写映像的表現(実写映画、テレビドラマ、特撮など)では「前書き(まえがき)」「序章(じょしょう)」「プロローグ」「アバンタイトル」「イントロダクション[8]」などともいう。演劇では特に「序幕(じょまく)」ともいう。
詩歌では「序言(じょげん)」ともいう。
音楽では「一つの演奏曲の前奏部」「一つの演唱曲の前唱部[9]」を指し、「出だし(でだし)」「序奏(じょそう)[1][2]」「イントロダクション[2][7][8][9][10]」「イントロ[10][11]」などともいう。
目次
1 introduction
2 論説
3 文章
4 物語
5 音楽
6 脚注
6.1 出典
7 関連項目
8 外部リンク
introductionした英語 "introduction は[12]、14世紀フランスの古フランス語 "introduction" に由来するが、その語源は古典ラテン語の[ intro-(内部へ)+ duco(導く、引っ張る)]に由来する "introduco" の名詞形 "introductio である[13]。また、"introduction" は略して "intro" ともいうが、こちらは1923年に初出している[14][14]
語源学的解説:[ A<B ]は「 AはBから派生、BはAの語源」の意。(" ") 括弧内の斜体文字は英語での対訳語。
[ en: introduction ("act of bringing into existence" ) 14c < ME: introduccioun, introduccyon < OF: introduction ("act of bringing into existence" ) 14c < la: intr?d?cti?nem ("a leading in" ) < intr?d?cti? ("lead-in, introduction" ) < intr?d?c? + -ti? ("-tion" ) < intr?d?c? < intro- ("inwards, to the inside" ) + d?c? ("lead, pull" ) ]
上記の2語は、日本語ではそれぞれに音写した外来語として「イントロダクション」と「イントロ」が広く通用する。つまり、国語辞典などでは「イントロはイントロダクションの略語」と解説されるが、語源学的厳密性を背負えば[ ja: イントロ < イントロダクション < en: introduction ]ではなく、[ ja: イントロダクション < en: introduction ][ ja: イントロ < en: intro ]である。 論説において、"introduction 文章において、冒頭で内容の概略や背景について述べ、読者が内容になじみやすくするために書かれた部分。本記事でいえば、本節の前に置かれた部分である。導入部は「紹介文」「序文」「序説」「プロローグ(英: prologue 物語性のある作品においては、プロローグ、アバンタイトルを指すことが多い。多くの場合、導入部と本編の境目はメインタイトル(オープニングタイトル)の表示によってあらわされるが、稀にメインタイトルが物語の最後(クロージング)に表示される場合もあり(例:2017年のアメリカ製スーパーヒーロー映画『スパイダーマン:ホームカミング』[15])、そのような作品では物語の展開だけで済まされ、導入部からそのまま本編に移行する。導入部に割り当てられる時間の長さは千差万別で、2013年のアメリカ製SF怪獣映画『パシフィック・リム』のように16分50秒などという長いものもある[15]。 曲の冒頭、歌やメロディの前の部分をいう[10]。楽曲の構成において、主題が呈示・展開される部分に先立って、主題を導入・準備する目的で楽章の冒頭などに置かれる部分[2]。序奏[2]。一つの演奏曲の前奏部、一つの演唱曲の前唱部[9]を指す。 「導入」および「導入部」という意味においては、英語でも日本語でもイントロと呼ぶことも多い[要出典]。日本語ではイントロのほうが一般的に使われる[要出典]。日本語「イントロ」の初出は不明ながら、1942年(昭和17年)には既に徳川夢声がこの語を使っている。昭和一七年一一月三日「イントロのキーを間違えて、みんなハッとなる」 ──徳川夢声『夢声戦争日記』 曲のイントロのみを聞いて曲名を当てる「イントロ当てクイズ」または「イントロクイズ」は、日本のTV・ラジオ番組で定着しているクイズの一種であり、『クイズ・ドレミファドン!』は特によく知られている。 なお、曲名として Introduction または Intro と名付けられたものも多数存在する(Introduction (song)
論説
用例:クロード・ベルナール『実験医学序説(原題:Introduction a l’etude de la medecine experimentale )』
文章
物語
音楽
脚注”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
^ a b c d e 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “導入部
^ a b 小学館『デジタル大辞泉』. “導入”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。第2義。
^ a b 三省堂『大辞林』第3版. “導入”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。第2義。
^ a b 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “導入”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。第2義。
^ a b c d 小学館『プログレッシブ英和中辞典』第4版. “introduction”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
^ a b 小学館『デジタル大辞泉』. “イントロダクション”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
^ a b c 三省堂『大辞林』第3版. “イントロダクション”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
^ a b c d 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “イントロダクション”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
^ a b c ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス『音楽用語ダス』. “[introduction-813105 イントロダクション[introduction]]”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “イントロ”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
^ “introduction”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2020年6月3日閲覧。
^ “introduction” (English). Online Etymology Dictionary. 2020年6月3日閲覧。