インディ・ジョーンズ
と運命のダイヤル
Indiana Jones
and
the Dial of Destiny
監督ジェームズ・マンゴールド
脚本ジェズ・バターワース
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(インディ・ジョーンズとうんめいのダイヤル、Indiana Jones and the Dial of Destiny)は、2023年に公開されたアメリカ合衆国のアクションアドベンチャー映画。『インディ・ジョーンズ シリーズ』の第5作目で、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の直接的な続編となる。また、ルーカスフィルムがウォルト・ディズニー・カンパニーに買収されて以来、初となるシリーズ作品である。ジェームズ・マンゴールドが監督、彼とジェズ・バターワース(英語版)、ジョン=ヘンリー・バターワース(英語版)が共同脚本を務めている。これまでのシリーズで監督を務めていたスティーヴン・スピルバーグは監督を降板してプロデューサーを務めている。ハリソン・フォード、ジョン・リス=デイヴィス、カレン・アレンは続投し、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラス、トビー・ジョーンズ、ボイド・ホルブルック、イーサン・イシドール、マッツ・ミケルセンが出演している。 1944年、インディはナチスが略奪した秘宝「ロンギヌスの槍」を友人の考古学者バジルと共に奪還しようとする最中、ナチスの科学者フォラーが偶然見つけたもう一つの秘宝「アルキメデスのダイヤル」の片割れを手に入れる。 時が経ち1969年。アメリカがアポロ計画の月面着陸成功に沸く中、定年を迎え長年勤めた大学教授の職を退いたインディはバジルの娘ヘレナからかつて手に入れた「アルキメデスのダイヤル」の調査を依頼される。同じ頃、アポロ計画の協力者となっていたフォラーもインディに奪われたダイヤルを取り戻すべく、ナチスの残党と共に動き出そうとしていた。
ストーリー
登場人物
インディアナ・ジョーンズ
演 - ハリソン・フォード主人公。数々の冒険を繰広げた考古学の教授にして無類の冒険家。現在も教鞭は取っているが、生徒たちは冷ややかな態度でまともに授業を受けておらず、さらには世間では月面着陸から帰還した宇宙飛行士たちに注目が集まっており、生徒たちはまるで考古学に興味がなく、序盤でそのまま定年退職を迎えた。また、息子のマットを止めることができず、ベトナム戦争に行ってしまい戦死してしまったことを後悔している面も見せる。
ヘレナ・ショー
演 - フィービー・ウォーラー=ブリッジ[3]旧友であるバジルの娘でインディが名付け親。インディからはなぜか“ウォンバット”と呼ばれることが多い。金に執着しており、金儲けのためならどんな汚い手段も平気で使い、インディを騙してアルキメデスのダイヤルの片割れを盗みだして競売にかけようとした。他国で詐欺で捕まり、違法オークションの主催でもあったが、アルキメデスのダイヤルを狙ったのは父親との確執からである事が判明していく。
ユルゲン・フォラー
演 - マッツ・ミケルセン[4][5]元ナチスの物理学者。第二次大戦中にヒトラー命令でロンギヌスの槍を探す任務中にアルキメデスのダイヤルの片割れをたまたま見つけ古代科学の超越した力があることに言及するが、話を聞いていたインディとバジルに奪われしまう。戦後は身分を隠してユルゲン・シュミットと名乗り、アメリカでアポロ計画のロケット開発に携わていた。科学に傾倒しており、ヒトラーの求める神秘的な力には懐疑的であった。インディに奪われたダイヤルを巡って、今度はインディとヘレナを相手に壮絶な争奪戦を繰り広げる。ヴェルナー・フォン・ブラウンを元にしたキャラクター。
レナルド
演 - アントニオ・バンデラス[6]インディの旧友で潜水士。
サラー
演 - ジョン・リス=デイヴィス聖櫃を巡る争奪戦や聖杯探索に協力したインディの友人で、エジプトの発掘屋。