インディジャパン300(Indy Japan 300 mile)は、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイ(1.5マイル・オーバル(楕円)コース)で開催されていたインディカー・シリーズ(IRL)のイベントの一つ。1998年 - 2002年に開催されたCART(のちのチャンプカー・ワールド・シリーズ)イベント、および2011年にロードコースで開催されたインディジャパン・ザ・ファイナル(Indy Japan THE FINAL)についてもここで述べる。 レースは1998年にCARTの一戦としてスタートし、2003年からはIRLの一戦になった。この大会はIRLとしては初のアメリカ以外の開催であり、2008年と2010年・2011年を除き北米大陸以外で開催される唯一のIRLイベントとなっていた。 レースの周回数はチャンプカー時代は201周、インディカーになってからは200周、2011年のロードコースでは63周であった。 ツインリンクもてぎを運営するモビリティランドでは、2012年以降のインディジャパン開催を行わない方針を明らかにしており、2011年が最後の開催となった[1]。 ここまでCARTシリーズ戦、これ以後IRLシリーズ戦 優勝者チームシャーシ/エンジンタイム
目次
1 概要
1.1 大会名称
2 歴代優勝者
3 トピックス
4 INDY JAPAN RADIO
4.1 放送局
5 関連項目
6 脚注
7 外部リンク
概要
大会名称
Budweiser 500K (1998)
Firestone Firehawk 500K (1999-2001)
Bridgestone Potenza 500K (2002)
Bridgestone Indy Japan 300 Mile (2003-2009)
Indy Japan 300 Mile (2010)
Indy Japan THE FINAL (2011)
歴代優勝者
1998エイドリアン・フェルナンデス
1999エイドリアン・フェルナンデスパトリック・レーシングレイナード/フォード・コスワース1:46'01"463
2000マイケル・アンドレッティニューマン・ハース・レーシングローラ/フォード・コスワース1:58'52"201
2001ケニー・ブラックチーム・レイホールローラ/フォード・コスワース1:44'48"888
2002ブルーノ・ジュンケイラチップ・ガナッシ・レーシングローラ/トヨタ2:00'05"882
2003スコット・シャープ
2004ダン・ウェルドンアンドレッティ・グリーン・レーシングダラーラ/ホンダ1:49'48"2611
2005ダン・ウェルドンアンドレッティ・グリーン・レーシングダラーラ/ホンダ2:16'46"0711
2006エリオ・カストロネベスマールボロ・チーム・ペンスキーダラーラ/ホンダ1:59'01"3704
2007トニー・カナーンアンドレッティ・グリーン・レーシングダラーラ/ホンダ1:52'23"2574
2008ダニカ・パトリックアンドレッティ・グリーン・レーシングダラーラ/ホンダ1:51'02"6739
2009スコット・ディクソンチップ・ガナッシ・レーシングダラーラ/ホンダ1:51'37"6411
2010エリオ・カストロネベスチーム・ペンスキーダラーラ/ホンダ2:04'04"4780
2011スコット・ディクソンチップ・ガナッシ・レーシングダラーラ/ホンダ1:56'41"0107
トピックス 2008年レースで降雨のためにピットに引き上げるマシン
2007年シーズンより、インディカー・シリーズはエタノール燃料が使用されている。これが日本の酒税法の課税対象になることが、国税局から指摘されたが、この問題に関しては、使用するバイオエタノール燃料を「エタノール98%・ガソリン2%の、飲用には適さない混合燃料」として調整することで、酒税法に基づく課税を回避することになった。
2008年には、決勝日(4月19日)の前日から降り続いた雨のためにコースの複数個所から水が湧き出るトラブルが発生し、急遽水を吸い出す応急措置がとられたものの一向に治まることが無く、安全が確保できないという判断に至ったために決勝スタートが翌日に順延された。