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『インディゴ地平線』
スピッツ の スタジオ・アルバム
リリース1996年10月23日
録音1995年11月?1996年9月
ジャンルロック
時間45分39秒
レーベルポリドール
プロデュース笹路正徳&スピッツ
チャート最高順位
週間1位(オリコン)
1996年度年間20位(オリコン)
1997年度年間76位(オリコン)
登場回数29回(オリコン)
ゴールドディスク
ミリオン(日本レコード協会)
スピッツ アルバム 年表
ハチミツ
(1995年)インディゴ地平線
(1996年)フェイクファー
(1998年)
『インディゴ地平線』収録のシングル
「チェリー」
リリース: 1996年4月10日
「渚」
リリース: 1996年9月9日
ミュージックビデオ
スピッツ / インディゴ地平線
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『インディゴ地平線』(インディゴちへいせん)は、日本のロックバンド・スピッツの通算7作目のオリジナルアルバム。1996年10月23日にポリドールより発売された。
概要
これまでファンタジックな内容の楽曲が多かったのに対し、前年のブレイクによる影響から本作ではリアリスティックな視点からの楽曲が多くなった。草野曰く「裸足で地面に立ち、真っ直ぐ地平線を見つめるイメージ」。
この頃はバンドとして相当忙しく、歌入れの当日に歌詞が出来ていなかったり、レコーディングも徹夜で行なわれることが多かった。その反作用から、音としては「余裕を見せる」楽曲作りを心掛けたと草野は語っていた。しかし、三輪はこの頃急にギターが弾けなくなってしまい、スケジュールにも遅れが生じていた。最初に決定された発売日(10月23日)が延期されることはなかったが、ミックスダウンにも時間がかかり、アルバム制作は9月初旬まで行なわれることとなった。こういった経緯から、メンバーは「一番思い出深いアルバム」と語っている。
本作では、久々の三輪テツヤ作品に加え、初めてベースの田村明浩の作品が収録された。
カバーモデルは、本作の約二週間前に発売されたライヴビデオ『JAMBOREE 1』のジャケットも飾った小倉智栄[1]で、アルバムの表題曲のPVにも登場。また、本作の発売と同時に開始した全国ツアー「JAMBREE TOUR '96-'97」のステージセットに描かれるモデルにも起用された。
初回仕様はスリーブケース、オレンジカラートレイ、ピクチャーレーベルとなっている。
プロデューサー笹路正徳との最後のアルバム。エンジニアは『Crispy!』の森山恭行が再び起用された(「チェリー」のみ坂本充弘)。
現在オリジナル盤は廃盤となり、LAのエンジニア、スティーヴン・マーカソンによりリマスタリングを施して、2002年10月16日に再発。rockin'onの井上貴子によるライナーノーツが封入されている。
裏ジャケットは、メンバーの目線が異なっている2タイプの仕様がある。
収録曲CD全編曲: 笹路正徳 & スピッツ。
#タイトル作詞作曲時間
1.「花泥棒」草野正宗三輪徹也1:50
2.「初恋クレイジー」草野正宗草野正宗4:09
3.「インディゴ地平線」草野正宗草野正宗4:20
4.「渚」(アルバム・バージョン)草野正宗草野正宗4:47
5.「ハヤテ」草野正宗草野正宗3:15
6.「ナナへの気持ち」草野正宗草野正宗3:42
7.「虹を越えて」草野正宗草野正宗4:13
8.「バニーガール」草野正宗草野正宗3:49
9.「ほうき星」草野正宗田村明浩4:11
10.「マフラーマン」草野正宗草野正宗3:37
11.「夕陽が笑う、君も笑う」草野正宗草野正宗3:27
12.「チェリー」草野正宗草野正宗4:19
合計時間:45:39
楽曲解説
花泥棒
パンクナンバー。草野は「俺には絶対作れない曲」と絶賛した。本当は30秒程度の曲にしたかったらしい。当初は「花泥棒?」と言う箇所を「アパガード?」と歌っていたため、仮タイトルは「アパガード」だった。三輪がボーカルを録った音源も存在する。
初恋クレイジー
TBS系ドラマ『メロディ』の主題歌のオファーがきた際、メンバーは最初「この曲をシングルカットして主題歌に」と希望したが、制作側から「どうしても新曲を」と言われ、「スカーレット」を書き下ろした。ちなみにこの曲は同ドラマの挿入歌として一度だけ使用されている。間奏ではハーモニカによる演奏がある。仮タイトルは「バナ天」。
ジャルジャルの福徳秀介が原作の小説「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」には同曲が登場しており、物語内において登場人物が同曲を「世界最高の演奏」と褒め称えている場面も存在する[2]。なお福徳は中学時代からのスピッツの大ファンである(詳細は本人の項目を参照)。
インディゴ地平線
今作の表題曲で、PVも制作されている。
渚
14thシングル。
表記はないがアルバムバージョンであり、シングルバージョンよりもイントロが長くなっている。本作のタイトル候補でもあった。
ハヤテ仮タイトルは「ロイホ」。ちなみにロイホとはファミレスのロイヤルホストのことで、次曲の「ナナへの気持ち」の歌詞に登場している。
ナナへの気持ち
間奏で聴こえる女性の声は、元エフエム福岡のDJ半田嘉子(現在はベース・田村明浩の夫人)のもので、草野と語り合っている音声のピッチを上げたものだという。初め女の子の名前は「チカ」だったが響きの問題から「ナナ」になった。曲中で描かれている女の子は日焼けしていて髪を染め、大きなピアスをしているという少女像。草野曰く「コギャル賛歌」。
虹を越えて仮タイトルは「山田倉庫」。
バニーガール
13thシングル「チェリー」のカップリング曲。
本作では森山恭行によってリミックスされている。