インテリア
Interiors
監督ウディ・アレン
脚本ウディ・アレン
製作チャールズ・H・ジョフィ
ジャック・ロリンズ(クレジット無し)
製作総指揮ロバート・グリーンハット
『インテリア』 (Interiors) は、ウディ・アレン監督・脚本による1978年のアメリカ合衆国の映画である。目次 ロングアイランドの海岸沿いの瀟洒な家に住む富裕な実業家アーサーは、高名なインテリア・デザイナーであるイヴとは結婚30年を迎え、3人の娘たちは、それぞれ独立していた。長女のレナータは売れっ子の女流詩人だったが、売れない作家の夫フレデリックとの間はうまくいっていない。次女のジョーイも作家で姉にライバル意識を持っており、映画作家の夫マイクと都心に住んでいた。三女フリンは恵まれた容姿と肢体を活かして女優として活躍していた。高慢で自分勝手な性格のイヴは人の思惑に構わず行動するので何かとトラブルの種を撒いていた。 ある日アーサーは娘たちとの朝食の席で目の前にいる妻に対し別居を宣言する。自分の美意識と創造力で家庭の主のように振る舞ってきた妻の姿に耐えられなくなった、というのだ。やがてアーサーが出ていく前にイヴは独りひっそりと家を出て行った。すでに精神的に不安定になっていた彼女はこの別居によって症状が悪化。その奔放さに振り回され続けていた娘たちだが、さすがに一人で暮らす母親に同情し細やかな気遣いを示すがイヴの憂鬱は深まり、遂にガス自殺を図った。一命はとりとめたがイヴにとっては傷心の日々が続き、娘たち自身もパートナーとの関係に悩みがあり、それはイヴへの気遣いとも絡んで事態を複雑化していく。 一方ギリシャへ旅行へ出かけたアーサーは、レナータの家で開かれたパーティーに旅先で知り合ったパールという女性を連れて来た。パールは勝気そうだが常識的でイヴとはまるで正反対のタイプだった。アーサーはパールとの再婚の意向を娘たちに伝える。反対を押し切りアーサーが正式にイヴとの離婚を申し立てパールと結婚した。父の願いを入れて結婚式に列席した三人の娘たちは、式後の空虚なパーティーで複雑な心境を隠すことができなかった。その夜、イヴが一同の寝静まったロングアイランドの家にそっとやって来て、夜明けの海に憑かれたように入っていく。ジョーイが気がついて救出しようとするが、もはや遅かった。葬式の朝、三姉妹の胸には様々な思いが渦巻き海を見つめるのだった。 ※括弧内は日本語吹替 賞部門候補結果
1 ストーリー
2 キャスト
3 受賞・ノミネート
4 出典
5 外部リンク
ストーリー
キャスト
イヴ - ジェラルディン・ペイジ(平井道子)
アーサー - E・G・マーシャル(宮川洋一)
レナータ - ダイアン・キートン(田島令子)
ジョーイ - メアリー・ベス・ハート(岡本茉利)
フリン - クリスティン・グリフィス(潘恵子)
パール - モーリン・ステイプルトン
マイク - サム・ウォーターストン
フレデリック - リチャード・ジョーダン(堀勝之祐)
受賞・ノミネート
アカデミー賞[2]主演女優賞ジェラルディン・ペイジノミネート
助演女優賞モーリン・ステイプルトン
監督賞ウディ・アレン
脚本賞ウディ・アレン
美術賞メル・ボーン
ニューヨーク映画批評家協会賞[3]助演女優賞モーリン・ステイプルトン受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞[4]助演女優賞モーリン・ステイプルトン受賞
英国アカデミー賞[5]助演女優賞ジェラルディン・ペイジ受賞
新人賞メアリー・ベス・ハートノミネート
出典^ a b “ ⇒Interiors”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年9月18日閲覧。
^ “ ⇒The 51st Academy Awards (1979) Nominees and Winners”. 映画芸術科学アカデミー. 2012年9月18日閲覧。
^ “ ⇒1978 Awards”. ニューヨーク映画批評家協会. 2012年9月18日閲覧。
^ “ ⇒4TH ANNUAL”. ロサンゼルス映画批評家協会. 2012年9月18日閲覧。
^ ⇒1979年 英国アカデミー賞 IMDb 2017年7月28日閲覧。
外部リンク
インテリア - allcinema
⇒インテリア - KINENOTE
Interiors
表
話
編
歴
ウディ・アレン監督作品
1960年代
どうしたんだい、タイガー・リリー? (1966)
泥棒野郎 (1969)
1970年代
ウディ・アレンのバナナ (1971)
ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう (1972)
スリーパー (1973)
ウディ・アレンの愛と死 (1975)
アニー・ホール (1977)
インテリア (1978)
マンハッタン (1979)
1980年代