インテラムニア_(小惑星)
[Wikipedia|▼Menu]

インテラムニア
704 Interamnia
仮符号・別名1910 KU
分類小惑星
軌道の種類小惑星帯
発見
発見日1910年10月2日
発見者V. チェルッリ
軌道要素と性質
元期:2008年11月30日 (JD 2,454,800.5)
軌道長半径 (a)3.062 AU
近日点距離 (q)2.602 AU
遠日点距離 (Q)3.523 AU
離心率 (e)0.150
公転周期 (P)5.36 年
軌道傾斜角 (i)17.29
近日点引数 (ω)95.76 度
昇交点黄経 (Ω)280.39 度
平均近点角 (M)119.95 度
物理的性質
長短径350.4 × 303.7 km
質量5.7 ×1019 kg
平均密度3.6 g/cm3
表面重力0.186 m/s2
脱出速度242.9 m/s
自転周期8.727 時間
スペクトル分類F / B
絶対等級 (H)5.94
アルベド(反射能)0.0742
表面温度~160 K
色指数 (B-V)0.645
色指数 (U-B)0.259
Template (ノート 解説) ■Project

インテラムニア[1] (704 Interamnia) は小惑星帯に位置する小惑星で、小惑星帯の中ではケレスベスタパラスヒギエアに次ぎ、5番目に大きい天体である。小惑星帯内の全天体の質量の2.0%を占めると見積もられている。太陽から平均3.067天文単位の位置を公転している。1910年10月2日にイタリアテーラモでヴィンチェンツォ・チェルッリによって発見され、テーラモのラテン語名にちなんで命名された。

いわゆる「ビッグ・フォー」以外では最も大きい小惑星であるが、インテラムニアの研究はほとんど進んでいない。最大のF型小惑星であるが、内部の組成や形は分かっていない。また光度曲線が観測されていないため、黄道座標や赤道傾斜角も測定されていない。かさ密度は高いと見積もられており、全て固体で、気孔や水の痕跡はないと考えられている。その大きさから、太陽系の形成時に小惑星帯で起こったと考えられる衝突に耐え抜いたものと考えられている。

表面がとても暗く、太陽からも比較的離れているため、インテラムニアは口径5cm程度の双眼鏡では見ることは困難である。の付近では、光度は11.0等級になるが、これはベスタ、ケレス、パラスの最も暗い時よりもさらに暗い。近日点にいる時でさえ、光度はベスタより4等級も暗い9.9等級にすぎない[2]

2003年3月に日本とハワイで掩蔽が観測され、長径約350kmの楕円状の形が明らかになった。また、掩蔽された恒星は連星であることも確かめられた。
出典^ “ ⇒全世界の観測成果 ver.2” (Excel). 薩摩川内市せんだい宇宙館 (2018年3月3日). 2019年3月11日閲覧。
^ “ ⇒Bright Minor Planets 2007”. Minor Planet Center. 2008年5月21日閲覧。[リンク切れ]

関連項目

小惑星の一覧 (1-1000)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:8982 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef