インチョン!
Inchon
監督テレンス・ヤング
脚本ロビン・ムーア
製作シドニー・ベッカーマン
石井光治
製作総指揮文鮮明
出演者ローレンス・オリヴィエ
ジャクリーン・ビセット
ベン・ギャザラ
三船敏郎
音楽ジェリー・ゴールドスミス
撮影ブルース・サーティース
編集ジョン・W・ホームズ
ダラス・プエット
マイケル・J・シェリダン
ピーター・テイラー
製作会社ワン・ウェイ・プロダクション
世界基督教統一神霊協会
配給メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM/UA)
公開 1981年5月4日(ワシントンD.C.)
上映時間140分
製作国 韓国
アメリカ合衆国
言語英語
韓国語
製作費$46,000,000[1]
興行収入$5,200,986[1]
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『インチョン!』(Inchon!)は、アメリカ合衆国で1981年に公開された朝鮮戦争を題材にした映画である。タイトルは国連軍の仁川上陸作戦にちなんでいる。
キャストにはローレンス・オリヴィエ、三船敏郎ら大スターが名を連ねたほか、監督にテレンス・ヤング、音楽にジェリー・ゴールドスミスら一流のスタッフを迎え、制作費に約4600万ドルと5年の製作期間をかけた超大作であったが、映画評論家からは酷評され、また興行的にも不振を極め、興業収入はわずか350万ドルしか得られず、約4410万ドル(約110億円)という、当時世界最悪の赤字を出した映画でもある。
この映画にはアメリカ国防総省が1500人の軍人をエキストラとして出演させるなど協力したが、韓国側の財政的支援者に統一教会の文鮮明がおり、特別アドバイザー(映画の立案・企画など)として関与していたために、映画と宗教団体が深く関係しているおそれがあるとして、後に映画に対する支持を取り下げた。またビデオ化もDVD化もアメリカでは公式にされておらず、今後もその予定は無いという。現在は統一教会所有のCATVなどで放映されているほか、YouTubeなどの動画投稿サイトでも閲覧可能である。 統一教会の教祖である文鮮明が、神から映画制作の啓示を受けたとして、弟子であり統一教会初期の祝福家庭12双の一人であり世界日報などを発行する日本人実業家ミツハル・イシイ(石井光治)に、映画制作に投資するように指示した。当初はイエス・キリストの生涯を映画にする意向であったが、結局彼らはダグラス・マッカーサーが神の啓示 映画の監督は『007 サンダーボール作戦』を手がけたイギリス人のテレンス・ヤングとするなどアメリカ側に任された。しかし撮影期間が5年と長期化したのは、映画に関しては素人である当時の国際勝共連合会長であった石井光治 カンヌ国際映画祭には3時間を超える作品を140分バージョンにして公開されたが評判も散々で、映画会社はアメリカでの上映に際し、105分のバージョンを公開した。チケットに賞金一億円の宝くじまでつけたが、不入りのためすぐに公開が打ち切られた。結果として200万ドル以上の収益はあげられず、「世界最悪の赤字を作った映画」や「最も多くの制作費がかかったB級映画」という不名誉な称号を得た。この惨憺たる興行結果を受けて、「神の真理シリーズ」は『インチョン!』一作をもって頓挫することとなった。 ゴールデンラズベリー賞
映画製作の発端
映画制作の現場
映画の評判
受賞歴
最低作品賞と最低監督賞、最低脚本賞、最低主演男優賞の4部門を受賞、最低助演男優賞にもノミネート。
スタッフ
監督:テレンス・ヤング
脚本:ロビン・ムーア
撮影:ブルース・サーティース
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
キャスト
ダグラス・マッカーサー元帥:ローレンス・オリヴィエ
フランク・ハルスワース少佐:ベン・ギャザラ
斉藤:三船敏郎
バーバラ・ハルスワース:ジャクリーン・ビセット
オーガスタス・ヘンダースン軍曹:リチャード・ラウンドトゥリー
デヴィッド・フェルド・パーク:デヴィッド・ジャンセン
出典^ a b “Inchon (1982)
関連項目
世界基督教統一神霊協会
統一教会関連の企業と団体
文鮮明
国際勝共連合
暗号名 黒猫を追え!
朝鮮戦争
外部リンク
⇒世界の栄光と災害(?)映画の歴史
統一教会製作の幻の大作『仁川(インチョン)』ビデオ入手!
Inchon
表
話
編
歴
世界平和統一家庭連合(旧世界基督教統一神霊協会)
歴史
世界基督教統一神霊協会の年表
教祖と家族
文鮮明
韓鶴子
文孝進
洪蘭淑
文仁進(朝鮮語版、英語版)
文興進